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10/10【新日本】成田蓮が3年ぶり凱旋帰国で快勝 「俺が新日本プロレス変える」

『超実力派宣言』両国国技館(2022年10月10日)
成田蓮 凱旋帰国試合 ○成田蓮&デビッド・フィンレー&ロビー・イーグルスvsエル・デスペラード&金丸義信&DOUKI×

 成田が3年ぶりに海外武者修行から正式に凱旋帰国。フロントスープレックスホールドでDOUKIを沈めると、「俺が新日本プロレスを変えるんだ」と吠えた。

 成田は2019年9月に「僕は柴田さんの下でプロレスを教わりたい」と柴田勝頼にロス道場入りを直訴。海外武者修行に旅立ち、柴田の下で修行に励み、『NJPW STRONG』を主戦場として活動してきた。今年の1・4東京ドーム大会では柴田の復帰戦の相手としてサプライズ参戦したが、約3年ぶりに正式凱旋帰国。フィンレー&イーグルスと組んで、鈴木軍のデスペラード&金丸&DOUKIと激突した。

 成田は新日本伝統の黒いショートタイツに、黒いシューズ&レガース姿で登場。「SON OF STRONG STYLE」(ストロングスタイルの申し子)と紹介された。のっけから先輩のデスペラードと対峙。あいさつ代わりに胸板を張っていくと、真正面からチョップ合戦を展開し、ショルダータックルを浴びせた。

 控えの金丸が奇襲を仕掛けると、これを合図に鈴木軍が成田の左ヒザに一点集中攻撃。一転して成田は劣勢を強いられる。しかし、長時間耐え抜いた成田はDOUKIにニールキックを放ち、自力でピンチを逃れた。

 ここでフィンレーとイーグルスが飛び込み、DOUKIには合体フェイスバスターを決めると、場外ダイブでデスペラードと金丸を分断してお膳立て。それに応えようと、成田は串刺しバックエルボー、ブレーンバスター、ハーフハッチと猛攻に打って出る。DOUKIも大技攻勢で巻き返したものの、成田は華麗なブリッジを使ったカウンターのフロントスープレックスホールドで3カウントを奪った。

 凱旋帰国試合で一切仲間にタッチを渡さず、独力で完璧な勝利を手にした成田は、マイクを持つと「おい、俺はな、こんなやり方に納得してねえからな。俺が新日本プロレスを変えるんだ。よく見とけ!」と思いの丈を絶叫。バックステージでは「会社がどう俺を使うのかわかんねぇけど、俺は少なくとも怒っている」と不満をぶちまけ、今後の目標を問われると「それは試合で見せるんで」と断言した。

 図らずもストロングスタイルを生み出したアントニオ猪木さんが亡くなった直後に新日本マットに凱旋帰国した成田。“SON OF STRONG STYLE"は令和の新日本にどんな変革を巻き起こすのか。

【試合後の成田】

▼成田「約3年に及ぶLA DOJOでの修行も、今日で終わりです。だがしかし、さっき言ったように、俺は納得してねぇよ。会社がどう俺を使おうか分かんねぇけど、俺は少なくとも、怒ってる(※立ち去ろうとする)」

──これから見据えるもの、目標は?

▼成田「それは試合で見せるんで(※立ち去る)」

【イーグルスの話】「(※日本語で)ヒサシブリ! そんなに久しぶりでもないか? 俺には永遠に感じられるぐらいの長さだったんだよ。でも戻ってきた! どこにって? (※インタビューバックのロゴを指して)ここ! 新日本プロレスだよ! もちろん、相変わらずプロレスはやってたよ。しかしここに戻ってきて飛んでみせて、オープニングマッチにちょっとエモいところを足してあげられたかな? 俺はメキシコに行ってCMLLでも戦ったし、フィリピン人とも戦ったし、今はオーストラリアでのツアー中なんだよ。シドニー、キャンベラなど、オーストラリアのさまざまなところで試合をしてる。この大会が終わったら、またオーストラリアに戻るんだ。『コロシアム2022』でも優勝したんだよ。分かってる? 知らないんだったらググってみてくれ。鈴木軍、俺の強さはよく分かってるよな? 楽しみだなぁ。『WORLD TAG LEAGUE』と『SUPER Jr TAG LEAGUE』を同時にやるシリーズが待ち構えてるけど、俺は新しいパートナーと組むべきか、今までのパートナーで行くべきか、みんなどう思う? まぁ、お楽しみに!」

【デスペラードの話】「痛え、痛え、クソッ! フィンレーのクソバカタレ! てめえ、覚えとけよ。オイ、誰も見てねえところで人の中指ばっかり折りやがって! てめえがヘビーだとかジュニアだとか関係ねえぞ。1回は1回だ。それと成田。コピーなのか、ちゃんとしたオリジナルとしての成田蓮なのか、まだ分かんねえな。楽しみだ」

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