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6/4【大谷晋二郎エイド】佐々木健介さんがオープニング登場、大谷にエール 「思いが届くこと信じてる」

『押忍PREMIUM ONE TEAM ZERO1! 大谷晋二郎エイド!!何度でも立ち上がれ!』東京・大田区総合体育館(2022年6月4日)

 頸髄損傷でリハビリ中の大谷晋二郎にエールを送る興行『大谷晋二郎エイド!!』がプロレス各団体が集結して行われ、大会オープニングで新日本時代の先輩にあたる佐々木健介さんがあいさつに立った。

 健介さんの初代付き人を大谷が務めており、2005年の火祭り決勝などで対戦経験もある。引退後はプロレスと一定の距離を置く健介さんだが、スーツ姿でリングに上がると「本日は大谷晋二郎のためにご来場いただき誠にありがとうございます。そして、生配信をご覧の皆さん、ありがとうございます」と切り出した。

 そして「新日本プロレス時代、僕の初代付き人を務めてくれた大谷が試合中に怪我を負い、今もなお病床で戦いを続けています。この怪我との戦いは厳しく、長いものになるかもしれません」と大谷の置かれている現状を気遣いつつ、「皆さん、ご存知だと思います。大谷はどんな時でもいつも笑顔で、いつも前向きに頑張ってきた男です。どんなに苦しい時でも歯を食いしばって立ち上がってきた男です」と大谷の人柄に触れた。

 続いて「僕の付き人の時にこんなことがありました。大谷がIWGPジュニアヘビー級のチャンピオンになった時、『大谷、今までありがとう。チャンピオンだから付き人代わってもらうね』と言ったら、凄く寂しそうな顔をして、『自分にやらせてください。お願いします』という言葉をいただきました」と新日本時代のエピソードを明かし、「そんな大谷だからこそ、新日本プロレス、全日本プロレス、ノア、そして他のいろいろな団体が集まってくれたんだと思います。皆さん、選手たちの熱い戦いを思いっきり楽しんでください。その思いはきっと大谷に届いて、パワーに変えてくれると思います」とメッセージを送った。

 最後に「今日、集まっていただいたファンの皆様、そして、選手、関係者、ご家族の皆様、その思いが大谷に届くことを信じて、大会をスタートします」と語り、大会の幕が開いた。


【健介さんのコメント】

▼健介さん「付け人として頑張ってくれてから何年も経つけど、その時の思いというのはずっと僕の中にあります。大谷は絶対に負けない男だと思ってますので」

――プロレス会場に来るのは久しぶりだが、これも大谷のため?

▼健介さん「現役の時も、引退してからも公私ともに付き合ってきたんで、僕にとってはかわいい弟みたいなもんなんですよ。今日、久しぶりの会場ですけど、こうやって来させていただきました」

――今日はサイン会もやるようだが、できることは協力していく?

▼健介さん「もちろんそうです。僕のできることは限られてると思うんですけど、あるならば自分で動いてやりたいなという気持ちです」

――大谷にかけたい言葉、メッセージがあれば

▼健介さん「かけたい言葉ですか? 今のあいさつを聞いて欲しいなって。僕の思いでしゃべらせていただいたんで。それを聞いて昔を思い出してくれると思うし、元気を出してくれると思うんで」

――大谷と直近で話したのは?

▼健介さん「去年、食事に行った時ですね。選手の皆さんも、もっともっと僕以上のエネルギーを大谷に与えてくれると思うんで、今日はみんなの力にも期待したいです」

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