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5/17【新日本】BOSJ・Bブロック開幕 デスペがティタンを熱戦撃破 リンダマン戦へ「最高の刺激でお出迎え」を予告

『BEST OF THE SUPER Jr.29』山形・酒田市国体記念体育館(2022年5月17日)
Bブロック公式戦 ○エル・デスペラードvsティタン×

 デスペラードがティタンを破ってスーパージュニア初戦白星。5・25後楽園大会で実現するエル・リンダマンとのシングル初対決へ向けて「最高の刺激でお出迎え」を予告した。

 この日、スーパージュニアBブロックが開幕。熱戦が続いた中、メインイベントに登場したのはデスペラードとティタンだった。5・1福岡ドーム大会で石森太二に敗れ、IWGPジュニア王座から陥落したデスペラードにとって、未制覇のスーパージュニアは頂点返り咲きへ向けた格好の舞台となる。

 ティタンがトップロープからの飛びつきコルバタで先手を取ったが、スピアーで鎮圧したデスペラードはボディスラムを敢行するなど場外戦で圧倒。マスクを引き裂いて揺さぶりをかけると、フロントインディアンデスロックなど足攻めで布石を打った。

 ティタンもマトリックスばりに追撃を回避し、ジャンピングトラースキック、トップロープからのケブラーダ、ミサイルキックと空中殺法を連発して反撃に移った。足を引きずりながらもお返しとばかりにドラゴンスクリューからの変型足4の字固めで捕獲。しのいだデスペラードがヌメロ・ドスで絞め上げても、耐えたティタンは追尾式スイングDDT、内藤哲也ばりのコーナーミサイル、後頭部へのダイビングフットスタンプの猛攻に出た。

 スワンダイブ式フットスタンプが不発に終わると、ティタンは足にダメージ。すかさずスピアーでねじ伏せたデスペラードはギターラ・デ・アンヘルで叩きつけて逆転。ピンチェ・ロコを食い止めたティタンがラ・ミスティカからの丸め込みで粘っても、デスペラードはロコモノで鎮圧。ピンチェ・ロコを爆発させてようやく3カウントが入った。

 デスペラードが苦戦を強いられながらもティタンを撃破。スーパージュニア初優勝へ向けて始動した。試合後はティタンと握手を交わしてノーサイド。「アミーゴ。また日本に来てくれてありがとう。お前と戦うことができてうれしく思う。もっとお前と試合がしたい」とスペイン語で敬意を表した。

 次戦は5・19八戸大会のTJP戦。デスペラードはすでにその先を見据えている。5・25後楽園大会で実現するリンダマンとのシングル初対決だ。リンダマンは明日18日、GLEAT後楽園大会で入江茂弘とのG-REX王座V2戦を控える。それを終えたらスーパージュニアに舞い戻る強行軍だ。

 「今日やって、明日、東京でタイトルマッチ。そのあと八戸? 頭おかしいとしか思えない日程組んでるよ」と一目を置いたデスペラードは「そんな日程組んでても来てくれてるんだ。なぁ、最高の刺激でお出迎えしなきゃ申し訳ないわな」と予告した。そのためにもTJP、ユウタを連破し、無敗でリンダマンの前に立つ。

【デスペラードの話】「(コメントブースに現れるなり座り込み、右ヒザを擦りながら)ああ、痛え! 痛え! 痛え、クソッ! 楽しい! 素晴らしい。ルチャじゃ全然追いつかねえ。いやあ、面白いわ、やっぱあいつ。ティタン、ありがとうよ。来てくれてよ。お前みたいなヤツが来てくれると、最高にやってる甲斐があんだよ。あいつは自分のスタイルをメヒコとハポンのミックスドで“メヒポン"スタイルと呼んでいる。確かにルチャドールがそのまま来ただけじゃな、日本の、あとアメリカのプロレスになかなかフィット出来ないんだけど、あいつはやっぱり考え方が2、3歩先にあるね。素晴らしいよ。でも、悪いけどな、こっち『SUPER Jr.』が始まる前にケチついちまってんだよ。ベルト失くしちゃった。で、石森選手がチャンピオンで…失礼、石森チャンピオンが『俺を見てろ』と。そりゃそうだよ。Aブロック、み〜んなてめえの敵だ。楽しいだろうな。問題はBブロックだ! リンダマンが、いやあえて言うけどリンちゃんが、インタビューで『地味なブロック』って、俺が思ってたことを言っちゃった。言うんかいって思ったけど、まあ実際そうだ。派手な、ヒロムみたいなタイプがいるブロックじゃねえ。だけどその分な、ねちっこいもの見せられるはずだぜ。なあ、ウィーラー・ユウタ、あとロビー、TJP。あのへんなどは今日も見てて分かっただろ。(自分の右の拳を見ながら)これどこまで通用するかな? 全部ぶち抜いてやる、俺のロコモノで」

【ティタンの話】「俺の『BEST OF THE SUPER Jr.』は黒星スタートとなってしまった。だけど負けて得点が獲れなかったことに落ち込むより、今日の試合を通して得たものを次の試合に活かすほうに目を向けたい。俺は今日の結果を完敗とは思いたくない。俺を成長させてくれるチャンスだって思いたい。今日の結果を受けて俺はもう一段上のステップに上がることが出来る。MUCHAS GRACIAS! 日本のみんなありがとう。応援ありがとう。『BEST OF THE SUPER Jr.』、最後まで戦い抜くよ。俺は“エル・イモータル"、ティタン」

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