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8/7【全日本】野村が新兵器で初戦突破 8ヵ月ぶり再戦で雪辱も「青柳、もう1回やろう」

『第9回王道トーナメント』東京・後楽園ホール(2022年8月7日)
1回戦 ○野村直矢vs青柳優馬×

 野村が8ヵ月ぶりの再戦となった青柳を新技「インフィニティ」で粉砕し、王道トーナメント1回戦を突破。「青柳、もう一回やろう」と再戦を呼びかけた。

 青柳からの殴り込み要求がきっかけとなって古巣・全日本に参戦中の野村が所属時代に未制覇のままだった王道トーナメントに3年ぶりの出場を果たした。1回戦の相手は青柳。昨年12・16後楽園大会における全日本所属ラストマッチで敗れて以来、8ヵ月ぶりの再戦となった。

 互いを知る両者の一騎打ちは白熱した攻防が展開された。青柳がドロップキックで場外に蹴落としてフェンスに激突させ、フロントネックロックで捕らえれば、野村はショルダータックルを連発するなどの直線ファイトで応戦。カタキトル(変型アームロック)で絞め上げると、スピアーで青柳を場外に吹き飛ばした。

 守勢に回った青柳は掟破りの逆マキシマムで反撃に転じた。野村が掟破りの逆ロックスターバスターで徹底抗戦すると、両者はエルボー合戦で火花。スピアーで突っ込んだ野村を青柳はフロントネックロックで捕まえ、エンドゲームに移行した。

 野村が耐えてもスピンキックをさく裂させ、青柳に流れが傾きかけたが、野村はワンツーエルボーの猛連打で押し返した。後頭部にスピアーをぶち込むと、フロッグスプラッシュ、マキシマムで勝負へ。青柳が3カウント寸前に返して粘っても、野村はアルゼンチンバックブリーカーの体勢から叩き落とすインフィニティ(リバースマキシマム)を敢行して熱戦に終止符を打った。

 8ヵ月ぶりの再戦で青柳に雪辱を遂げた野村が3年ぶりの王道トーナメントで2回戦進出を決めた。「一番の最大のヤマ場」と定めていた青柳戦を突破。その原動力となったのがフィニッシュのインフィニティ。「どうしてもマキシマムだけじゃ取れないから。そんな甘くないから。さらに上、もっと上位の技を」と王道トーナメント用に考案した新兵器だった。野村は初優勝へ向けて「この技でどんどんこれから食っていくから。俺は外敵。やってやりますよ」と宣言してみせた。

 そして青柳にもメッセージを送った。7・14後楽園大会でのタッグ対決後は興味なしを強調していたが、8ヵ月ぶりの一騎打ちによって翻意。「お前とは苦楽を共にしてきた仲。一番一緒にいて、一番きつい思いをして、一緒に飯食ったり、いろんな思い出がある」と前置きした野村は「それまでの戦いとかどうでもいいよ。最近の戦いで、これで1対1だな。青柳、もう1回やろう。俺もお前もまだまだやり足りない」と再戦要求を投げかけていた。

【試合後の野村】
▼野村「一番の最大のヤマ場、青柳優馬戦、突破したぞ。青柳、お前とは苦楽を共にしてきた仲。一番一緒にいて、一番きつい思いをして、一緒に飯食ったり、いろんな思い出がある。この前の12月、自分の全日本ラストマッチは僕が負けました。今回は僕が勝ちです。1対1。それまでの戦いとかどうでもいいよ。最近の戦いで、これで1対1だな。青柳、もう1回やろう。俺もお前もまだまだやり足りない。青柳もう1回だ。もう1回。最高だ。ホント最高。ありがとうございました」

――最後の新技の名前は?

▼野村「あれはインフィニティという名前ですね。どうしてもマキシマムだけじゃ取れないから。そんな甘くないから。さらに上、もっと上位の技を。今日王道トーナメントに向けて開発しました。この技でどんどんこれから食っていくから。俺は外敵。やってやりますよ」

※青柳はノーコメント

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