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5/22【新日本】リンダマン苦戦も「G-REX王者の使命感」でTJP撃破 2連勝でデスペ戦へ

『BEST OF THE SUPER Jr.29』秋田テルサ(2022年5月22日)
Bブロック公式戦 ○エル・リンダマンvsTJP×

 リンダマンが「G-REXのベルトとGLEATの使命感」で難敵・TJPを撃破。白星先行でデスペラード戦を迎えることになった。

 初出場となったリンダマンはここまで1勝1敗。その間、ホームリングのGLEAT後楽園大会でG-REX王座防衛も果たした。調子を上げてきた中、この日3戦目に登場。元WWEクルーザー級王者でもあるTJPと対決した。

 リンダマンは大苦戦。LA道場出身のTJPはリバースインディアンデスロック、鎌固め、顔面ウォッシュと新日本にゆかりある技を連発して主導権を握った。リンダマンもスワンダイブ攻撃をキャッチしてエクスプロイダーで反撃を開始。トペコンヒーロを放った。一本背負い、低空DDTの連続攻撃に出たが、クマゴロシをグラウンドコブラに切り返されて攻勢を止められてしまった。

 その後もスワンダイブ式DDT、ファイナルカットの猛攻に追い込まれたリンダマンだったが、串刺しドロップキックを突き刺して逆襲。TJPが仕掛けたスイングDDTをブレーンバスターで切り返した。粘るTJPもジャーマンを2カウントで返すと同時にピノイストレッチで捕らえたが、リンダマンは意地でもギブアップしない。TJPが仕掛けた飛びつき腕十字を丸め込みで切り返すと、ジャーマンで一気にぶっこ抜いて3カウントを奪った。

 リンダマンが初戦黒星から一転、2連勝。「とんでもない選手だったよ。いつどこから何を極められるかわかんないし、実力も知名度も全部あっちの方が上だな」とTJPに一目を置いたが、「G-REXのベルトとGLEATの使命感」で乗り越え、つかみ取った勝利だった。

 次戦は5・24後楽園大会。相思相愛のデスペラードとのシングル初対決がついに実現する。リンダマンは「しっかりこの腕、首、足、全部いかれたけど治して、後楽園3連戦。スタミナがモノを言うぞ。俺に任せとけ。俺だけ見てりゃいいんだよ!」と宣言してみせた。

【リンダマンの話】「(右腕を氷のうで冷やしながらコメントスペースに現れると片ヒザをつき)いやぁ、勝ったけど、勝ったけど、TJPはとんでもない選手だったよ。いつどこから何を極められるか分かんないし、実力も知名度も全部あっちのほうが上だな。本当に最後のジャーマン1個に懸けて離さない、離さない、離さないって、その気持ちだけだ。全然あいつのほうが俺より強いよ。けど、その離さない気持ちを強くしたのは(持参したG-REXのベルトを叩きながら)このG-REXのベルトとGLEATの使命感だな。ティタンに勝ったところから全勝で行くぞって言ったけど、お前らまだ信じてねえだろう! しっかりこの腕、首、足、全部イカれたけど治して、後楽園3連戦、スタミナがモノを言うぞ。俺に任しとけ! 俺だけ見てりゃいいんだよ〜!」

【試合後のTJP、アキラ】
▼TJP「(セコンドのフランシスコ・アキラと一緒にコメントスペースに現れるなり、手に持っていた水の入ったペットボトルを床に叩きつけ)英語でこういうことわざがある。『人生は短距離走でなくマラソンだ』。俺の言いたいことが分かるか? 悔しいことに俺たち(UNITED EMPIRE)は短距離走では負けている。俺が今日負けた敗因は(エル・リンダマンの)若さに敵わなかったからかもしれない。今日は俺の経験の長さも活かされなかったのかもしれない。でも、世界最高峰のリーグで戦っているんだから、今日の結果に少しも怒りはない。それにまだリーグ戦は続いていく。だから、まだチャンスはある。俺たちが大事にしてるのは得点以上のものだ。それはこの団体、この国、世界に対し、俺たちの力というものを証明することだ。ここから得点は上がっていくはずだ。だが、それ以上に俺たちにとって本当に意味があるのは、リーグが終わってから待ち受けているものだ。今はまだハッキリとは言わないでおこう。“CROWNS UP"」

▼アキラ「下は向かない。“CROWNS UP"」

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