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6/7【NOAH】“X"は元WWEティモシー・サッチャー 技ありメイン締めで実力者っぷり発揮

『STAR NAVIGATION 2022』東京・後楽園ホール(2022年6月7日)
○ティモシー・サッチャー&杉浦貴&鈴木秀樹&レネ・デュプリ&イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.vs潮崎豪&清宮海斗&マイケル・エルガン&マサ北宮&稲村愛輝×

 ノアマットに新たな実力者が加わった。“X"として登場した元WWEのティモシー・サッチャーが鮮やかな脇固めでメインを締めくくり、ノアデビュー戦を勝利で飾った。

 ノア6月後楽園2連戦初日のメインで予告されていた“X"。その正体はティモシー・サッチャーだった。

 アメリカ・カリフォルニア州出身のサッチャーは、キャリア17年の39歳。いわゆるテクニカルな“レスリング"の攻防に強いこだわりを持ち続ける知る人ぞ知る実力派で、かつてノアとも馴染みの深かったドイツwXwでも数多くのタイトルを獲得した。アメリカ『Evolve』時代にはザック・セイバーJr.や鈴木みのるとも好勝負を繰り広げ、2020年からはWWE(NXT)で活躍。今年1月に契約解除となっていた。

 余計な装飾のない求道者然とした佇まいで現れたサッチャーは、序盤からGHCヘビー級王者・潮崎相手に巧みにコントロールし、弓矢固めやコブラツイストで捕獲。終盤には爆発力をみせた稲村に押し込まれたものの、延髄斬りやスロイダーで応戦するや、最後はラリアットを鮮やかな脇固め(フジワラアームバー)で切り返して一気にギブアップを奪い去った。

 ノアデビュー戦を勝利で飾ったサッチャーは、「本当にここに来られて嬉しい。スズキ選手と以前から親しかったが、声をかけてもらって、こうしてここに来ることができた」と鈴木秀樹のはからいでノア参戦がかなったことを明かすと、「ノアは最高な選手たちが集まっているところ。尊敬している選手たちがたくさんいる。アメリカだとスポーツから離れてしまっているところがあるが、ここにはスポーツとしてのプロレスがあるから、プロレスの試合をしていきたいと思っている」と静かな口調に情熱を込めた。

 サッチャーはあす(8日)のノア後楽園大会では谷口周平とのシングルマッチ、『CyberFight Festival 2022』(6月12日、さいたまSA)ではマイケル・エルガン、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、レネ・デュプリ、サイモン・ゴッチと組んで、杉浦貴&藤田和之&マサ北宮&稲葉大樹&谷口周平組と対決する10人タッグマッチに臨む。

【試合後のデュプリ&サッチャー】
※サッチャーは杉浦軍の面々とともにコメントスペースに現れると

▼サッチャー「スギウラグンは最強に強いチームだ。本当に強い5人が揃ったチームだ」

▼デュプリ「彼がダブルT、ティモシー・サッチャー選手。はるか遠いところから機会を求めてやってき場所がこのプロレスリング・ノアだ。本当にラッキーなことだと思う」

▼サッチャー「本当にここに来られて嬉しい。スギウラグンは最高だと思う。スズキ選手と以前から親しかったが、声をかけてもらって、こうしてここに来ることができた。本当にスギウラグンは最高だと思う。アリガトウ」

――ノアの印象は?

▼サッチャー「ノアは最高な選手たちが集まっているところ。尊敬している選手たちがたくさんいる。フナキさん、スギウラさん、マルフジさん、シオザキさんもそうだが、最高の選手が集まっている」

――これから日本でどんなことをやってみたい?

▼サッチャー「とにかく試合がしたい。アメリカだとスポーツから離れてしまっているところがあるが、ここにはスポーツとしてのプロレスがあるから、プロレスの試合をしていきたいと思っている」

――初来日となるが、日本のプロレスにどんな印象を持っている?

▼サッチャー「日本のプロレスだけではなく、格闘技もそうだが、以前からずっとファンだった。凄く長い時間をかけて、何度も日本に来たいと思っていたが、上手くいかずに来られなかった。ついにやっとこうして日本に来ることができた」

――日本向けのスタイルだと思うが、インパクトを残す自信はある?

▼サッチャー「私のスタイルは日本に合っているんじゃないかと思う。だからこそ必ずここで成功したい。ノアの戦いは凄くハードルが高く、競争が激しいことはよくわかっている」

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