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8/11【NOAH】覚悟の出場・杉浦が小島撃破でN-1白星発進 7年越しリベンジ許さず

『N-1 VICTORY 2022』横浜武道館(2022年8月11日)
Bブロック公式戦 ○杉浦貴vs小島聡×

 「優勝逃せば来年は出ない」覚悟でN-1に臨んだ杉浦が、小島との7年ぶり一騎打ちを制して白星スタートを切った。

 直前会見で「今年ラスト」のプレッシャーを自らにかけた杉浦。小島との“同い年対決"で初戦となった。、2015年のグローバル・リーグ戦以来、約7年ぶりの一騎打ちで、前回は杉浦に軍配が上がっていた。

 両者50歳を超えてものっけから真っ向勝負。小島がマシンガンチョップを繰り出せば、杉浦もマシンガン式の暴走エルボーで応戦。杉浦が予選スラムを繰り出せば、小島もすぐさまウエスタンラリアットをぶっ放して両者大の字となった。

 意地の両者はなおも真っ向からのエルボー合戦で顔面を射抜きあう。垂直落下式ブレーンバスターで切り返した小島が、再度のウエスタンラリアットで仕留めにかかったものの、避けた杉浦はフロントネックロックで絡みつく。これしかないとばかりに絞めに絞め上げて、危険と判断したレフェリーが試合を止めた。

 杉浦が7年越しの雪辱を許さずに初戦白星。「同じ年なのかな。元気でやり合う相手で、嬉しく思うよね」と振り返った杉浦だったが、「でも、俺は負けられないんで、今回の大会は」とやはり強調した。続く公式戦は8・14広島大会での岡田欣也戦。「サクッと勝って、体を休めて。次にまたシングルが続くんでね。それに備えたいです」と見据えた。


【試合後の杉浦】

――小島選手とは7年ぶりの対戦となったが、戦ってみてどうだった?

▼杉浦「まあ、元気というかね。同じ世代、同じ年なのかな。元気でやり合う相手で、嬉しく思うよね。でも、俺は負けられないんで、今回の大会は」

――次は岡田戦となるが、それに向けては?

▼杉浦「まあ、別に。サクッと勝って、体を休めて。次にまたシングルが続くんでね。それに備えたいです。始まったばっかりだから」

【小島の話】「(コメントスペースに倒れ込むと)苦しい…。苦しかった。呼吸が苦しいだけじゃない。戦いの全てが苦しい。そういうものだと思う。N-1というものがたった1戦でどれだけのものか、今は痛感してるよ。たった1試合だけだよ。たった1試合でこれが苦しいってわかるよ。あと何試合すればいいんだ? こんなに苦しい戦い。でも、俺は自分で望んでこうなってるんだよ。好き好んで、苦しいことに望んで入るヤツはなかなかいないんだよ。だけど、プロレスラーだったらそれでいいと思う。苦しい中に身を投じて、初めてプロレスラーだと思うから。凄く苦しいよ、本当に。だけど、凄く楽しいと思う」

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