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9/3【NOAH】ムタ裏切りの毒霧噴射でオーカーン激怒、アメリカ&新日本降臨を示唆 “魔界帝国同盟"で快勝も…

『N-1 VICTORY 2022 GRAND FINAL』エディオンアリーナ大阪(2022年9月3日)
○グレート-O-カーン&グレート・ムタ&NOSAWA論外vs拳王&征矢学&タダスケ×

 大阪最後の降臨となったムタが、グレート-O-カーンとの“魔界帝国同盟"で快勝。だが、試合後にはムタが緑の毒霧噴射で裏切り、オーカーンは怒りに震えた。

 来年1月にラストマッチに臨むムタは1990年9月7日、ここエディオンアリーナ大阪(府立体育館)でのサムライ・シロー(越中詩郎)戦で日本デビュー。あれから32年、ムタが大阪に「さよなら」を言いに来た。

 しかも新日本UNITED EMPIREからグレート-O-カーンを招へいし“魔界・帝国同盟"が実現。ノア初参戦となるオーカーンは「GHCヘビー狙い」を公言し、迎え撃つ王者・拳王は、直前会見で竹刀を机に叩きつけて激怒していた。

 “怒りの拳王様モード"の拳王が竹刀片手に、オーカーンはおどろおどろしく、そしてムタが幻想的に大阪最後の入場を果たすと、場内は異次元空間に。

 試合ではムタ&オーカーンの世界観が全開に。いきなりオーカーンが本部席のGHCヘビー級ベルトを投げ捨てて拳王を挑発すれば、ムタもひらひらと場外を漂い、最前列の観客女性から、携帯用小型扇風機を拝借して場内を笑顔に染めた。

 中盤にはムタとオーカーンはともに舌なめずりしながらタダスケの首を絞め上げ、拳王にもドラゴンスクリューを発射。さらにオーカーンもコーナーでの“玉座"でふんぞり返って拳王に屈辱を与えた。

 怒りの拳王もオーカーンに迫られた“靴なめ"は徹底拒絶。逆に大空スバル式羊殺しの体勢に入ったオーカーンを竹刀めった打ちすると、さらにはレガースにオイルをぶっかけての“蹴炎"(火のついたレガースでのミドルキック)を狙った。

 だが、忍び寄ってきたムタが阻止すると、逆に一瞬の火炎攻撃で拳王を排除。返す刀で征矢に赤い毒霧を見舞って排除するや、論外がシャイニング・ウィザード、ムタが閃光魔術をタダスケに発射。そのままオーカーンがエリミネーターでタダスケから3カウントを奪い去った。

 “魔界帝国同盟"がナンバの夜に鮮やかな快勝。…が、試合後にも一波乱待っていた。場外の拳王めがけて高笑いを決め込むオーカーンの背後に忍び寄ったムタは、振り返りざまに“裏切り"の緑毒霧を噴射。「ムタ…ムタァ!!」と暗闇にもがきながら激怒するオーカーンを尻目に花道を引き上げると、大阪への「グッバイ」な首かっきりポーズとともにスモークの中へと消えた。

 さらにバックステージでは「ファッキン・オーカーン。シーユー・スーン、メイビー・ユナイデットステイツ、メイビー・ニュージャパン・トゥー」と意味深にコメント。次はアメリカ、はたまた新日本か。ムタは最後まで孤高の神出鬼没を貫く。


【ムタの話】「ファッキン・オーカーン。シーユー・スーン、メイビー・ユナイデットステイツ、メイビー・ニュージャパン・トゥー」

【オーカーンの話】「(※のたうち回りながらバックステージに現れ)ァアア! あぁあ苦しい! ウァアア!! ムタ…ムタァァア!! 裏切ったな!! 帝国の支配者…この俺を裏切ったな!!! 生きては返さん…! その足折って、地べた這いずり回して……うあぁあ!! 愛犬がご主人さまの顔をペロペロ舐め回すように余の靴を舐めさせて生き恥をさらさせてやる! ムタ! 殺してやる! ムタァ!!!」

【拳王の話】「何が魔界帝国同盟だ。あぁ!? 組んで一日で仲間割れ。俺はそんなちっぽけなヤツらを相手にしてねえんだよ。グレート-O-カーンなんて眼中にねえよ! 新日本プロレスで思い出したわ。俺は新日本プロレスに一人だけ戦わないといけないレスラーがいる。ただ“今"ではないよな……」

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