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6/19【DDT】吉村が同門対決に激勝 準決勝で上野との元パートナー対決へ 「HARASHIMAさんに勝ったからには優勝する」

 『KING OF DDT 2022 2nd ROUND』が19日、東京・後楽園ホールで行われ、吉村直巳が「KING OF DDT 2022」2回戦でDISASTER BOXの兄貴分・HARASHIMAに激勝。7・3後楽園大会の準決勝で上野勇希との元ノーチラス対決が決まった。

 6・16新宿大会の1回戦でクリス・ブルックスを破った吉村がこの日のメインで2回戦を迎えた。相手はHARASHIMA。DISASTER BOX同門対決はじっくりとしたレスリングの攻防で開戦。10分過ぎ、HARASHIMAがファルコンアロー、スワンダイブ式フットスタンプで攻め込んだが、吉村は後頭部へのラリアット、チョークスラムで応戦。15分過ぎにはHARASHIMAがミドルキック、吉村がチョップで激しい応酬を展開した。

 終盤、HARASHIMAが蒼魔刀をさく裂させたが、吉村はロープをつかんで命拾い。HARASHIMAが放ったスワンダイブ式蒼魔刀をキャッチして払腰を決め、パワーボムの猛攻に出た。HARASHIMAも延髄斬り、ハイキックで押し返そうとしたが、勝負に出た蒼魔刀を回避した吉村がOsaka Prideで叩きつけて3カウントを奪った。

 一方、上野は2回戦で佐々木大輔と対決。イス攻撃を食らって大流血に追い込まれ、グラウンド卍固め、クロスフェースロックに捕まるピンチの連続となった。それでも雪崩式フェースバスター、フロッグスプラッシュで決死の反撃。セコンドのKANONがレフェリーの足を引っ張って妨害してきたが、最後は佐々木が狙ったミスティカ式クロスフェースロックを回避した上野がWRを決めて執念で3カウントを奪った。

 全試合終了後、準決勝の組み合わせ抽選が行われ、「吉村vs上野」、「樋口和貞vs秋山準」に決定した。「DDTの後楽園のメインイベント、シングルマッチ、相手がHARASHIMAさん。これってすごく重くて。でも今日勝ったのは僕です」と胸を張った吉村は「HARASHIMAさんに勝ったからには優勝する。僕が準決勝、決勝も勝って、KO-D無差別級のベルトを巻く。それにふさわしいと今日ハッキリと思いました」と断言。上野とはかつてノーチラスで共闘し、KO-Dタッグ王者になったこともある元パートナーで「本音を言えば、決勝で当たりたかった」というが、「シングルで負けたことがないんです。こんなところで止まってられない。同期の上野勇希に負けてられない。準決勝、勝つのは僕です」と言い切ってみせた。

 一方、血だるまになりながらもベスト4に勝ち上がった上野は「この前負けた相手(佐々木)に勝って。吉村君に勝ったことないんで、勝って一歩一歩進んで。僕が優勝して、KO-D持って、DDTを一番広めます」と対吉村初勝利と優勝を期した。

☆7/3(日)東京・後楽園ホール『KING OF DDT 2022 FINAL!!』10:30開場、11:30開始

▼「KING OF DDT 2022」準決勝
吉村直巳
(1/無)
上野勇希

▼「KING OF DDT 2022」準決勝
秋山準
(1/無)
樋口和貞

▼「KING OF DDT 2022」決勝戦
「樋口和貞vs秋山準」の勝者
(1/無)
「上野勇希vs吉村直巳」の勝者
※優勝者が第79代KO-D無差別級王者として認定される
※優勝者には副賞としてDDT公式エナジードリンク「BLACK OUT」販売元の株式会社キャスティングドットジェイピー様より賞金100万円が贈呈される


【佐々木の話】「佐々木大輔の夏は終わった。佐々木大輔の2022年は終わりだ。もう俺には何も残されてない。拳王に負けて、上野なんかに負けて。こんな恥ずかしい人生あるか。俺は耐えられねぇ。自分の人生、考え直す時期かもしれねぇな」

【HARASHIMAの話】「今年こそ僕が勝ち上がらなきゃという気持ちでいたんだけど、今日の吉村は確実に僕より強かったです。悔しさもあるけど、パートナーの吉村が格段の進歩を見せて、僕に勝ったのはうれしいことでもあります。次、やることがあったらやり返します。リング上でも言っててくれたけど、僕に勝ったんだから優勝してベルト巻いてほしい」

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