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5/30【NOAH】GHCへ小島反撃のメイン締め 潮崎に「残り2週間、俺は24時間お前のことを考えてる」

『NOAH SANCTUARY』クラブチッタ川崎(2022年5月30日)
○小島聡&モハメド ヨネ&小峠篤司vs潮崎豪&原田大輔&谷口周平×

 GHCヘビー挑戦を控える小島が、王者・潮崎の眼前で反撃のメイン締め。公然と「あと約2週間、俺は24時間、お前のことを考えてる」とメッセージを送った。

 6・12サイバーファイトフェスティバル(CFF)でのGHCヘビー級選手権試合「(王者)潮崎豪vs小島聡(挑戦者)」に向けた4度目の前哨戦。川崎大会のメインに据えられた6人タッグマッチで激突した両雄は、序盤から“豪腕"をいかんなくふるいながら激しく火花を散らした。

 中盤には意地のマシンガンチョップなどで潮崎が押し込んだものの、最後を決めたのは小島。ラリアットで突っ込んできた谷口をラリアットで受け止めると、谷口がガクッとヒザをつく。立て続けに垂直落下式ブレーンバスターで追い討ちをかけるや、場外の潮崎を指さしてからウエスタンラリアット叩き込んで3カウントを奪った。

 直近の前哨戦(5・21大田区)では潮崎にピンフォール負けを喫していただけに、小島が“反撃"に成功した形。マイクを握った小島は「潮崎、聞こえるか? あと約2週間に迫ったGHCのタイトルマッチ。準備はできてるか? 24時間、俺のこと考えてるか? おい、どうなんだ?」と問いかけたうえで、「俺はいつもお前のことを考えている。朝起きて、飯食って、昼トレーニングして、そのあとにお前のことを考え、夜もご飯食べたら、寝る前もお前のことを考える。そういう一日をずっと過ごしてきた」と“潮崎漬け"の日々を過ごしていることを明かした。

 さらに小島は「お前も俺のことをもっと知りたかったら、ウィキペディアの小島聡のページでも読んでろ」とメッセージを送って場内をどっと沸かせた小島は、「とにかく最後の締めはこれしか言うことがないけど…「GHCヘビー級チャンピオン、獲っちゃうぞバカヤロー!」と締めくくり、GHCヘビー奪取へ決戦2週間前に“再加速"してみせた。

【小島の話】「この年齢になって、このキャリアになってプロレスが楽しくて楽しくて仕方ない状況になると、ちょっと数年前の俺では考えられなかった。いつの時代もプロレスが好きで、いつの時代もプロレスが楽しいと思ってやってきた。だけど、やっぱりプロレスラーは注目されてることが一番うれしいんだと思う。俺は今、ホントに注目してもらっていて、何年ぶりかに味わうこの気持ちよさ、高揚感、いろんなものを味わって毎日生活させてもらってるよ。それというのも潮崎という凄く良い対戦相手に恵まれたからだと思う。俺はプロレスは一人じゃできないと思ってるんだ。だからこそ潮崎のようなああいう相手に巡り合えてよかったと思う。年は違う、キャリアも違う。だけどリングに立ってれば同じ立場で、同じ条件で戦ってる。ましてやラリアットという武器を持っているんだろ。俺はこのウエスタンラリアットで31年間生きてきた。お前みたいにたくさんの技を持ってるわけじゃない。それだけは覚えとけ。ラリアットたった一つでこのプロレスラーをやってきた。その自負は誰にも負けない。ありがとうございました」

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