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10/10【新日本】乱入ティタンがBUSHI加勢 L・I・Jに電撃加入

『超実力派宣言』両国国技館(2022年10月10日)
○BUSHI&内藤哲也&SANADA&高橋ヒロムvsウィル・オスプレイ&アーロン・ヘナーレ&TJP&フランシスコ・アキラ×

 乱入してBUSHIの勝利をアシストしたティタンがL・I・Jに電撃加入した。

 TJP&アキラは9・25神戸大会で田口隆祐&マスター・ワトを破って初防衛に成功。「SUPER Jr. TAG LEAGUE」開幕を来月に控え、盤石の体制を築きつつあるが、両国大会でのL・I・JとUNITED EMPIREによる8人タッグマッチで、ジュニア戦線に新たな動きが起きた。

 11・5大阪大会でUS王座戦を控える王者・オスプレイと挑戦者・内藤はのっけから火花。ハイスピードの先読み合戦を繰り広げると、オスプレイがハンドスプリングからバク宙を決めた瞬間、内藤も寝転んで同時にポーズを決めた。

 ジュニア陣も火花を散らす。ヒロム&BUSHIが合体技を決めれば、アキラはBUSHIめがけてプランチャを発射。TJPにホイップされたアキラがセントーンを落とすと、TJPは新日本伝統のリバースインディアンデスロックを披露する。ヒロムが介入しても豪快なバックドロップで返り討ちにした。

 両軍入り乱れての大乱戦になると、内藤はオスプレイにスイング式DDTの構え。踏ん張ったオスプレイはフックキックからヒドゥンブレードへ。これを間一髪で避けた内藤はスパインバスターで逃れた。

 混戦の最中、アキラはBUSHIの体をレフェリーに投げつけて無法地帯を作り上げると、マスク剥ぎを狙うが、突然、謎のマスクマンが乱入。帝国軍を打ち倒し、アキラをカナディアンバックブリーカーで抱え上げると、ヒザに顔面を叩きつける。そして、TJPをトペスイシーダで分断。すかさずBUSHIがエムエックスでアキラを沈めた。

 試合後、内藤はUS王座を奪い取って投げ捨てると、オスプレイの急所を蹴り飛ばしてこき下ろした。怒りを爆発させながらオスプレイたちがリングを去っていくと、残った謎のマスクマンがマイクを要求。黒いオーバーマスクを脱ぎ捨てると、下から現れたのはティタンだった。

 呆然とするL・I・Jのメンバーに対し、ティタンは「俺は今日、新たな挑戦とチャンスを求めて、ここニュージャパンプロレスのリングに来た。それはロス・インゴ・ベルナブレス・デ・ハポンのメンバーになることだ」とスペイン語でL・I・J入りを直訴した。内藤たちはメンバー4人で拳を合わせてティタンに視線を送ると、そこにティタンも加わって、ユニット合流が確定。BUSHIたちと握手を交わした。

 メキシコに本家ユニットがあるL・I・Jにエストレージャが加入するのはまさに前代未聞で、内藤も「ティタンは制御不能だな」と驚きを隠せない。ヒロムは「これだけの行動力見せられたら、納得いくよ。これからが楽しみだ」と歓迎。BUSHIは「今日はティタンのおかげで俺が3カウント取ったみたいな形になったからね、なら言わせてもらうよ。ティタンと俺で、チャンピオンチーム、IWGPジュニアタッグのベルト、挑戦させてくれよ。このままじゃ終われないだろ、お前らも」とIWGPジュニアタッグ王座挑戦をアピールした。

 当事者のティタンは「ここから俺は一気に上に上がっていく。もっともっと言いたいこと、見せたいものが俺にはある。これからはロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーとしてそれらをやっていく」と予告。実力は折り紙付きのエストレージャがL・I・Jに加入したことによって、ジュニア戦線は新たな局面を迎えた。


【ヒロムの話】「忘れてたよ! 素晴らしい! この行動力だな。この行動力、懐かしい! これだけの行動力見せられたら、納得いくよ。これからが楽しみだ。俺も動かないと」

