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6/12【新日本】ジェイがIWGP世界ヘビー初戴冠 36分激闘でオカダ粉砕 「プロレス界は俺を中心に回っている」

『DOMINION 6.12 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール(2022年6月12日)
IWGP世界ヘビー級選手権試合 ○ジェイ・ホワイトvsオカダ・カズチカ×

 ジェイがオカダを36分の激闘の末に破ってIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠。「プロレス界は俺を中心に回っている!」と豪語してみせた。

 5・1福岡ドーム大会でオカダが内藤を破ってIWGP世界王座4度目の防衛に成功した試合後、ジェイが電撃来襲。ブレードランナー2発でレインメーカーをKOし、宣戦布告。そしてこの日、両者によるタイトルマッチが実現した。

 試合は36分を超える激闘となった。一進一退の攻防が続くと、ジェイがOTOやテキサスクローバーホールドで絞め上げれば、オカダはマネークリップで応戦。消耗戦の様相を呈した中、急所蹴りでオカダを苦もんさせたジェイがSSS、レッグロックスープレックス、クロスアーム式ブラディサンデーで一気に攻め込んだ。

 オカダもブレードランナーを食い止め、ショートレンジラリアットを連打。レインメーカーが空を切っても、ツームストンパイルドライバー、ローリングラリアットと攻勢に転じた。が、レインメーカーを何度狙っても決められず。ジェイが電光石火のブレードランナーを爆発させて3カウントを奪った。

 オカダがついに陥落。ジェイがIWGP世界王座を引っぺがし、同王座初戴冠を果たした。リング上はこの日、NEVER無差別級王座を奪取したアンダーソンを筆頭とするBULLET CLUBメンバーが占拠。BULLET CLUB大復活祭の様相を呈する中、ジェイは「俺はSWITCH BLADE、ジェイ・ホワイト。プロレス界で最も価値のあるレスラーだ! 俺は史上初、そして唯一無二のグランドスラム・チャンピオンであり、リアル・ベルトコレクター! そして、BULLET CLUBのリーダー! プロレス界は俺を中心に回っている!」と吠えまくった。

 「これで俺とレインメーカー、オカダの成績は4-1に更新された。あいつはファンから最強って呼ばれてるんだろ? だが俺は4回、あいつに勝った上でこのベルトを巻いている! つまり最強はこの俺だ!」。そうバックステージで主張したジェイは「BULLET CLUBによる逆襲」を予告してみせた。一発でオカダから頂点ベルトを奪ったジェイの言うとおり、これから新日マットはこの男を中心に回っていくことになる。


【試合後のジェイ、アンダーソン、ファンタズモ】
▼ジェイ「(BULLET CLUBのメンバーを引き連れて現れると報道陣に向かって)なぜ誰も拍手しない? 久々の俺の(日本のリングでの)シングルマッチだぞ。プロレス界は俺を中心に回っているんだ。もちろん俺1人で全部やってきたとは言わない。だが俺の存在がなければGOOD BROTHERSがBULLET CLUBに戻って来ることはなかった。俺なしではUNDENIABLE…違ったな。INEVITABLEか。いや、どちらの言葉もお前(オースティン)にピッタリくる表現だ。俺がいなければエース・オースティンがBULLET CLUBに入ることは出来なかっただろう。こいつはスターだがな! 俺がいなければ100%元に戻ってはいないとはいえ、今日ファンが声を出して応援することは出来なかっただろう! だからファンのみんな、そしてバックステージの報道陣、どういたしましてだ!」

▼ファンタズモ「(拍手をしながら)ほら! 声援をくれ!」

▼ジェイ「サンキュー。いいか、IWGP USヘビー級、インターコンチネンタル、IWGPヘビー級、NEVER無差別級、そしてIWGP世界ヘビー級、このベルトを全制覇したのは俺だけだ。まだ30歳にも達していないのにこの快挙だ! これで俺とレインメーカー、オカダの成績は4-1に更新された。あいつはファンから最強って呼ばれてるんだろ? だが俺は4回あいつに勝った上でこのベルトを巻いている! つまり最強はこの俺だ! (と叫んでテーブルの上の缶ビールを叩き落とす。1本が破裂し、中からビールが溢れるとファンタズモがそれを拾い上げて嬌声を上げながら飲もうとするが、下から穴が空いているので床に溢れてしまう)。BULLET CLUBによる逆襲だ! ハングマン、用心することだな。大物気取ってるが、お前の友達が新団体を設立しなければスターにはなれなかったくせに。ここ(新日本)ではスターになれなかったよな。俺たちの勝敗を憶えているか? SWITCH BLADEは2-0でお前に勝ち越してる! お前は一度だって俺に勝てたことがない。それからアダム・コール、『オーエン・ハート・ファウンデーション・トーナメント』優勝おめでとう。素晴らしいよ。『Forbidden Door』が間近に迫ってきた。みんなBULLET CLUBとしてどうしたい?」

▼アンダーソン「AEWにSWITCH BLADE並みの実力者はいるか? 答えはノーだ(他のメンバーたちも一緒に『ノー!』)。AEWにGOOD BROTHERS並みのヤツらはいるか? ノーだ!(他のメンバーたちも一緒に『ノー!』) AEWにBULLET CLUB並みのヤツらは? ノー!(他のメンバーたちも一緒に『ノー!』) AEW、最強の選手を連れて来てみろ。俺たちが気にすると思うか? 答えはノーだ(他のメンバーたちも一緒に『ノー!』)」

▼ジェイ「オカダとケニー(・オメガ)はファンから拝められてるな。個人的にケニーに恨みはないが、俺がIWGP USヘビーのベルトをあいつから奪ったことを憶えているか? そうしたら、あいつはどうした? 出ていった。それが俺がプロレス界の中心人物であるという紛れもない証拠だ。実際ケニー・オメガが俺に負けて醜態を晒すこともなければ、ヤングバックスと逃げるように去ってAEWを設立することもなかっただろう。AEWがなければ現在の姿のモクスリーの試合を見ることもなかった。そしてブライアン・ダニエルソンとCMパンクの復活もなかった。それからハングマン・ペイジが(AEWの)トップに登りつめることもなかっただろう。ブリット・ベイカーがリングに上がってることもなかっただろうし、アダム・コールに至っては未だに日の目を浴びることがなかったと思う。だからAEWのファン、そしてAEWとレスラーたち、どういたしまして!」

※BULLET CLUBのメンバーたちが「サンキュー、ジェイ!」と叫ぶ

▼アンダーソン「ジェイは世界最高のレスラーだ」

▼ジェイ「サンキュー!」

▼ファンタズモ「扉は開かれたが、AEWのヤツらはどこにいるんだ?」

▼ジェイ「今日のこのオカダからの勝利も含めて、俺の数々の偉業を見れば、俺が世界トップだって認めざるを得ないだろう。BULLET CLUBにカンパーイ! TOO SWEET!(とメンバーたちとTOO SWEETを決める)」

▼ファンタズモ「チャンピオンに質問は? なしか? OK!」

▼ジェイ「オカダ、目を覚ました時、あまり自分を責めるんじゃないぞ。今日お前はやっと俺の進化とお前は少しも成長していないという事実を実感した。明日からはようやく自分も生まれ変わらないといけないと思い始めるのかもしれない。俺は成長したお前で、また俺の前に現れてくれるのを楽しみに待ってるぞ」

※オカダはノーコメント

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