7/9【スターダム】羽南がフューチャー最多V8 月山奮戦も一歩届かず

『STARDOM MidSummer Champions 2022〜真夏の王者たち〜』東京・立川ステージガーデン(2022年7月9日)
フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 ○羽南vs月山和香×

　月山が奮戦したものの、あと一歩届かず、羽南がフューチャー王座V8を果たし、最多防衛記録を自ら更新した。

　羽南は6・28後楽園大会で稲葉ともか相手にフューチャー王座をドロー防衛。最多防衛記録となるV7を達成した。試合後、羽南はいまだスターダム未勝利の月山を挑戦者に指名。立川のビッグマッチで、記録更新をかけてV8戦に挑んだ。

　のっけから真っ向勝負の肉弾戦。気持ちを爆発させた月山がスリーパーに絡め取って先手を取る。羽南の腕ひしぎ逆十字固めに捕まって苦しんだものの、飛びつき式コンプリートショット、ミサイルキックから得意の極楽ドン(両腕クロス式変型ボム)がさく裂。これで決まらないとみるや、コーナーからのスイング式極楽ドンまで繰り出した。

　しかし、羽南はニアロープに救われ、3カウントギリギリでロープに足が届く。続くハンマーロック式ブレーンバスターホールドもロープに足を伸ばした。九死に一生を得た羽南がここから逆襲。大外刈りやブロックバスター、フェイマサーと大技ラッシュを浴びせる。月山も絶叫して立ち上がると、オースイスープレックスであわや3カウントの場面を作るが、羽南はギリギリで肩を上げると、再度のフェイマサーで鎮圧。最後はバックドロップホールドで3カウントを奪った。

　月山が初勝利でのフューチャー王座初戴冠まであと一歩のところに迫ったものの、最後は羽南が激勝。これでV8となり、最多防衛記録更新を果たした。「私も戦っていて楽しかったですし、その気持ちが本当に強く伝わってきて嬉しかったです」と試合を振り返った羽南は、「またお互い成長したところで、シングルでやり合いたいです。もっともっとやり合いたいです」と再戦にも前向きだった。

【羽南の話】「8回目の防衛成功しました! 月山和香の凄く熱い思いが伝わってきて。私も戦っていて楽しかったですし、その気持ちが本当に強く伝わってきて嬉しかったです。またお互い成長したところで、シングルでやり合いたいです。もっともっとやり合いたいです。今日はありがとうございました」

【月山の話】「今、コメントを聞いてましたけど…。私もプロレスが大好きです。ありがとうございました」