【BUSHIの話】「いやぁ、新しいね。こんな展開になるなんて思ってもみなかったし、こんなこと起きるなんて初めてじゃない? このロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーとして、リング上で決まったことなんて。凄い刺激になったよ。刺激になっただけじゃない。チャンピオンチーム、お前ら3カウント取られただろ。まぁ、今日はティタンのおかげで俺が3カウント取ったみたいな形になったからね、なら言わせてもらうよ。ティタンと俺で、チャンピオンチーム、IWGPジュニアタッグのベルト、挑戦させてくれよ。このままじゃ終われないだろ、お前らも。なぁ、楽しみにしてるよ」

【内藤の話】「10月10日の両国大会と言えば、俺が初めてIWGPヘビー級王座に挑戦したのも、10月10日の両国大会だったっけ。2011年、もう11年前の話だけどね。それにしても、ティタンは制御不能だな。あんな制御不能だとは、思わなかったよ。今週金曜から始まる『バトル・オータム』、オスプレイとの前哨戦もあるわけで、メチャメチャ刺激的なシリーズになりそうだぜ。カブロン!」

【ティタンの話】「リングの上で言ったように、俺は今夜、新たなチャンスと挑戦を求めてきた。これからはニュージャパン・プロレスのレスラーとして成長していきたい。そのために世界トップのユニット、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーに名乗り出た! そうだ! 神と、応援してくれる全ての人に感謝している。CMLLの“EL INMORTAL"、ティタンだ。ここから俺は一気に上に上がっていく。もっともっと言いたいこと、見せたいものが俺にはある。これからはロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーとしてそれらをやっていく。もう一度言う、“EL INMORTAL"ティタン参上だ!」

【試合後のTJP&アキラ】

▼アキラ「オイオイオイ、何なんだよ、今のは! 誰だよ?」

▼TJP「なんだ、今度はこれかよ? 俺たちに挑戦してくるヤツがいないと思ったら、なんだあれは? 俺たちは上がったリングで必ず勝ち、そしてこのベルト(IWGPジュニアタッグ王座)を保持してきた。しかし、今日のこれは何なんだ? でも、しっかりと考え、そして闘い方を見出してみせる。そうすれば俺たちに勝てるヤツは誰もいないんだ!」

▼アキラ「あの男、正体をすぐに暴いてやるからな!」

▼TJP「今日は負けたが次は同じようにはならないからな」

【ヘナーレの話】「ロスインゴの野郎どもに知らしめてやる! 俺は眠らずにお前たちのことを考えてたよ。そうしたら今日はこれかよ! 常にお前たちのことは覚えているからな。忘れるなよ!」

【グレイの話】「(※佐藤健太レフェリーの首根っこを掴みながら現われ)なんだ、なんだ、あいつは! どこからともなく現われやがって! (※佐藤レフェリーに向かって)お前もいったい何やってるんだよ! 倒れている間に何もしなかったじゃないか。ウィルがずっと言ってたのは本当なんだな。ニュージャパンのレフェリーたちはウィル・オスプレイを台無しにする。UNITED EMPIREを台無しにするためにいるんじゃないのか? もう1人の若いレフェリーはどこに行ったんだ? もっとイケてる髪型でもっと使えるヤツがいるだろう。あいつを出せ!」

【オスプレイの話】「そうやって常に俺たちを魅了していたいのか? それはそれでいいけどな。トーキョードームで俺とやりたいのか? ナイトー、残念ながらこのベルトは今、俺の物で、お前は一挑戦者でしかないんだ。このUS王座のベルト、本当は俺がインターコンチネンタルのベルトに変えたかったんだ。日本、アメリカと渡り歩いて、インターコンチネンタルと呼ぶに相応しいベルトだろ? でも、このベルトをお前はどうしたい? お前はこのベルトすら台無しにしたじゃないか。俺はこのベルトを獲得し、何もないところからここまでの地位に押し上げたんだ。仕方がないから、みんなが言えないことをお前に言ってやるよ。お前はもうスターじゃない。スターはこの俺だ。何年か前の新日本プロレス、この会場でお前は似たようなことを言ったよな? それから時を経て、全く同じセリフを俺がお前に言うなんて、とても詩的じゃないか? お前がこれからそんなことを言おうものなら、嘘つきになる。俺のことをバカにしていたヤツも、お前に対してブーイングするだろう。なぜならば、真実を語っているのは俺だからだ。オーサカで対戦する時、その時は俺が世界のトップであることをお前に見せてやる時だ」

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