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5/24【新日本】コナーズ初白星 田口と真っ向ヒップ合戦展開

『BEST OF THE SUPER Jr.29』東京・後楽園ホール(2022年5月24日)
Aブロック公式戦 ○クラーク・コナーズvs田口隆祐×

 コナーズが田口を相手にヒップアタック合戦で真っ向から渡り合った末に勝利。4戦目にして待望のスーパージュニア初白星を挙げた。

 スーパージュニア初出場を果たしたコナーズだが、ここまで3連敗で勝ち星なし。LA DOJOの一員として前座戦線を沸かせた当時からなじみある聖地・後楽園で田口との4戦目に臨んだ。

 左腕にテーピングを施したコナーズは田口に腕ひしぎ逆十字などの腕関節で狙い撃ちされて序盤から苦もん。ランニング式、スワンダイブ式とヒップアタックを連発された。田口はコナーズの尻に逆水平やヘッドバットを打ち込んだが、自分がダメージを受けて返り討ちにされてしまった。

 自身の尻の威力に開眼したか、コナーズはヒップバット、ランニング低空ヒップアタック、コーナーに追い込んでのヒップバット連打とお株を奪って逆転。田口がヒップアタックを放ってもオーマイ&ガーアンクルは決めさせず。それでも延髄斬りをカウンターでさく裂させた田口がギタったものの、コナーズはカウンターのヒップアタックで迎撃した。

 両者はヒップバットを打ち合う意地の尻合戦に突入。ヒップアタックを何発も打ち合うと、最後は相打ちに。コナーズは前のめりに崩れ落ちた。スピアーも不発に終わり、オーマイ&ガーアンクルに捕まったものの、田口の顔面を自らの尻に激突させて脱出。スピアー、パワースラムでたたみかけると、トロフィーキルを爆発させて3カウントを奪った。

 コナーズが2012年覇者・田口を破り、4戦目にしてようやく初白星。バックステージで開口一番、「勝つのはこんなに気持ちがいいものなんだな」と噛み締めた。左腕を痛めて手負いの状況ながら、お株を奪うヒップ攻撃が勝利の呼び水となり、「腕を狙われそうになったが、何とか免れた。今日は運が味方をしてくれた。俺の“オオキイ ケツ"が勝利に導いてくれた」と勝ち誇った。

 続く5戦目は明日5・25後楽園大会のアキラ戦。ようやく片目を開けたコナーズは「俺がお前をぶっ倒す! 腕が壊れていようが関係ない。やってやるよ」と連勝を誓っていた。

【コナーズの話】「勝つのはこんなに気持ちがいいものなんだな。俺の左腕は骨折してるかもしれない。そんなダメージを抱えた腕で今日の勝負に挑んだが、最後はなんとかして俺が勝った。腕を狙われそうになったがなんとか免れた。今日は運が味方をしてくれた。俺の"オオキイ ケツ"が勝利に導いてくれた。タグチさん、あなたは素晴らしいレスラーだ。もっともっとあなたと対戦したい。あなたからは学ぶものが大きい。次の相手はフランシスコ・アキラ。(アキラのイタリア語訛りの英語を真似するかのように)俺がお前をぶっ倒す! 腕が壊れてようが関係ない。やってやるよ。サンキュー」

【田口の話】「ちょっと、ちょっと待って、ちょっと待ってよ。ああ、クラークかぁ。なんだよあのヤロー、あれは。あんな…(※せき込み)、クソー! クソー、ケツ…ケツの、ケツの打ち合いで勝ったのだけが救いかな。勝負は完敗だ。完敗だ完敗。強かった。クラーク強かった。何だろう? 彼の本来のスタイルじゃないのかもしれないよね。こっちの土俵に上がってきて、上がったのかな? 上がったんだな。上がって…そうか、完敗か。完敗だね。こっちの土俵でやって負けたから完敗だ…」

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