プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

10/10【新日本】両国で猪木さん追悼10カウントセレモニー 来年1・4東京ドームは「猪木さん追悼大会」に

『超実力派宣言』両国国技館(2022年10月10日)

 大会開始前に1日に亡くなったアントニオ猪木さんの追悼セレモニーが行われ、10カウントゴングが捧げられた。来年の1・4東京ドーム大会が猪木さんの追悼大会として開催されることも発表された。

 猪木さんは新日本の創設者。新日本は旗揚げ50周年を迎えた今年、猪木さんに終身名誉会長職を内々に打診。9月1日から就任しており、今大会で正式発表される予定だった。

 リングに上がった田中ケロリングアナの呼び込みにより、ライオンマークTシャツ姿の出場選手たち、スタッフたちがリングサイドに集結。猪木さんが現役時代に生み出した数々の激闘や名シーン、引退試合のマイクアピールなどを振り返るVTRがビジョンに映し出せると、両国国技館は大きな拍手に包まれた。

 田中ケロアナが猪木さんの経歴を読み上げると、来年の1・4東京ドーム大会を猪木さんの追悼大会として開催することが発表に。田中ケロアナは「いつ何時も決して諦めない、苦しみや逆境の中から立ち上がり、常に世間と戦い続けたその生き様、猪木さんの蒔いた戦いの遺伝子は世界中のプロレスラーや格闘家、そして何よりプロレスファンの心に深く刻まれ、大きな影響を与え続けています。新日本プロレスは改めて猪木さんのご冥福を心からお祈りするとともに、猪木さんの意思を継いで、さらにプロレス界の発展に努めてまいります。アントニオ猪木さん、本当にありがとうございました」と締めくくった。

 坂口征二相談役がリングに上がり、猪木さんの遺影を持つと、追悼の10カウントゴングが打ち鳴らされる。最後に田中ケロアナが「赤コーナー、燃える闘魂、190cm、105kg、アントニオ猪木〜!」とコールすると、場内には猪木さんの入場テーマ曲『炎のファイター』が鳴り響き、数々の名勝負が行われた両国は手拍子一色となった。

【セレモニー後のオカダ】

──訃報を聞いた時はどういう気持ちで?

▼オカダ「まぁ…(※涙声で言葉に詰まりながら)何すかね…悔しかったっすかね。こうやって、猪木さんの入場今日を聞いて、『来てほしかったな』って思いもありますし。(訃報は)朝起きてのニュースだったんで、ビックリはしましたけど。ビックリしたのが一番最初ですね」

──ビックリした中でも、真っ先に思い出されたことは?

▼オカダ「『バカヤロー!』ってのが最初ですかね。(新日本の会場に)見に来てくれよっていう…(※涙声で)思いがあったんで…。(※泣きながら)いや俺そんな悲しいと思ってなかったけど…悔しいっすね、やっぱり」

──生前、雑誌での対談などもあったが、その中で印象に残った言葉は?

▼オカダ「そんな印象に残るぐらい話してもいなかったですし、まだまだいろんな話をしたかったなっていうのが本音ですかね。いろいろ聞きたかったことがありましたからね」

──2年前から猪木さんの名前を出して、会場に来てほしいという話もしていたが、それが叶わなかったのが悔しい?

▼オカダ「やっぱ猪木さんらしいと言えば猪木さんらしいと思います。『バカヤロー、俺は行かねえよ』って言ってるのかなとも思いますし、もしかしたら新日本プロレスの戦いがもっともっと響いていれば来てくれてたかもしれないですし、そこは分からないですけど、向こうで見てくれていると思うんで、しっかりと僕たちの戦いで、もう一度猪木さんが『行っとけばよかったな』と思うような熱い戦いを見せたいと思います」

──来年の1・4東京ドーム大会が追悼大会となったが?

▼オカダ「追悼大会ですけれども、しっかりとね、追悼のできる熱い大会をね。僕はもうベルト挑戦が決まってますんで、そういう熱い戦いを、猪木さんの名に恥じない戦いをして追悼できたらいいなと思います」

──メインイベントを自分の勝利で飾って、猪木さんに捧げたいという思いはある?

▼オカダ「まあ…(笑) 猪木さんに捧げるというほどではないかもしれないですけども、しっかりとね、会場には来られなかったかもしれないですけど、向こうで見てくれていると思って、しっかりと熱い戦いをしたいと思います」

プロ格 情報局