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8/28【NOAH】拳王GHC&N-1同時制覇ならず 野獣・藤田の壁、またも破れず

『N-1 VICTORY 2022』神奈川・カルッツかわさき(2022年8月28日)
Aブロック公式戦 ○藤田和之vs拳王×

 N-1との“同時制覇"を目指してきたGHCヘビー級王者・拳王が藤田に敗れ、最終公式戦で野望がついえた。

 拳王と藤田が注目の再激突を迎えた。昨年3月のGHCナショナル王座戦では藤田が顔面蹴りで拳王を壮絶KO。現GHCヘビー級王者の拳王としては、雪辱の野獣狩りで優勝決定戦進出を決め、“王者&覇者"同時制覇にリーチをかけたいところだった。

 鬼のヒザ攻めに拳王は劣勢に。打撃戦に発展したところで拳王のインローが股間周辺に入り、藤田は股間をおさえてもん絶。拳王は股間を踏みつける執ような攻撃に出た。ようやく立ち上がっての打撃戦となると、今度はソバットが藤田の急所付近を直撃した。

 それでも藤田は張り手乱打で逆襲すると、ツーショルダーを脱いで野獣モードに。「テメー!」と強烈な張り手をぶち込むと、拳王が右ハイキックを放っても倒れずラリアットを叩き込んだ。すかさず顔面をサッカーボールキックで蹴り飛ばした藤田は野獣ボムで豪快に叩きつけて3カウントを奪った。

 藤田が5勝目を挙げ、勝ち点10で公式戦全日程を終了。この結果、鈴木(11点)の決勝進出が決まった。IGF時代の後輩を後押しする形になった藤田は「決勝は鈴木? OK。それでOK。OK、ありがとう」と満足げだった。

 一方、拳王は勝ち点9で終戦。ブロック突破ならず、GHC&N-1ダブル制覇の野望はついえた。「最近、人間・藤田和之とかいって試合が全然面白いくねえ人間を野獣に戻してやろうとやったけど、痛い目みたな」と唇を噛んだ拳王は「今日の負け、一生忘れねえぞ。リーグ戦の負け、一生忘れねえからな」と噛み締めつつ、「俺がこのリーグ戦負けたヤツ、引き分けたヤツ、いつでも倒してやるよ」と宣言。「決勝いけなかったけど、またチャンピオンとして新たなスタートきってやる」と前を見ていた。

【藤田の話】「決勝は鈴木? OK。それでOK。OK、ありがとう」

【拳王の話】「リーグ戦優勝する、プロレス界の伝統クソくらえって言ってても、結果はこれか。歯がゆいな。ああクソ。今日もなんか最近、人間・藤田和之とかいって試合が全然面白いくねえ人間を野獣に戻してやろうとやったけど、痛い目みたな。だが! そのぐらい強い相手を倒すからプロレスは面白いんだぞ。プロレス面白えよな。俺がこのリーグ戦負けたヤツ、引き分けたヤツ、いつでも倒してやるよ。今日の負け、一生忘れねえぞ。リーグ戦の負け、一生忘れねえからな。決勝いけなかったけど、またチャンピオンとして新たなスタートきってやる」

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