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5/21【NOAH】内紛王座戦は“再契約”ペロス乱入でぶち壊し 結束STINGERとトライアングル戦突入へ

『Dream on 2022 FINAL』東京・大田区総合体育館(2022年5月21日)
GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合 小川良成&クリス・リッジウェイvs吉岡世起&進祐哉

 “敗者STINGER追放"の条件下で行われたGHCジュニアタッグ王座戦は、まさかのPERROS DEL MAL DE JAPON勢乱入でぶち壊しに。ノアと「再契約」したというNOSAWA論外らペロス勢は、保持するオープン・ザ・トライアングルゲートへの挑戦をうながし、一転してSTINGERが対ペロスで再結束した。

 STINGER同門対決となったジュニアタッグ王座戦「(王者)小川&リッジウェイvs吉岡&進(挑戦者)」だが、戦前から襲撃が繰り返され、過熱どころかHAYATAまで巻き込んだユニット分裂状態に突入。「負けたチームがSTINGER脱退」の条件下で行われることで両軍合意する“内紛王座戦"の様相を呈していた。

 吉岡がケブラーダで先制したものの、小川&リッジウェイは得意の足攻めでペースを掌握。代わる代わるに左足を攻めて吉岡を苦しめた。進に代わると、小川の左腕を攻めて猛チャージに出るも、王者組の反撃に遭い、一転して劣勢に。王者組が主導権を渡さない。

 左足のダメージを引きずる吉岡がそれでも奮闘。リッジウェイを大技ラッシュで追い詰めるも仕留め切れない。再び小川&リッジウェイがペースを握り、吉岡の左ヒザに集中攻撃。小川が足4の字固めで絞めに絞めて、ギブアップ寸前となった場面で思いも寄らぬ展開になった。いきなり白い覆面を被ったペロス軍の論外&鼓太郎&Eitaが乱入したのだ。

 論外は両国2連戦後、ノアと契約満了に至ったことを明かし、ペロス軍としてDRAGONGATEマットに参戦。トライアングルゲート王座を奪取し、5月14日はジュニア中心のノア横浜大会の裏で、DRAGONGATE多治見大会に出場し、主戦場を移したと目されていた。突然の乱入に場内は騒然となる。

 ペロス軍はレフェリーを突き飛ばして試合をぶち壊しに。ノーコンテストの裁定が下っても、マスクを脱ぎ捨て小川を暴行。残りの3人も場外に排除した。マイクを持った論外は「おい、俺のこと嫌いなヤツ、喜べ。ノアのリングにペロスが帰ってきたぞ」とアピール。拍手が起こると、「おいおいおい、意外に俺たち人気あるじゃねえか」とご満悦の表情を見せる。Eitaは「お前らSTINGERにプレゼントがあるんだよ」と宣言すると、持ち込んだUber EATSのバックからトライアングルゲート王座のベルトを取り出し、「お前らに挑戦させてやるよ。小川、お前は必ず入れよ。あとの2人は誰でもいいよ」と指名した。

 この暴挙に小川は怒り心頭。内紛状態だったSTINGERだったが、握手を交わし、対ペロス軍で再結束する。リッジウェイが帰国するため、小川は吉岡と進をパートナーに指名。「今日はノーコンテスト? まあ、この続きはチャンスがあれば、またやってもいいし。とりあえず今は3人で組んで、向こうのベルトに。あそこまでされたら、挑戦しないわけにいかないんで」と報復を誓った。

 一方、試合をぶち壊してしてやったりの論外は「再契約だ、再契約。防衛戦はノアジュニアと金剛がつまらないから、俺たちとSTINGERでやる。指名してやったんだから感謝しろ、小川先輩よ。なかなか挑戦できねえぞ、このベルト」と再契約をアピールしつつ、小川を挑発。「これからは遠慮なく俺たちがノアジュニアの中心になるからな。エース宣言だ、エース宣言」と予告した。

【試合後の小川&リッジウェイ、吉岡&進】
――ペロス軍の乱入で試合をぶち壊されたが?

