8/31【RIZIN】9・25さいたまSAへ会見 メイウェザー「最高の選手同士が戦う試合になる」、未来「顔面に強烈な一撃入れたい」
9・25さいたまスーパーアリーナ大会でエキシビションマッチで対戦するフロイド・メイウェザー、朝倉未来が31日、ハワイ・ホノルルのワイキキビーチで会見。「最高の選手同士が戦う試合になります。最善を尽くして戦うだけ」と自信満々のメイウェザーに対し、未来は「メイウェザーの顔面に強烈な一撃入れたい」と予告してみせた。
50勝無敗で史上初のボクシング5階級制覇を成し遂げたメイウェザーと、日本MMA界の第一人者・未来の対決がエキシビションマッチながら実現する。決戦が1ヵ月を切った中、この日、両者がハワイの地で会見に臨んだ。
2018年大みそか、那須川天心にTKO勝ちを収めて以来、約4年ぶりの来日となるメイウェザーは「日本には何度も行っています。日本は素晴らしい国」と話し、「試合でも楽しみたいと思いますし、ベストを尽くしたいと思います。皆さんが楽しめる試合をしたいと思います」と意気込んだ。
「予測がつかないのが試合。私は自分のスキルを信じて戦うだけです。これだけスキル、才能のある選手と戦えるのを光栄に思っています」と未来に敬意を表したメイウェザーは「朝倉選手は今、日本でも最高のファイターだと聞いています。ただ、フロイド・メイウェザーはボクシングで世界最高と言われてきました。最高の選手同士が戦う試合になります」とキッパリ。「一番のレベルで戦えるように準備していきます。最高のレベルというのは世界タイトルマッチ、オリンピックのようなレベルで戦うことを私は常に考えています。最善を尽くして戦うだけ」と平常心で言い切った。
会見には平本連も通訳として同席。メイウェザーは平本を通じて「エキシビションマッチだけど、俺のパンチで朝倉未来の鼻はナスぐらいに膨れ上がる」、「パンチはジェット機とハエぐらいスピードが違う」などと強気発言を連発した。
対する未来は静かに闘志を燃やすように終始、落ち着いた様子。「9月25日はメイウェザーの顔面に強烈な一撃入れたいと思います」と予告した。現地メディアの質問は世界的ビッグネームのメイウェザーに集中。会見はメイウェザー独演会の様相を呈したが、未来は「いつも俺はこんなことをして凄いと言ってますけど、俺と戦うのは初めてだろって。あと話いつも長いんだけど、もうちょっとまとめるようにできないの?」とチクリ。RIZINのオープンフィンガーグローブをプレゼントし、「そのグローブでやれる自信があったら試合でそれで殴り合いましょう」と挑発。フォトセッションの際は左の拳をメイウェザーのアゴに向けて鋭い視線でにらみつけていた。
【会見の模様】
▼未来「9月25日はメイウェザーの顔面に強烈な一撃入れたいと思います」
▼メイウェザー「皆さんにはこの試合ぜひ注目していただきたいと思います。日本には何度も行っています。日本は素晴らしい国です。エンターテインメントも素晴らしいものがあり、とても楽しい国です。試合でも楽しみたいと思いますし、ベストを尽くしたいと思います。皆さんが楽しめる試合をしたいと思います。前回、試合をさせていただきました。今回も素晴らしいチャンスをいただきました。皆さんが心から楽しめる試合をしたいと思います。日本に行くことを楽しみにしています。日本では最善を尽くします」
――どんな試合になると思う?
▼メイウェザー「何が起こるか誰にもわかりません。日本には素晴らしいファイターが過去育ってきました。素晴らしい選手がたくさんいます。朝倉選手は今、日本でも最高のファイターだと聞いています。ただ、フロイド・メイウェザーはボクシングで世界最高と言われてきました。最高の選手同士が戦う試合になります。ファイターは全て尊敬していますし、一番のレベルで戦えるように準備していきます。最高のレベルというのは世界タイトルマッチ、オリンピックのようなレベルで戦うことを私は常に考えています。最善を尽くして戦うだけです」
――前回の天心戦は100数十秒で終わったが、同じ結果を望む?
