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8/9【DDT】川松真一朗都議がプロレスデビューへ出陣式 西村との議員対決へ「認めていただけるように全力で」

 8・20大田区大会でプロレスデビューを果たす東京都議会議員・川松真一朗氏が9日、東京・新宿区の東京都議会議事堂第2会議室で出陣式を行い、文京区議会議員・西村修との議員対決へ向けて「全力でファンの皆さま、西村さんに認めていただけるように頑張りたい」と決意表明した。

 川松氏は元テレビ朝日アナウンサー。2013年の東京都議選に自民党から公認を受けて墨田区選挙区から出馬し、トップ当選。現在は3期目に当たる。3・27後楽園大会にベルト贈呈のため来場した際、アイアンマンヘビーメタル級王座を戴冠。6月に陥落したものの高木三四郎社長の勧めもあり、プロレスデビューを決断。大田区大会で高木&高尾蒼馬と組み、西村&彰人&大石真翔組と激突することになった。文京区議会議員の西村とは都議vs区議の図式となる。

 この日、出陣式を行った川松氏はダルマの左目に墨で目を入れ、「私はプロレスが好きで、小さいときから見ていて、いまだにいろんな団体を見ておりますが、憧れだったプロレスラーになれるということが分かりました。こういう暗い世の中ですけど、夢や希望を持てば前に進むんだということで、明るい話題を届けていきたいと思います」と決意表明。「高木さんの勧めがあって、公務に支障がないよう練習したり、DDTの皆さんにいろんなサポートをしていただいております。中身の濃い練習をさせていただいて、高木さんとも夜遅い練習をしたりしています」と時間が許す限り鍛錬を続けてきたことを明かした。

 だが、仕上がり具合については「30年以上プロレスを見てきて、僕が目指す憧れのプロレスラー像からすれば全く足りないです」と自ら認めた。それでも以前から総合格闘技のアマチュア大会出場を目指して柔術と打撃格闘技の技術研さんに励んできたこともあり、「そこをベースに、受け身とかプロレス技に挑戦しています。やる以上は西村さん、彰人さんも含めプロレスラーの皆さんに失礼があってはいけない。政治もプロレスも一生懸命やるんだということを見せないといけないと使命をもってトレーニングしていますので、しっかりとした形はできていると思います」と自信ものぞかせた。

 対する西村は議員対決へ向けて「選挙で勝つというのは認めますけど、プロレスは奥が深い。ものすごく難しい部分がある。コンディション、技を整えなきゃいけない。その前に受け身があり、痛みに耐える精神があります」と“先輩"として説いた。すると川松氏が1枚のTシャツを取り出して「プロレスファンとして西村さんをずっと見てきました。全日本時代の無我のTシャツなんです。サインももらってます」と過去の接点を告白。「憧れの西村さんと戦うのですから、しっかり研究してきた無我の世界を含めて西村さんの胸を借りたい」と敬意とともに意気込むと、西村も「無我は簡単なような、難しい部分なんですけど、本気で敬意をもってくださるなら、こっちも無我とはなんぞやというのをDDTのリングでお見せしましょう」と宣言。「私も心から楽しみにしております。一から百までお教えしたい。一から百までお受けさせていただきます」と真っ向から受けて立つ構えをみせた。

 「DDTを背負ってる彰人さん、大石さんを含め、対戦相手の3名には一人で挑んでいくような、1対3で挑んでいくようなイメージで。そこに高木さん、高尾さんにサポートしてもらうという気持ちで臨みたい」と覚悟を示した川松氏。最後に「全力でファンの皆さま、西村さんに認めていただけるように頑張りたいと思います」と誓っていた。

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