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8/4【NOAH】稲村「あふれる思いぶつける」 岡田「次はない覚悟で」 “同期対決"N-1出場者決定戦へ会見

 あす(5日)の後楽園大会で「N-1 VICTORY 2022」の出場枠を急きょ争うことになった稲村愛輝と岡田欣也が4日、都内で会見。同期対決ながら、ともにN-1出場への執念をあらわにした。

 ティモシー・サッチャーがビザ発給遅れの影響でN-1を欠場。空いたBブロックの枠をめぐって白羽の矢が立ったのが、稲村と岡田だった。

 サイバーファイトの丸藤正道副社長は「今のノアにはキャリア的には穴を埋める選手は多いんですが、ここはひとつ若い力を見せてほしい。彼らもしっかり俺たちがノア、ノアの勢いをみせるというのを決定戦でみせてほしい。空いた穴からあふれでるような熱い試合をやってほしいし、二人に託したい」と“抜擢"の経緯を説明した。

 稲村と岡田は完全なるヘビー級の同期だが、先をゆく稲村の背中を岡田がずっと追いかけ続けてきた。好機をつかんだ岡田は「一緒に道場で練習してるからこそ、力の差は誰よりも感じてるつもり。試合までの残りの時間で何としても自分を変えられるように、考えて考えて、鍛え抜いて、決死の覚悟で稲村から勝ちたい」と力を込め、「ずっとチャンスをつかめてなかったので、もう次はないと思っています。このチャンスを必死に食らいついて、今まで倒したことがない稲村から勝ちたい」と背水の陣を敷いた。

 一方の稲村はZERO1火祭りにも出場したばかり。最後は関本大介に敗れたものの、優勝決定戦進出も果たして再び名を上げた。「いつもすぐ後ろに岡田がいるんじゃないかって気持ちで僕は戦ってきました。何回もシングルしてますけど、こういうシチュエーションで戦うのは初めてなので、今とても気合が入ってます」と同期の傍らで表情を引き締めた稲村は、「N-1、自分は出場したいです。ホントに出場したいです。このあふれる思いを、熱い思いを明日の岡田との決定戦にぶつけて、勝って、N-1必ず出たいと思います」と岡田に負けず劣らずの熱情をほころばせた。



【会見の模様】
▼岡田「岡田欣也です。これまで僕はずっと結果を残せてなかったので、今年もリーグ戦に出ることはできないと思ってました。ずっとチャンスをつかめてなかったので、もう次はないと思っています。このチャンスを必死に食らいついて、今まで倒したことがない稲村から勝利して、リーグ戦にぜひ出場したいと思います」

▼稲村「稲村愛輝です。N-1、自分は出場したいです。ホントに出場したいです。このあふれる思いを、熱い思いを明日の岡田との決定戦にぶつけて、勝って、N-1必ず出たいと思います。以上です」

――二人は同期だが、互いにどんな存在?

▼稲村「全くの同期。年も同じ。ずっと一緒に練習してきた仲間でもあります。だから岡田の強さっていうのは自分もわかってますし、いつもすぐ後ろに岡田がいるんじゃないかって気持ちで僕は戦ってきました。何回もシングルしてますけど、こういうシチュエーションで戦うのは初めてなので、今とても気合が入ってます」

▼岡田「練習生の頃からずっと僕が後ろを追いかけ続けてきました。一緒に道場で練習してるからこそ、力の差は誰よりも感じてるつもりです。このままでは僕は勝てないと思っているので、試合までの残りの時間で何としても自分を変えられるように、考えて考えて、もっと自分を鍛え抜いて、決死の覚悟で稲村から勝ちたいと思います」

――稲村選手は火祭り決勝進出を果たしたが、このタイミングでN-1出場のチャンスが目の前にあることについては?

▼稲村「火祭りの結果は火祭りの結果ですし。ただ、こうやってチャンスがきたからには、必ずつかみたいと思います」

――岡田選手は「これを逃したら次はない」と話していたが、そこまでの思いに至った背景は?

▼岡田「だいたい僕は今までいつも第1試合で、ずっと負け続けてきて。片や稲村はメインイベントだったり、タイトルマッチだったり、リーグ戦でも準優勝。結果を残し続けてきてるっていうのを僕はずっと後ろで、ずっとリングサイドで見てきてるんで。そして僕はずっと負け続けてきたので、何度も何度もチャンスはこないと思ってますし、このチャンスを絶対つかみたいと思います」

――N-1はどういう舞台?

▼稲村「ノアのヘビー級で戦ってるからには、このリーグ戦出場したいっていうのはずっと1年間、思っていることです。本当に強くなければ出れないリーグ戦だと思ってるので、ここで結果を出して出たいと思います」

▼岡田「最強を決めるトーナメントで、先輩から勝ったことがないような自分が出られるような、そんな甘いリーグではないと思ってるんで、稲村から勝利して、胸を張って出られるように。それぐらい過酷なリーグ戦だと思ってるんで。この一戦を通してもっともっと僕が強くなって、リーグ戦にぜひ出てくれと思われるような戦いをしたいと思ってます」

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