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6/21【新日本】石井がコナーズ真っ向粉砕でAEW新設王座決定戦へ 「俺がベルトに命吹き込んでやる」

『NEW JAPAN ROAD』東京・後楽園ホール(2022年6月21日)
AEWオールアトランティックチャンピオンシップ初代王座決定4WAYマッチ進出決定トーナメント決勝戦 ○石井智宏vsクラーク・コナーズ×

 石井がコナーズを激闘の末に粉砕し、AEWオールアトランティックチャンピオンシップ初代王者決定4WAY戦への出場を決めた。

 AEWオールアトランティックチャンピオンシップはアメリカAEWの新設タイトル。新日本との合同興行となる6・26シカゴ大会で4WAYマッチによって初代王者が決められる。前夜の後楽園大会で新日本からの出場者を決めるトーナメントが開幕。金丸を破った石井と、本間を撃破したコナーズがその切符をかけて対決した。

 開始と同時にコナーズがショルダータックルを連発して正面突破を図った。何度も正面衝突を繰り返し、エルボー合戦でも譲らず。変則的なロープワークからタックルでなぎ倒してみせたが、石井もタックルでやり返し、バックドロップを敢行。それでもコナーズはショルダータックルをぶちかました。

 その後もコナーズは逆水平合戦で真っ向から渡り合い、ローリングラリアットで競り勝った。石井の師匠・天龍源一郎ばりの背面式ダイビングエルボードロップを投下。スピアーで豪快になぎ倒した。2発目は石井がキチンシンクで迎撃したが、前夜の金丸戦で痛めた左足にダメージを受けてしまった。

 それでも石井はジャーマンでぶん投げ、意地で立ち上がってきたコナーズにワンツーエルボーを乱れ打ち。コナーズがワンツーエルボーで応戦しても、スピアーをキャッチしてのパワーボム、ラリアットでたたみかけた。コナーズも垂直落下式ブレーンバスターを首固めで切り返し、ジャーマン、スピアー連発で食らいついたが、石井は意地でも3カウントを許さない。張り手を食らってもラリアットでねじ伏せると、垂直落下式ブレーンバスターを爆発させて勝負を決めた。

 石井が激闘の末にコナーズを真っ向粉砕。AEW新設王座決定戦にコマを進めた。コナーズの肉薄ぶりが大いに光ったが、石井は「言った通り、やる意味のないトーナメントだろ? 何も起こらないだろ? サプライズもねぇ、当たり前だけが残ったトーナメントだ」と当然の結果と言わんばかり。「俺はハナからあのベルト見てたからな。4WAYだの3WAYとか嫌ぇだけどよ、組まれた以上やってやるよ」と今からシカゴ決戦を見据えると、「あのベルト、俺が命吹き込んでやる」と新設ベルトの歴史を自らの手でスタートさせる構えをみせていた。

【石井の話】「なあ、言った通り、やる意味のないトーナメントだろ? 何も起こらないだろ? なあ、サプライズもねえ、当たり前だけが残ったトーナメントだ。まあ俺は端からあのベルト見てたからな。4WAY? 4WAYだの3WAYとか嫌えだけどよ、組まれた以上やってやるよ。それからあのベルト、俺が命吹き込んでやる」

【コナーズの話】「コーラクエンホールでストーンピットブルとワイルドライノがぶつかったらどうなる? 最後に生き残るのは1人は一人だけ。そうだろ? 俺は全力でぶつかった。でも最後にはやられた。まだまだ先は長いってことだな。でも"GETTING WILD"はこれで終わりだ! 『FORBIDDEN DOOR』のためにアメリカに帰るつもりもない。このまましばらく日本に滞在して、しっかりトレーニングする。イシイ、いつかあなたを倒す。あなただけじゃない。(新日本の)全員を倒していく。そのために全力を尽くす。これからジュニアヘビー級のタイトルマッチが始まる。俺が目指すべき位置だ。セミメインも悪くないけど。メインイベントであのベルトを懸けて闘いたい。オールアトランティックのベルト以上に、もっと強くなっていつかあのIWGPジュニアのベルトを巻きたいんだ。俺の本領を発揮するのはここからだ。日本のみんな、約束するよ。忘れないでくれ、LET'S GET WILDだ」

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