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8/13【新日本】復帰ジェイがタイチとの大激闘制して5連勝 B単独首位でベスト4王手

『G1 CLIMAX 32』東京・町田市立総合体育館(2022年8月13日)
Bブロック公式戦 ○ジェイ・ホワイトvsタイチ×

 復帰戦となったジェイが大激闘の接戦の末にタイチを破って無傷の5連勝。Bブロック単独首位となり、決勝トーナメント進出に王手をかけた。

 史上初のIWGP世界ヘビー級王者による優勝を狙うジェイはここまで4連勝中。ブロック突破に着々と近づく中、8・9&10広島大会2連戦を熱中症のため欠場したが、この日、復帰を果たし、5戦目でタイチと対決した。

 タイチはジェイを「横綱」と呼んで相撲勝負を要求。ジェイは呼応する構えを見せてサミングでだまし討ち。タイチが反撃の構えを見せると、場外に出て間を取る。セコンドの外道に注意を向けておいてタイチをエプロンに乗せてトップロープにノドを食い込ませ、カメラのコード、エプロンマット、タオルを利してのチョーク攻撃を連発。お株を奪うノド輪で苦もんさせた。

 劣勢が続いたタイチはローキック連打で反撃を開始。強烈なミドルキックで何度もねじ伏せ、サッカーボールキック、スピンキックと蹴りまくる。バックドロップは不発に終わってもローキックでジェイの動きを止めたが、ジェイはデスバレーボムで逆襲。ブレードバスター、コンプリートショット、ジャーマン、裏投げと大技を重ねた。

 SSSを食い止めたタイチはスピンキック、ジャンピングハイキックの連続攻撃で意地の逆襲に出た。天翔十字鳳の構えに入ると、外道が場外であべみほを捕まえて注意を引き、ジェイはバックドロップを敢行。逆水平を連打したが、怒りのタイチは仁王立ち。エルボーをフルスイングすると、外道に迫ってあべみほを救出。両腕アックスボンバーでジェイもろともねじ伏せて外道を制裁した。

 すかさずタイチはタイチ式ラストライドを敢行してジェイを3カウント寸前に追い込んだ。天翔十字鳳を狙うと、ジェイはうつ伏せ状態で倒れて阻止。「それがチャンピオンのやり方か?」と迫ったタイチはジェイの逆水平やラリアットに仁王立ち。SSSで投げられても、すぐさまバックドロップでやり返した。

 ジェイもブラックメフィストを決めさせない。ならばとタイチは顔面蹴りをぶち込み、外道が介入を狙っても急所攻撃で返り討ち。タイチ式外道クラッチで丸め込んでジェイをニアフォールに追い込む。ブレードランナーを阻止して上手投げ、横綱式かち上げエルボーと相撲殺法を連発したが、3カウントは奪えない。ブラックメフィストとブレードランナーの読み合いからバックドロップホールドを決めたが、ブラックメフィストを食い止めたジェイがブレードランナーをさく裂。ダメージが残るジェイはカバーできなかったものの、再びブレードランナーを爆発させてようやく3カウントを奪った。

 ジェイがタイチを激闘の末に撃破して5連勝。Bブロック単独首位となった。熱中症のため広島大会2連戦を欠場したが、復帰早々、タイトルマッチ級の戦いを繰り広げての会心の勝利。欠場中に届いたファンからのメッセージに感謝すると、「Still My Era! Undefeated(無敗)! Switch Blade Era!」の叫びで締めた。

 あとは8・16日本武道館大会の最終公式戦を残すのみ。相手は勝ち点8で追うタマで、負けさえしなければBブロック突破が決まる。熱中症も吹き飛ばし、ベスト4進出に王手をかけたジェイは史上初のIWGP世界王者の優勝へ向けてこのまま突き進む。

【ジェイの話】「ウェルカム! みんな俺がいなくて寂しかっただろ。今日も"ToJay Show"をご覧いただきありがとうございます。司会の"スイッチブレード"ジェイ・ホワイトと"ブラックスミス"ゲドーです。シモダ、来い! (下田さんにイスを持ってこさせる)こっちだ、ほら。サンキュー。(イスには座らず)では、次回のエピソードまで。司会の"スイッチブレード"ジェイ・ホワイトと"ブラックスミス"ゲドーでした。"BREATHE"そして"TOO SWEET"を忘れずに(外道とTOO SWEETポーズをして立ち去る)」

※タイチはノーコメント

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