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8/17【NOAH】鈴木9年越し雪辱ならず…藤田が絞殺勝利で2勝目

『N-1 VICTORY 2022』仙台サンプラザホール(2022年8月17日)
Aブロック公式戦 ○藤田和之vs鈴木秀樹×

 藤田と鈴木の9年ぶり一騎打ちが、ノアN-1・Aブロック公式戦で実現。藤田が鈴木の“雪辱"を許さずに胴締めスリーパーでタップアウトを奪い、2勝目をつかんだ。

 かつてIGFを主戦場としていた両雄。ノアではともに杉浦軍だけに、対戦機会は無かったものの、N-1を舞台に9年ぶりのシングルマッチが実現した。

 両雄は2013年10月のIGF・TDCホール大会におけるIGF王座戦で激突。当時王者だった藤田が1分58秒で鈴木をKOして以来の対決だった。

 序盤から緊迫したグラウンドが続き、一瞬で極まる緊張感が続いた。二人の息遣いが会場に響き続けたが、15分を過ぎてようやく打撃戦に発展。頭突きを放った藤田がジャーマンで投げ飛ばせば、鈴木もすぐさまジャーマンで固めて応戦した。

 さらに鈴木は野獣ボムをリバースして飛びつき逆十字固めで絡みつく。藤田も力ずくで持ち上げてのパワーボムを狙ったが、体勢が崩れて不十分。ならばと荒々しく鈴木の顔面をサッカーボールキックで蹴り飛ばし、そのまま胴締めスリーパーで絞め上げると、鈴木も自らタップしてギブアップを意思表示した。

 9年前は2分足らず、9年後は20分に迫る試合時間だったが、9年越しの雪辱はならず。試合後、珍しくガックリとうなだれる鈴木に藤田は握手を求め、鈴木も悔しげに両手で応じて頭を下げた。

 藤田はこれでN-1・2勝目。バックステージでは、今N-1の定型句「需要の問題、結果がすべて」を記者に言わせると、ピースサインで控室へと消えた。続く8・19後楽園大会の公式戦ではアンソニー・グリーンと対決する。

【試合後の藤田】

――鈴木と9年ぶりの一騎打…

▼藤田「(質問を制して)俺、いつもなんて言ってる?」

――需要の問題、結果がすべて

▼藤田「(※ピースサインをしながら)以上!」


【試合後の鈴木】

――試合を振り返って?

▼鈴木「見た通り、負け。完敗。大負け」

――9年前は2分足らずで終わった試合だったが?

▼鈴木「イングリッシュ、プリーズ」

――ナ、ナインイヤーズ…

▼鈴木「え? 分かんない。今日はダメだ! 負け! 負け!」

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