6/12【新日本】帰還アンダーソンがタマ破ってNEVER王座奪取 「どこからの挑戦でも受けて立つ」
『DOMINION 6.12 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール(2022年6月12日)
NEVER無差別級選手権試合 ○カール・アンダーソンvsタマ・トンガ×
新日本帰還を果たしたアンダーソンがタマを破ってNEVER無差別級王座を奪取した。
5・1福岡ドーム大会にジェイ、GOOD BROTHERSのパートナーであるギャローズらとともに現れたアンダーソンはNEVER王者・タマに宣戦布告。この日のタイトルマッチを迎えた。
2016年2月にギャローズとともに新日本を離脱して以来、6年ぶりの帰還となったアンダーソン。ドロップキック、ラリアットでタマに先制を許し、場外ブレーンバスターを敢行されたが、ギャローズがチョークスラムでエプロンに叩きつける援護射撃。ここからアンダーソンがワンサイドに攻めまくった。
タマもフライングボディアタック、ラリアット、ドロップキックの波状攻撃で反撃。アンダーソンがスパインバスターで叩きつけても、ヴェレノで応戦した。ガンスタンはアンダーソンが食い止め、ジャンピングフロントハイキック、ジャンピングパワーボムで攻め込んだが、タマもトンガンツイストで譲らず。その後もガンスタンを読み合い、アンダーソンがバーナードライバー、タマがシュプリームフローと大技合戦の様相を呈したが、乱入したギャローズをタマがガンスタンで蹴散らした次の瞬間、アンダーソンのガンスタンがさく裂して3カウントが入った。
アンダーソンが新日本復帰早々、NEVER王座を奪取した。盟友・ギャローズとともに祝杯を上げると、「タマ・トンガは強い。今日は驚くほどタフな試合だった」と満足げ。「新日本プロレスでも、AEWでも、IMPACTでも、WWEでも、どこからの挑戦でも受けて立つ。俺のNEVERのベルトに挑んで来い」と広く挑戦者を募っていた。
【試合後のアンダーソン、ギャローズ】
▼ギャローズ「(アンダーソンと一緒にコメントブースに現れると置かれている缶ビールを見て)サッポロ(ビール)はお前(アンダーソン)のスポンサーになるべきだ。なんたって、お前は日本プロレス界のレジェンドなんだから」
▼アンダーソン「(日本語で)ノム、フタツ、オネガイシマス! 1本はここにいる友(ギャローズ)のために。チアーズ(とコメントブースに用意された席について缶ビールを手に取る)」
▼ギャローズ「凄い試合だった」
▼アンダーソン「(日本語で)サッポロ、ダイスキ!」
▼ギャローズ「サッポロはGOOD BROTHERSのスポンサーになるべきだ」
▼アンダーソン「(缶ビールを飲むと日本語で)オイシイ。タマ・トンガ、あいつは良いレスラーだ」
▼ギャローズ「凄く良いレスラーだけどバカだ」
▼アンダーソン「タマ・トンガは強い。今日は驚くほどタフな試合だった」
▼ギャローズ「凄まじかったな」
▼アンダーソン「あいつが今のタマ・トンガになる前、俺はあいつのセンパイ(日本語)だった」
▼ギャローズ「(日本語で)ハイ」
▼アンダーソン「タマ・トンガは俺のコウハイ(日本語)だった」
▼ギャローズ「タマチャン」
▼アンダーソン「タマチャンはザ・マシンガンから多くを学んだ」
▼ギャローズ「あいつは今日、リスペクトを学んだ」
▼アンダーソン「今日の俺の試合は最高だった。俺は大勢の観客の前でしかあんなことはしない。ファンが5000人、6000人いればもっと頑張るし、2〜300人しかいなければ気楽にやる。新日本プロレスでも、AEWでも、IMPACTでも、WWEでも、どこからの挑戦でも受けて立つ。俺のNEVERのベルトに挑んで来い」
▼ギャローズ「ワオ! 挑戦者募集だ、ベイベー!」
▼アンダーソン「ビールをもう1本もらおう」
▼ギャローズ「お前には飲む資格がある」
▼アンダーソン「支払いは俺が。(日本語で)レシート、オネガイシマス」
▼ギャローズ「(日本語で)オネガイシマス」
▼アンダーソン「(帰り際に日本語で)マシンガン、チャンピオン、スゴイヨ。ジャアネ。(英語に戻して)タマ・トンガはクソ野郎だ」
【タマの話】「悔しい。NEVER無差別級王者としての初防衛戦で王座から陥落した。だが、世界のみんな、勘違いするんじゃねえぞ。特にお前、カール。お前だって俺がお前に勝てるだけの力があるってもう分かってるんだろう。それは事実だ。このポジションにあまりくつろぎすぎるなよ」