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8/25【ストロングスタイル】シュレックが岡本を絞殺 初合体・船木がタイトル挑戦のススメ

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.18』東京・後楽園ホール(2022年8月25日)
○関根“シュレック”秀樹&船木誠勝vs関本大介&将軍岡本×

 シュレックが岡本を絞殺。そんなシュレックと初タッグを結成した船木がタイトル挑戦を勧めてゲキを飛ばした。

 船木とシュレックは6・9後楽園大会で初めて一騎打ち。船木が勝利したが、今大会では両者が初タッグを結成し、関本&岡本の強力コンビと対戦した。シュレックにとって船木は憧れの存在。船木とのシングル後は悔しさをあらわにしながらも男泣きしていた。

 先発した船木と関本は緊張感溢れるグラウンド戦を展開。控えのシュレックが指示を出すと、船木が三角絞めに絡め取って関本を苦しめる。続いて、シュレックと将軍が対峙。今度は船木が指示を送った。エルボー合戦、ショルダータックル合戦で火花を散らすが、岡本は相撲式タックルで強引に押し切る。

 岡本が強引にラリアットを振り抜くと、関本も逆水平やドロップキックで続き、船木に集中攻撃。再び入った岡本はショートレンジの串刺しショルダータックルからキャメルクラッチに捕獲すると、関本も逆片エビ固めでギブアップを迫った。

 耐え抜いた船木はヒザ蹴りから胸板にローキックを叩き込んで逆襲。あとを受けたシュレックは関本を強引にボディスラムで連続して投げ捨て、全体重を浴びせるようにアバランシュホールドを決める。関本の逆水平を受けても掌底を打ち返し、ヒザ十字固めに捕獲した。しかし、粘る関本はバックフリップを返してピンチを脱する。

 ここがチャンスと岡本は串刺しラリアット、突っ張り連打、低空フライングショルダーと猛攻。投げ捨て式ファルコンアローでシュレックを追い詰めた。関本が加勢に入り、連続串刺し攻撃を浴びせると、ダブルブレーンバスターも火を吹く。

 だが、船木がカットイン。関本を場外に投げ捨てると、岡本にヒザ蹴りを連打し、胸板にミドルキックを放つと、ランニングローキックを浴びせる。すかさずシュレックがセントーンを投下。船木が関本を場外に分断してミドルキックでメッタ打ちにすると、シュレックは岡本とエルボー合戦を繰り広げる。岡本は頭突きからラリアットを叩き込むとロープに走るが、ラリアットを避けたシュレックは豪快なジャーマンをズバリ。ラリアットをぶち込むと、フォールを返した岡本を胴絞めスリーパーで絞め落として勝利した。

 2人揃って勝ち名乗り。握手を交わして健闘を立て合う。意識を取り戻した岡本がシュレックに掴みかかり、乱闘寸前となったものの、船木や関本が間に入って事なきを得た。

 バックステージでは、船木がシュレックを「よかったんじゃないですか。ちゃんとプロレスラーらしく勝ちましたね」と高評価。「あれだけできれば、もうタイトルとか狙ってもいいんじゃないですかね」と提案する。シュレックは「大先輩が僕みたいなまだまだ駆け出しのプロレスラーを凄いサポートしていただいて、なんとか勝てた状況なんで。まだまだだと思います、自分は」と恐縮していたが、船木は「できる時に狙ってください。今がチャンス。やれる時に、まだまだとか言ってたら、どんどんどんどん時が進んでいっちゃうんで、できる時にやったほうがいいです」とゲキ。一騎打ちを経て互いに実力を知っているだけに、タッグ再結成にも前向きだった。

【試合後の船木&シュレック】
▼シュレック「ありがとうございました」

▼船木「よかったんじゃないですか。ちゃんとプロレスラーらしく勝ちましたね」

▼シュレック「本当に助けていただいてありがとうございます」

▼船木「いえいえ、あれだけできれば、もうタイトルとか狙ってもいいんじゃないですかね。いけるんじゃないですか?」

▼シュレック「助けてもらってばっかりなんで」

▼船木「この先の話」

▼シュレック「見ての通り、サポートしていただいて。先輩も大先輩が僕みたいなまだまだ駆け出しのプロレスラーを凄いサポートしていただいて、なんとか勝てた状況なんで。まだまだだと思います、自分は」

▼船木「そんなことないよ。今がチャンスです。できる時に狙ってください。今がチャンス。やれる時に、まだまだとか言ってたら、どんどんどんどん時が進んでいっちゃうんで、できる時にやったほうがいいです」

▼シュレック「確かにそうですね」

▼船木「今のほうがいいです」

――タイミングが合えば、またタッグを組むことも?

▼船木「タッグも組むし、試合もするし、そういう関係ですから。でも、組んでてこんだけ頼もしい人はあんまりいないですね。知ってますからね、中身は。どんだけ打たれ強いかも知っているんで」

▼シュレック「そうですね。自分も船木さんだったら絶対大丈夫だっていうことで、カットもいかなかったですし。実際に戦って強さを知っているんで」

▼船木「スーパーヘビーの中に1人だけジュニアですからね。キツイはキツいですけど」

▼シュレック「テクニックが断トツなんで」

▼船木「いやいやいや、大変でした。ありがとうございました」

▼シュレック「ありがとうございました」

▼船木「タイトル挑戦を」

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