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10/11【新日本】1・4IWGP戦正式決定 オカダ「新・新日本プロレス見せていく」 「弱虫」呼ばわりのジェイに皮肉連発

 2023年1・4東京ドーム大会でのIWGP世界ヘビー級選手権試合が決まった王者ジェイ・ホワイト、挑戦者オカダ・カズチカが11日、東京・明治記念館で会見。ジェイの徹底挑発に動じないオカダは皮肉を連発し、格の違いを強調するように「ジェイ君!」を連呼。「昨日で猪木さんの10カウントゴングもやりましたし、気持ちも新たに新・新日本プロレスを見せていきたい」とドームでの頂点返り咲きを誓った。

 夏のG1クライマックスで史上4人目の連覇を成し遂げたオカダは1・4ドーム大会でのIWGP世界王座挑戦を決定。10・10両国大会ではG1で唯一黒星を喫したJONAHに雪辱を遂げ、ドームに勇躍コマを進めた。対する王者・ジェイは両国大会でタマ・トンガに雪辱。両者による頂上対決が決まった。

 王者・ジェイは「JONAHに勝ったが、あの試合に勝ったからこの試合に、俺の持ってるベルトに挑戦できるのはいささか簡単すぎやしないか?」、「失うものがない相手に勝ったからといって、このような結果をもたらしているのは理解できない」と不満顔。「弱虫オカダ」呼ばわりし、「お前はもうリーダーという資格はないだろう。本当のリーダーは俺」と豪語した。

 王者の徹底挑発にあってもオカダは動じない。10・27&28ニューヨーク大会2連戦に参戦するため次期シリーズは欠場となるが、「日本は盛り上げられないけど、ニューヨークをしっかり盛り上げてきます」とそこで組まれるであろうジェイとの前哨戦を見据えつつ宣言。ジェイは自身の力で2019年4月のマディソン・スクエア・ガーデン大会を満員にしたと公言してきたが、オカダは「僕がマディソン・スクエア・ガーデンを満員にした以来のニューヨークですかね」と不敵な笑みを浮かべ、「弱虫ですか。何とでも言ってくださいよ。G1優勝してない人に僕の思ってることはわからないでしょうね」と皮肉を連発。見下すように「ジェイ君! ジェイ君! ジェイ君!」と連呼した。

 10・10両国大会のリング上でオカダはジェイに向かって「これからの時代を誰が引っ張っていくか。それを来年の東京ドームで決めようぜ」と通告した。この日の会見でも「一つの時代が終わったと思います。そしてこれから誰の時代になるのかの戦いがこのタイトルマッチにかかってる」と強調したレインメーカーは「昨日で猪木さんの10カウントゴングもやりましたし、気持ちも新たに新・新日本プロレスを見せていきたいと思います」と誓ってみせた。

 1・4東京ドームはアントニオ猪木さん追悼大会。大会名に『闘魂よ、永遠に』のサブタイトルが冠せられることになった。その大舞台でオカダは7ヵ月ぶりの頂点返り咲きを果たし、新時代の牽引車としての第一歩を踏み出す。


☆1/4(水)東京ドーム『WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム〜闘魂よ、永遠に〜』15:00開場、17:00開始

▼IWGP世界ヘビー級選手権試合
[挑戦者]
オカダ・カズチカ
(1/60)
ジェイ・ホワイト
[第5代王者]
※ジェイ3度目の防衛戦


【会見の模様】
▼オカダ「挑戦は決まっていたんですけれども、昨日、対戦相手が決まりまして、改めてドームに向けて気合が入ってます。次のシリーズは出ずに、ニューヨーク大会に参戦が決まってますので、そちらで前哨戦も組まれるかなと思いますので、日本は盛り上げられないかもしれないですけど、ニューヨークをしっかりと盛り上げて新日本プロレスというのを見せていきたいと思います。そして昨日もリング上で言ったように一つの時代が終わったと思います。そしてこれから誰の時代になるのかを決める戦いがこの来年の1・4レッスルキングダム17のタイトルマッチにかかってると思いますので、しっかりと勝っていきたいなと思います。そして昨日で猪木さんの10カウントゴングもやりましたし、気持ちを新たにまた新しい新・新日本プロレスを見せていきたいと思います」

▼ジェイ「チャンピオンがコメントする番だ。まず初めにギャローズとアンダーソンが歴史を作った。とてもビッグムーブメントだ。BULLET CLUBのリーダーとして俺が数年前に思い描いていたようなユニットの拡大、これが現実になっている。そして隣にいるこの男について少し話をしたい。実は昨日の試合が終わった後も少し俺の中で理解できずに混乱しているところがある。昨日、モンスター・JONAHに勝ったが、あの試合に勝ったから俺の持ってるベルトに挑戦できるというのはいささか簡単すぎやしないか? 仕方ない。彼は会社に特別扱いされているからな。彼はステップアップしているのか? それともステップバックしているのか? 一切プレッシャーのない試合の中で何も失うものがない相手に勝ったからといって、このような結果をもたらしているのは理解できない。弱虫オカダ。G1に優勝して、1・4までの間にいくつかの勝利を挙げてからこその大きな権利だと思っているが、その弱虫カズをみんなが守って、リスクのない方へと楽な試合を組んでいるような気がしてならない。そして弱虫オカダ、もう一つ言っておこう。お前にはもうリーダーという資格はないだろう。本当のリーダーは俺であり、もしこれからの方向性が必要なら俺をみてくれればいい。何かインスピレーションが欲しければ俺を見てくれて構わない。その高みを超越するにはどうしたらいいのか。全てに関して俺をみればいいお手本になる。俺こそがここにいる重力であり、誰も重力には逆らえないのだからな。ニューヨークという話も出ていたので、そのことにも少し触れたい。NJPW STRONGの話かもしれないな。ニューヨークに来たければ来ればいい。その時、俺がどこにいるかはわからない。エディ・キングストンが俺についていろいろやってくれているが、彼に聞けば俺がどこにいるかわかるかもしれないし、ラスベガスの彼の家にいるかもしれない。俺の所在を知りたければ電話番号を調べて、どこにいるか見つけ出してくれてもいい。ニューヨークに行くなら楽しんでくれ」

▼オカダ「ニューヨークに行くんで楽しませてもらえたらと思います。久しぶりのニューヨークなんで。僕がマディソン・スクエア・ガーデンを満員にした以来のニューヨークですかね。そんなことないか。ジェイの話もだいぶ長くて、記者の皆さんも飽きてきてるんじゃないかなと思うので。まぁ、エディ、エディって言ってるのはいいかなと思うんですけど、次にベルト挑戦するのは僕なんで、僕にしっかり集中した方がいいんじゃないかなと思いますし。弱虫ですか。何とでも言ってくださいよ。G1優勝してない人に僕の思ってることなんてわからないでしょうね。ありがとうございます、ジェイ君。ジェイ君! ジェイ君!」

▼ジェイ「かわいいコメントどうもありがとう。しかし俺が誰に何に対して集中しようがお前に言われる筋合いはない。目の前にあるベルトの意味が分かるか? これこそが俺がチャンピオンである証。俺がIWGP世界ヘビー級ベルトの持ち主だ。いろんなことを心配してくれているみたいだが、エディでも誰にでも連絡してみればいい。誰に集中するか、そして何に自分の考えをめぐらすか。俺には俺自身の考えがあるからお前には関係ないことだ。エディとお前まとめてやっつけてやってもいいんだぞ」

※写真撮影後、ジェイが去り際に

▼ジェイ「弱虫カズめ。権利証のルールを俺が変えてやる」

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