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9/6【新日本】KUSHIDAが査定長期化に不満あらわも…石森「俺の腕ぶっ壊してみろよ」

『バーニング・スピリット』東京・後楽園ホール(2022年9月6日)
○KUSHIDA&本間朋晃vs石森太二&外道×

 KUSHIDAが石森の査定長期化に不満をあらわ。それに対して石森は「今シリーズ、俺の腕だったりどっかしらぶっ壊してみろよ」と挑発した。

 3年半ぶりに新日本復帰を果たしたKUSHIDAはIWGPジュニア王座獲りを予告したが、王者・石森は対戦を受諾せず、試合を通じて査定すると宣言。KUSHIDAは8・18武道館大会で石森から直接勝利を奪うと、今シリーズでも連日アピールを続けているが、王者の気持ちは変わらず。前日の後楽園大会の試合後には「彼が査定という言葉を口にしたのは、これはひょっとしたら彼がチャンピオンでいれるための延命治療なのかもしれませんね」と石森を皮肉っていた。

 今宵は石森が外道と、KUSHIDAが本間と組んで激突。のっけから2人は対峙する。KUSHIDAは早くも左腕狙い。ハンマーロックなどで絞め上げると、石森は一旦場外に逃れて間を取った。KUSHIDAが「査定しろよ」と挑発すると、石森は「今、査定してるよ」と言い返す。

 その後、石森と外道がラフファイトで本間をいたぶると、KUSHIDAはフラストレーションを溜め込むばかりだったが、ようやくタッチをもらうと、うっ憤を晴らす大暴れ。各種エルボーをねじ込むと、得意の側転低空ドロップキックで石森の顔面を射抜いた。ハンマーロックスープレックスは不発に終わるも、石森の左腕をドロップキックで蹴り飛ばす。エルボー合戦も優勢に進めたが、石森はハンドスプリングレッグラリアットで振り払った。

 外道のアゴ砕き、石森のバッククラッカー、外道のコンプリートショットが立て続けに決まり、一転してKUSHIDAはピンチに。だが、ハンドスプリングエルボーで2人を打ち倒すと、場外に逃れた石森の頭部にエプロンからヒザ蹴りを発射。本間がこけしロケット、小こけしで援護射撃すると、最後はKUSHIDAがハンマーロックスープレックスで外道を沈めた。

 KUSHIDAが石森の眼前で外道に快勝。勢いをまざまざと見せつけたKUSHIDAは、改めて石森にタイトル戦を迫る。しかし、石森はリングに入る仕草を見せたものの、きびすを返して花道を下がっていく。KUSHIDAはジェスチャーで石森の返答先延ばしを非難した。

 バックステージでもKUSHIDAは不満げ。「石森さんの査定。こんなに長引くとは。こんなに査定が長い、長く期間をとるチャンピオン、世界でも見たことがないですね」と批判すると、「僕は見ての通り、この通り元気いっぱい。心身共にコンディション最高」と好調ぶりをアピール。「大丈夫ですか? 石森さん。ちょっと元気ないんじゃないですか? ねえ、まだ挑戦者も現れないし。石森さん、腕大丈夫っすか? 査定、続けられますか?」と投げかけた。

 一方、石森はコメントスペースで腕立て伏せを披露して万全ぶりを見せつけると、「あいつ毎回毎回よ。なんか査定しろ、認めろって言ってるけどよ。だったら! 俺のパートナーばかり獲ってねぇで、直接! 俺からガッチリ3カウントだったり、ギブアップ獲ればいいじゃねぇかよ。なあ? 丸め込みは認めぇぞ。まあとりあえずよ、今シリーズ、俺の腕だったりどっかしらぶっ壊してみろよ」と要求。その上で「その前に! 俺がKUSHIDAの夢も希望も全てぶっ壊す!!」と警告した。

【試合後のKUSHIDA&本間】
▼本間「俺はすっごい幸せです。ただ試合があるだけではなく、こんな大歓声の中で試合できる。プロレスが本来のあるべき姿だと思う。今、事件とか事故とかでいっぱい嫌なことたくさんあると思いますけど、でもプロレスは絶対裏切らないし、プロレスを見てハッピーになってもらいたいし、みんなに元気を与えたい。それがプロレスラーだと思う。その第一歩。本全国でやるにはもう少しかかると思うんですけど、その第一歩。プロレスは絶対裏切らない。そして! KUSHIDAも絶対裏切らない!」

※ここでKUSHIDAを呼び込み

▼KUSHIDA「本間さん!」

▼本間「ありがとう!」

▼KUSHIDA「僕は本間さんをいつも見て、元気でいなきゃとかコンディションよく行かなきゃとか、勝手にライバル視してますから」

▼本間「おおおお」

▼KUSHIDA「大好きだよ」

▼本間「おおお! ありが……おお」

※本間は先に控室へ

▼KUSHIDA「査定! 石森さんの査定。こんなに長引くとは。こんなに査定が長い、長く期間をとるチャンピオン、世界でも見たことがないですね。僕は見ての通り、この通り元気いっぱい。心身共にコンディション最高。そりゃまあチャンピオンもそうかな。大丈夫ですか? 石森さん。ちょっと元気ないんじゃないですか? ねえ、まだ挑戦者も現れないし。石森さん、腕大丈夫っすか? 査定、続けられますか?」


【石森の話】「(バックステージに来るなりクラッピングプッシュアップを何度も行い)よいしょー! 全然ダメージねぇぞ、おい。何年選手だと思ってるんだ。20年以上やってるなぁ。一度も長期欠場なし! 手術経験もねぇんだよ。俺がKUSHIDAを査定しているのは、あいつの過去の栄光だったり、ネームバリューですぐ挑戦!って流れが気に入らない、だけ! ホントよ。あいつ毎回毎回よ。なんか査定しろ、認めろって言ってるけどよ。だったら! 俺のパートナーばかり獲ってねぇで、直接! 俺からガッチリ3カウントだったり、ギブアップ獲ればいいじゃねぇかよ。なあ? 丸め込みは認めぇぞ。まあとりあえずよ、今シリーズ、俺の腕だったりどっかしらぶっ壊してみろよ。その前に! 俺がKUSHIDAの夢も希望も全てぶっ壊す!!」

※外道はノーコメント

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