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5/18【NOAH】デュプリ「このベルトは日本での15年の結晶」 エルガン「タッグ屋の側面みせる」 GHCタッグ戦調印式

 5・21大田区大会のGHCタッグ王座戦「(王者)レネ・デュプリ&イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.vsマサ北宮&マイケル・エルガン(挑戦者)」に向けた調印式が18日、都内ホテルで開かれた。

 2年前にコロナ禍で返上していたタッグベルトを2年ぶり来日で即座に獲り返したデュプリ&ワグナーJr.組。そこに襲いかかったのが、4・30両国大会での一騎打ちを経て意気投合した北宮&エルガンの“日加タフガイタッグ"だった。

 シングルプレイヤーの印象が強いエルガンだが、会見では「まだ世界は自分がタッグの試合でどれほどの選手かということをまだ分かってないんじゃないかなと。アメリカで言うならブライアン・ケイジ、イーサン・ペイジ、こういった素晴らしい選手たちがいますけど、日本に来てマサ北宮選手と戦ったことで、彼が持つタフさを身に染みてわかった。ノアで良いパートナーを見つけたと思っています。素晴らしいチャンピオンだと思いますが、二人のタッグチームでベルトを獲りたい」と“タッグ屋エルガン"の側面の開花を予告。

 相棒の北宮も「カナダ、メキシコ、日本と3国が織り交ざったカオスなチャンピオンシップになるとは思うんだけど、ここはひとつジャパニーズレスラーのタフネスと折れない心で、あとはエルガンのパワーで新しいタッグチャンピオンになりたいと思います」と“大和魂"での戴冠を見据えた。

 迎え撃つ王者組はデュプリが熱弁。「挑戦者の二人は、このベルトが自分にとってどれだけ意味のあるものか分かってない。この日本で15年間、血と汗と涙にまみれた全ての結晶がこのベルト。そんな大きな意味のあるこのベルトを俺たちから取り上げるなんて絶対に不可能だ」と強弁したうえで、「今度の土曜日、しっかりリングに上がってこい。どうなるかというと、ズタズタでボロボロの状態になってリングを降りることになるのは、この挑戦者の二人だ」と宣告。2年前は「負けずにベルトを失った」ことを強調したワグナーJr.も「メキシコとカナダ、俺たちはレ・メキシカーナスとして絶対にこのベルトは手放さない」と加墨同盟での王座死守を宣言した。


【会見の模様】
▼北宮「まずは先日の4月30日、両国国技館の試合後に自分に歩み寄ってくれたエルガンに感謝をしたい。彼の気持ちを汲み取って、最短距離でこのタッグの頂点に俺たちはたどり着こうとしている。カナダ、メキシコ、日本と3国が織り交ざったカオスなチャンピオンシップになるとは思うんだけど、ここはひとつジャパニーズレスラーのタフネスと折れない心で、あとはエルガンのパワーで新しいタッグチャンピオンになりたいと思います。以上」

▼エルガン「これまでシングルの選手としていろいろ成功してきました。メキシコ、カナダ、カタール、そして日本。ですけど、まだ世界は自分がタッグの試合でどれほどの選手かということをまだ分かってないんじゃないかなと。アメリカで言うならブライアン・ケイジ、イーサン・ペイジ、こういった素晴らしい選手たちがいますけど、日本に来てマサ北宮選手と戦ったことで、彼が持つタフさを身に染みてわかりました。そしてこのノアでいいパートナーを見つけたと思っています。チャンピオンの二人、素晴らしい選手です。素晴らしいチャンピオンだと思いますが、ここでカナダと日本の選手が組んだこの二人のタッグチームでベルトを獲って、次の新しいGHCタッグの王者になりたいと思っています」

▼ワグナーJr.「まずここで一つ言わせてほしいことがある。何があったかというと2年前、負けてはいないけど、ベルトを返上することになってしまいました。そして今こうしてベルトに挑戦するチャンスがあり、ベルトが自分たちの元に戻ってきました。自分たちこそ真のチャンピオンだと思っています。メキシコとカナダ、俺たちはレ・メキシカーナスとして絶対にこのベルトは手放さないですし、必ず防衛をしてみせます」

▼デュプリ「パートナーも言った通り、2020年、自分たちはこのGHCタッグチャンピオンになりました。しかし自分たちではどうすることもできない事情で返上せざるをえないことになってしまいました。でも今、しっかりとベルトを自分たちの元に取り戻しました。今回の挑戦者二人、このベルトが自分にとってどれだけ意味のあるものかということがわかっていないのではないでしょうか。この日本で15年間、血と汗と涙にまみれた15年間の全ての結晶がこのベルトなんです。そんな大きな意味のあるこのベルトを俺たちから取り上げるなんて絶対に不可能だ。今度の土曜日、しっかりリングに上がってこい。どうなるかというと、ズタズタでボロボロの状態になってリングを降りることになるのは、この挑戦者の二人なんだからな」

――チャンピオンチームの印象は?

▼エルガン「この二人のチャンピオン、この二人がベルトを獲った姿を見ました。そして二人ともそれぞれに素晴らしい選手ですし、タッグチームとしても素晴らしいチームだと思っています。でも自分はちょっと違う種類のモンスターだ。リングに上がって俺の目を見たら、大概のレスラーは恐れをなしてしまう。この二人にどれだけチャンピオンとしてのプライドがあって、タフだと思っていても、ひとたびリングに上がって俺の目を見た瞬間に怖気づくだろう。だから俺たちはそのままの勢いでこの二人からベルトを獲ってやろうと思っています」

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