▼メイウェザー「試合をしてみないとわかりません。見ている人もわからないのではないでしょうか。予測がつかないのが試合。私は自分のスキルを信じて戦うだけです。これだけスキル、才能のある選手と戦えるのを光栄に思っていますし、いずれにしても結果は9月25日に出ます。いろんな相手と戦ってきましたが、相手もメイウェザーだと思ってかかってくるわけですよね。おそらく誰でもメイウェザーと戦う選手は緊張するると思います。彼も緊張していると思いますが、ベストを尽くしてくるでしょうし、私もベストを尽くします」
――現役の頃に比べて練習量は減っている?
▼メイウェザー「トレーニングはしていますよ。トレーナーも一緒に来ているぐらいです。日本のファイターも私と一緒に来ています。おそらく9月25日以降、いろんな日本の選手と試合をすることを楽しみにしています。もちろん現役時代より練習量は減っていますが、ベストな試合ができる準備はできています。何日かトレーニングしては何日か休んでのサイクルです。トレーニングはそれほどハードではないです。もちろん生活を楽しむ余裕も持ちたい。それでも常にできることはやっています。トレーニングは続けています」
▼平本連「今日は通訳で呼んでもらいました。代わりに僕が日本語でしゃべりたいと思います。(メイウェザーから耳打ちされて)お前は俺ぐらい稼いでから調子に乗れとメイウェザーさんが言っています。ダサい服のブランドを出してんじゃねぇ。TMTを見習えとメイウェザーさんが言っています。エキシビションマッチだけど、俺のパンチで朝倉未来の鼻はナスぐらいに膨れ上がるとメイウェザーさんが言ってました。朝倉未来とメイウェザーさんのパンチはジェット機とハエぐらいスピードが違うので試合を楽しみにしていただけたらとメイウェザーさんが言ってます」
――多くの日本人にスーパーファイトと言われているが、この試合はどんな意味がある? 天心戦、ローガン・ポール戦との違いはある?
▼メイウェザー「常に試合ができるのは私にとってうれしいことです。相手が誰であっても自分のスキルを試し、様々な若い選手に対して自分の力を試せるのは楽しいことです。いろいろな格闘技の選手と戦えること、これは私にとってとてもいい経験になります。天心選手は私をちょっと見くびっていた部分があったのではないかと思いました。日本には素晴らしい才能あふれるファイターがたくさんいます。アメリカにも素晴らしいファイターがいる。アメリカのファイター、日本のファイターそれぞれお互いのスキルを試せるような試合がもっと行われれば何よりだと思います。私自身もこうした素晴らしいファイターと、日本だけでなく他の国のファイターとも戦えるチャンスがあればそれを楽しみにしているところです。フロイド・メイウェザーはボクシングだけでなく、いろいろなスタイルで日本でも中国でも他でも戦えることを示したいと思います。天心選手も素晴らしいファイターでしたし、朝倉選手も素晴らしいファイターだと思いますので、ベストを尽くして戦うだけです。そしてファンに対しても、ベルトラインに名前を入れてもらっているスポンサーに対しても私のスキルを示したいですし、皆さん、素晴らしい試合になると思いますので、注目していただければと思います。今までハワイで試合をしたことがありませんが、RIZINがハワイで戦える機会を設けていただければ、それも楽しみにしたいと思っています」
▼未来「いつも俺はこんなことをして凄いと言ってますけど、俺と戦うのは初めてだろって。あと話いつも長いんだけど、もうちょっとまとめるようにできないの? プレゼントでオープンフィンガーあげるんで、そのグローブでやれる自信があったら試合でそれで殴り合いましょう」
▼メイウェザー「私から言えることはRIZINがMMAを選べばMMAのギャラを払っていただく必要があります。ボクシングだったらボクシングということになります。私自身は何の試合か聞いたうえで、9月25日の試合を私にオファーしてくれた人の指示に従うだけです。MMAを選べばMMAのルールに従います。ただ今回はボクシングです」
