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5/21【NOAH】野獣・藤田が朝8時会場入り、第1試合で復帰 「良い経験させてもらいました」

『Dream on 2022 FINAL』東京・大田区総合体育館(2022年5月21日)
○藤田和之vs岡田欣也×

 朝8時会場入りに第1試合出場――。新型コロナ感染で欠場していた藤田が約1ヶ月ぶりに復帰し、文字通り“イチ"から出直した。

 新型コロナ感染で4・30両国大会を緊急欠場し、GHCヘビー級王座も返上。ビッグマッチに穴を開けたことを深く反省する藤田は、GHCヘビー再挑戦を見据えて「列の最後尾に並び直す」と第1試合で若手・岡田との一騎打ちに臨んだ。

 そればかりか、なんと朝8時に会場入り。スタッフと肩を並べてリングや売店の設営作業で汗を流した。試合では開始と同時に奇襲してきた岡田の左ミドル連打や延髄斬りを平然と受け流すと、稽古をつけるかのようにグラウンドでも子ども扱い。必死に食らいつく岡田をエルボー5連発からのボディスラムで黙らせるや、逆片エビ固めで絞め上げてギブアップを奪った。

 大技は一切使わず、まさに文字通り“イチ"から出直した藤田は試合後も深々と礼。バックステージでもあくまで真摯にプロレスと向き合い、岡田にアドバイスも残しつつ「今日は良い経験させてもらいました」と殊勝に語った。

【試合後の藤田】
▼藤田「まあ、点数はつけようがないです。今の自分に点数はつけようがないです。目標ですか? まだ目標とかそういうのはあれじゃないんで。なんかありますか?」

――対戦相手の岡田選手はどうだった?

▼藤田「こういう機会じゃないと若い選手と戦う機会はないので。前向きに捉えて、今日は上がらせていただきました。もっと元気が欲しいですね。普段上の人とやると気を遣うんでしょうね。別に俺なんか全然気を遣わなくていいんだけど。もっともっと打ってきて全然OKですから。若い選手にはもっともっと打つところはしっかりと打ってね。そうやって見せないと。『プロレスでしょ?』じゃなくて、『プロレスなんだ』っていう風に見せられるような1個1個の技を磨いていってほしいですね。上にも責任あるかもしれないけど。という感じですかね。もっともっとしっかりと。今のプロレスはどうとか知らないけどさ、打つところしっかりやらないと、見るところ見えるから。気を遣うものじゃないですよ。体を使うものだから。もっと体を使って、しっかりと打つところ打ってほしい。もっともっと前に出て、気持ちを出してほしい。形ばかりじゃないから。そういうところをちょっと、ノアに限らず、何処の団体でも今そうなんじゃないかなって。まあ、こういう機会の場を与えていただいたから。こういう状況だったけど、もっとポジティブに考えて、プロレス界を変えていったらいいんじゃないかなと思うよ。今日はいい経験させてもらいました。ありがとうございます。プロレスなめられないように。以上」

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