7/20【新日本】タマが老かいオーエンズ突破で白星スタート 「俺は止まらない」

『G1 CLIMAX 32』宮城・ゼビオアリーナ仙台(2022年7月20日)
Bブロック公式戦 ○タマ・トンガvsチェーズ・オーエンズ×

　タマがオーエンズの老かいな攻めに苦しめられながらも快勝。G1白星スタートを切り、「俺は止まらない」と夏の栄冠獲りへ向けて宣言した。

　5度目の出場となったタマと、2年連続出場のオーエンズが初戦で激突。怨敵となった古巣・BULLET CLUBの一員にタマは苦戦を強いられた。

　まずは場外戦に持ち込んだオーエンズがフェンスへの河津落とし、場外でのスイングネックブリーカードロップで先手を取った。リングに戻ってもオーエンズはダブルスレッジハンマー、ネックブリーカードロップで攻め立て、執ようなネックロックで絞め上げたが、タマも負けてはいない。エルボースマッシュ連打、ラリアット連打、串刺しボディアタックを矢継ぎ早に決め、バックドロップで叩きつけた。

　負けじとオーエンズは回転エビ固めの要領でタマをコーナーマットに激突させて反撃に転じた。ショートレンジラリアット、飛びつきネックブリーカードロップの波状攻撃に出ると、タマはジャンピングハイキック、デスバレーボムで応戦。シュプリームフローが自爆に終わり、場外戦に持ち込んだオーエンズにむき出しにした床へのブレーンバスターを狙われたが、セコンドの邪道が場外マットを戻して食い止めた。続くイス攻撃も邪道が阻止する好フォローを受け、タマはショルダースルーでオーエンズを投げ飛ばした。

　勝機を悟ったタマはすぐさまリングに戻し、シュプリームフローを発射。オーエンズが3カウント寸前に返してもガンスタンを仕掛けた。阻止したオーエンズは後頭部にCトリガーをグサリ。パッケージドライバーを狙う。タマがガンスタンで切り返しにかかっても食い止め、丸め込みを連発。ダイビングガンスタンを不発に終わらせ、コーナー金具に激突させると、パッケージドライバーを仕掛けた。が、これを阻止したタマはシーソーフリップでオーエンズをコーナー金具に激突させると、電光石火のガンスタンをさく裂させて3カウントを奪った。

　タマがオーエンズに苦しめられながらも白星スタート。次戦は7・27後楽園大会で、石井との対決を控える。「アドバイスをやろう。俺に轢き殺されたくなければ俺の邪魔はするな。俺は止まらないし、スピードを緩めることもしない」とノンストップで突き進む構えをみせると、「こんなのまだ序の口だ。始まったばかりだ」とまだまだ続く過酷な夏の戦いを見据えていた。

　一方、オーエンズは初戦黒星。次戦は7・26後楽園大会でオーカーンと対決する。

【タマの話】「アドバイスをやろう。俺に轢き殺されたくなければ俺の邪魔するな! 俺は止まらないし、スピードを緩めることもしない! こんなのまだ序の口だ。始まったばかりだ」

※オーエンズはノーコメント