▼小川「タイトルマッチってこと? クリスがもう明日帰るんで。吉岡、進、俺の3人で挑戦してあげますよ。今日はノーコンテスト? まあ、この続きはチャンスがあれば、またやってもいいし。とりあえず今は3人で組んで、向こうのベルトに。あそこまでされたら、挑戦しないわけにいかないんで」

▼進「ブッ壊されて、言われたままで終われるわけねえだろ? 言われっぱなしで終われるわけねえだろ? 俺らがSTINGERだから」

▼吉岡「俺らの覚悟を潰した。そこは責任取ってもらいますよ」

▼リッジウェイ「ほんのしばらくだが、イギリスに帰る。でも、こうしてベルトは持ったまま。ヨーロッパ中に見せびらかして、STINGERとは何なのか、STINGER凄さをヨーロッパの人たちに見せて、帰ってきた時にはもっともっと防衛戦を重ねて、STINGERとしてやっていきたい」

【論外&鼓太郎&Eitaの話】
▼論外「聞きたいことある? 聞きたいことあるなら言うぞ。あんのか、ねえのか?」

――ノアの契約を満了したという発言があったが、今回の乱入は?

▼論外「両国大会はよ、ノアジュニアはあんな感じだし、金剛ジュニアなんかアマチュアの集まりだろ? そんな中で俺たち必要ねえかなと思って、離れようと思って、契約書にサインをしなかったんだよ。なんて言ったって、DRAGONGATEでベルト獲っちまったからよ。そもそも、どいつもこいつも契約がどうのこうのって、いちいちお前らに説明する必要があるのか? どうなんだよ。じゃあ、お前の契約教えてくれよ? 言わねえだろ。それと一緒なんだよ。まあ、契約満了と言った瞬間から、世界を含めて4団体から俺にオファーがあったから」

▼Eita「おいおいおい」

▼鼓太郎「スゲェな」

▼論外「まだ俺も捨てたもんじゃねえんだよ。それから週プロいるか、週プロ。なんだ、今週のあの記事? STINGER特集ってなんだ? あの小川先輩とHAYATA君がベビーフェイスヅラして、焼き肉食って、酒飲んでいるの見て、頭来てノアに戻ってきたんだよ、お前。再契約してやったよ。おい、俺たちの特集しろ。責任取れ、お前が。お前が今ここにいるんだから取れ。上のせいにするな。お前が俺の話を聞いてんだから、責任取ってページを取れ」

▼Eita「わかったな」

▼論外「結局、両国終わって、ノアジュニアの人間が何も言わねえから言うよ」

▼Eita「お願いします!」

▼論外「おい、赤いツノの覆面被っている引退したオッサンも、もう1回ノア見に来いよ。いい試合なんか俺たちはやらねえからよ。スゲェ試合してやるからよ。もう1回見に来いよ。おい、どこに住んでるかわからないけど、指名してるんだから来いや。そんなところだな。再契約だ、再契約。防衛戦はノアジュニアと金剛がつまらないから、俺たちとSTINGERでやる。指名してやったんだから感謝しろ、小川先輩よ。なかなか挑戦できねえぞ、このベルト」

▼Eita「価値あるぞ」

▼論外「仲良し子良しでタイトルマッチやってよ。俺たちのおかげで、抜けなくて済んだんじゃねえか? あの4人は俺たちに感謝しろよ」

▼Eita「助けてやったんだよ」

▼論外「もう1回、STINGER…4人? 5人? 280何番だっけ?」

▼Eita「ちょっと僕は間違えちゃって、283ってリング上で言っちゃったんですけど、間違えました。284でした。すいません。サクッと間違えました」

▼論外「再契約したから、これからは遠慮なく俺たちがノアジュニアの中心になるからな。エース宣言だ、エース宣言」

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