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8/20【DDT】凱旋・竹下が快勝 「DDTのレスラーとして世界一になる」

『WRESTLE PETER PAN 2022』東京・大田区総合体育館(2022年8月20日)
○竹下幸之介&MAO&ヤス・ウラノvsディック東郷&佐々木大輔&KANON×

 アメリカAEWから凱旋した竹下が快勝。「DDTのレスラーとして世界一になること」を夢に掲げた。

 アメリカAEWに遠征中の竹下が夏のビッグマッチ大田区大会に凱旋。MAO&ウラノとトリオを結成した。対するは東郷&佐々木の師弟タッグにKANONを加えたトリオ。東郷は元KO-D無差別級王者で久々のDDT参戦となった。

 序盤、佐々木と向き合った竹下は一進一退の読み合いを展開。佐々木&KANONのツープラトン攻撃から佐々木のねちっこいフェースロックに捕まったが、ゼロ戦キックを放って一矢報いた。

 その後、セコンドの藤田ミノルとMJポーも加勢して佐々木組が逆転。ウラノの劣勢が続いたが、MAOがダイビングフットスタンプやドロップキックで巻き返す。東郷に相手が代わってもパンチ合戦を制したが、ハリウッドスタープレスが不発に終わると、オクラホマロールで丸め込まれ、クロスフェースに捕まった。

 MAOが劣勢を打開すると再び竹下が登場。佐々木にランニングエルボー、フライングラリアットを浴びせると、プランチャなどでセコンドも含めてなで斬りに。佐々木をブルーサンダーで叩きつけると、MAOとウラノと3人同時の場外ダイブも敢行した。

 佐々木がミスティカ式クロスフェースで逆襲すると、その横で東郷がウラノをクロスフェースで分断する師弟共演をみせた。東郷と佐々木はペディグリーを同時に決め、ダイビングセントーンとダイビングエルボードロップを同時に狙ったが、MAOがやってきて東郷を阻止すると、竹下も佐々木を自爆させた。ならばとKANONがボディエルボー、変型フェースバスターの波状攻撃からメデューサ(グラウンドコブラツイスト)で絞め上げた。

 ここでMAOが旋風脚を放つ好フォロー。竹下もザーヒーをぶち込んだ。藤田がレフェリーを場外に引きずりおろし、ポーが乱入したが、竹下はブレーンバスターで返り討ち。東郷のイス攻撃も食い止めた。佐々木が背後からイスで殴打し、KANONがラリアットを叩き込んだが、竹下は沈まず。フルスイングエルボー、ジャンピングニーを次々に叩き込んで3カウントを奪った。

 竹下が凱旋マッチを快勝で飾った。試合後、マイクを持つと「竹下幸之介、帰ってきました」とDDTファンに再会のあいさつ。「僕の夢は世界一のプロレスラーです。それが現実で目の前まで見えてきました。でも、まだまだここからの壁が高いことは知ってます。僕のホームはこのDDT。DDTのレスラーとして世界一になること。これが最高のドラマティック・ドリームだと僕は信じてます」と言い切った。そして「このあとメインイベント、樋口和貞と遠藤哲哉が最高の試合を見せてくれると思うんで僕も楽しみです。皆さんも大いにご期待ください」とメインのKO-D戦にバトンを渡した。

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