7/7【DRAGONGATE】Ben-Kがノア出陣志願も…YAMATOはトライアングル戦パートナー変更せず 「年寄りに任せておけ」
『HOPEHUL GATE 2022』東京・後楽園ホール(2022年7月7日)
○Ben-K&YAMATO&ドラゴン・キッドvsKzy&BIGBOSS清水&U-T×
勝利を収めたBen-Kがトライアングルゲート王座を奪回すべくノア出陣を志願したものの、YAMATOはキッド、Kagetoraからパートナーを変更せず、「お前はまだ若い。今回は俺たち年寄りに任せておけ。必ずトライアングルのベルトを獲り返してみせる」と誓ってみせた。
現在、トライアングルゲート王座はノアを主戦場にする“PERROS DEL MAL DE JAPON"のNOSAWA論外&Eita&鈴木鼓太郎が保持している。6・26春日部大会ではNATURAL VIBESの挑戦を退けて初防衛に成功し、次期挑戦者にHIGH-ENDを指名。戦いの舞台を独断でノア7・21後楽園大会で決めてしまった。
タイトル戦が迫る中、後楽園大会のセミファイナルにHIGH-ENDのYAMATO&キッド&Ben-Kが登場。NATURAL VIBESのKzy&清水&U-Tと対戦した。
序盤はNATURAL VIBESペース。連係などを適宜見せつつ、代わる代わるにキッドを攻め込んだ。しかし、キッドが自力で挽回すると、YAMATOが反撃へ。3人まとめてコーナーに追い詰め、串刺しドロップキックを放つと、巨体の清水相手にブレーンバスターを予告する。しつこく狙って、ついには投げきり、場内を沸かした。Ben-KもKzyにフロントスープレックスを連発して追随。すかさずYAMATO&キッドはハイジャック雪崩式フランケンを敢行した。
Kzyのピンチに清水が急行。フライングショルダーなど巨体に似合わぬ身軽な技でHIGH-ENDをナデ斬りに。キッドに照準を合わせると、U-Tのロープ飛び越え式コードブレイカー、Kzyのホイップ式エルボースマッシュ、清水のボディプレスが立て続けに火を吹いた。
両軍入り乱れて大技が連鎖すると、Ben-KがスピアーでU-Tを打ち倒して活路。粘るU-Tもビエンジャベに捕らえて巻き返したものの、Ben-Kは強引に抱え上げて脱出。三角絞め狙いをパワーボムで切り返すと、ダメ押しのスピアーで3カウントをもぎ取った。
ノア出陣を前にHIGH-ENDが激勝。試合を制したBen-Kは珍しくマイクを持ち、「後楽園ホール、セミファイナル、勝ったのはBen-Kじゃ!」と雄叫びを上げると、「YAMATOさん、今日は1つ話があるんですよ。7月21日、トライアングルゲート選手権試合、ベルトを獲り返したい。その気持ちは俺にもある。どうかトライアングルゲートメンバー、この俺を入れてもらうことはできないでしょうか?」とノア出陣を志願した。
YAMATOは「Ben-K、お前の気持ちは痛いほどわかる」と理解を示しながらも、「だけどな、7月21日、プロレスリング・ノア後楽園ホール大会でのトライアングルゲート・タイトルマッチは王者・ペロスからの直々の指名だ。俺たちの一存で変えられることではない」と説明。パートナーは変更せず、現状のキッド&Kagetoraと出場する意向を示すと、「お前はまだ若い。今回は俺たち年寄りに任せておけ。必ずトライアングルのベルトを獲り返してみせる」とBen-Kに約束し、「後楽園の皆さん、7月21日プロレスリング・ノア後楽園、トライアングルゲート、この3人で必ず取り返して、またこの後楽園に帰ってきますんで、応援よろしくお願いします」と観客にも誓ってみせた。