5/24【新日本】石森がSHOに「パーフェクト勝利」で4連勝 天敵・金丸戦へ予告「ぶっ壊す!」

『BEST OF THE SUPER Jr.29』東京・後楽園ホール(2022年5月24日)
Aブロック公式戦 ○石森太二vsSHO×

　IWGPジュニア王者・石森がSHOに「パーフェクト勝利」で4連勝。天敵・金丸との5戦目へ向けて「俺の苦手なアレルギー、金丸義信をぶっ壊す!」と予告した。

　史上3人目となるIWGPジュニア王者の優勝を狙う石森はここまで無敗の3連勝。対するSHOは5・21青森大会でコナーズを無法撃破し、3戦目で初白星を挙げたばかり。4戦目でBULLET CLUB対決が実現した。

　場外戦で幕を開けると、SHOがゴング用の木槌で石森を乱打して先手を取った。ラフ殺法を連発したかと思えばチキンウイングアームロック、ショルダーアームブリーカーと腕攻めを展開。ならばと石森はSHOを右の肩口からコーナー金具に叩きつけたり、ショルダーブリーカーで徹底攻撃したりとBone Lockの布石を打った。

　その後、レフェリーを盾にして互いの攻撃を回避し合うと、SHOがスピアーをさく裂させた。サッカーボールキック連打、トラースキックと蹴りまくったが、ショックアロー、ブラディ―クロスを読み合った際、レフェリーに接触。ハンドスプリングレッグラリアットを放った石森はSHOにIWGPジュニアのベルトを持たせて苦もんし、凶器攻撃を捏造した。

　すかさず石森が丸め込みを連発したが、SHOは3カウントを許さない。ジャーマンでぶん投げ、NEVER6人タッグのベルトを手にした。制止するレフェリーを突き飛ばし、今度はレンチ攻撃を狙ったものの、阻止した石森が奪い取った。逆にレンチ攻撃の構えを見せると、許しを請うSHOにレンチを返し、再びのたうち回って凶器攻撃を捏造。レフェリーがレンチを取り上げたスキに、石森はIWGPジュニアのベルトでSHOの顔面を殴打して3カウントを奪った。

　石森が手段を択ばずSHOを破って4連勝。これで出場20選手中、唯一の無敗で、王者の面目躍如となった。「ノーダメージ! パーフェクト勝利」と高笑いした石森は「レンチのあんちゃんよ、こ・れ・が楽な勝ち方だ」と勝ち誇った。

　快進撃が続く石森だが、「浮かれてらんねぇんだよ」と慢心していない。明日5・25後楽園大会で金丸との5戦目を控えるからだ。「長い年月やり合ってっけど、生涯一度しか勝ててねぇ。その一度も無観客試合。誰の記憶にもねぇ」と自虐気味に言い放ったように、石森にとって金丸は天敵以外の何物でもない。

　だからこそ、勝利で苦手意識を払しょくするしかない。石森は「明日は俺の苦手なアレルギー、金丸義信をぶっ壊す!」と予告し、無敗で後半戦へ折り返す構えをみせていた。

【石森の話】「ノーダメージ!! パーフェクト勝利(笑)。 レンチのあんちゃんよ、こ・れ・が楽な勝ち方だ(笑)。いやぁ公式戦、中日を迎える前に4連勝! よっしゃあ。って浮かれてらんねぇんだよ。明日だよ、うーん。金丸だよ! ああ、“みんな大好きのぶオジ"とか言ってよ。俺は大っ嫌いだよ! 長い年月やり合ってっけど、生涯一度しか勝ててねぇ。その一度も無観客試合。誰の記憶にもねぇ。だからよ! 明日(あす)! 明日(あした)は俺の苦手なアレルギー、金丸義信を! ぶっ壊す!!」

※SHOはノーコメント