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10/14【新日本】フィンレーがTV王座決定T2回戦進出 試合巧者・金丸に大苦戦も

『バトル・オータム '22』東京・後楽園ホール(2022年10月14日)
「NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント」1回戦 ○デビッド・フィンレーvs金丸義信×

 フィンレーが試合巧者・金丸相手に大苦戦を強いられたものの、最後はトラッシュパンダで激勝。TV王者決定トーナメント1回戦を突破した。

 最近のフィンレーはG1出場やUS王者ウィル・オスプレイへの挑戦(9・25神戸)などを経験し、シングルプレイヤーとして躍進。新日本でのシングル王座初戴冠を狙い、新設されたNJPW WORLD認定TV王座決定トーナメントにエントリーした。初戦の相手は試合巧者・金丸。フィンレーは大苦戦を強いられた。

 TV王座戦は15分1本勝負。スピーディな先制争いから秒殺勝利を狙った金丸がジャックナイフ式エビ固めや逆さ押さえ込みに持ち込む。さらに、フィンレーの反撃を完璧に読んでヘッドロックに捕獲。逃れようとするフィンレーの反撃をことごとく潰し、長時間絞め上げた。

 フィンレーは強引に頭突きをねじ込んで形勢打開を図るも、金丸は怯まず。飛びつき式ヘッドシザースで拷問する。フィンレーの脱出を許さず、場外に転落しても絞め続けてリングアウト寸前まで追い込んだ。

 長時間守勢が続いたフィンレーだったが、カウンターのドロップキックでようやく反撃ののろし。ダイビングエルボースマッシュや旋回式バックドロップなど躍動感溢れる攻撃で主導権を奪い取る。だが、金丸は得意の旋回式DDTでフィンレーを足止め。ムーンサルトプレス、垂直落下式ブレーンバスターと怒とうの大技ラッシュに出た。

 ディープインパクトで勝負に出るも、フィンレーはひらめきを発揮し、プリマノクタで撃墜。リバースDDTの体勢から後方に引っこ抜いて再びプリマノクタを決めると、旋回式ブルーサンダーも火を吹く。ギリギリで肩を上げた金丸は丸め込みを仕掛けるも、フィンレーはなんとかキックアウト。スピアー、ロックボトム式バックブリーカーとたたみかけると、最後はトラッシュパンダで3カウントをもぎ取った。

 試合の大部分で金丸にペースを握られたものの、最後は一気呵成にたたみかけてフィンレーが勝利。トーナメント1回戦を突破した。

 「USチャンピオンになれなかったことで、俺はちょっと機嫌が悪かった。だが、初代NJPW WORLD認定TV王者になれるチャンスが降ってきて、ちょっと元気が出たよ。歴史に俺の名前が刻めるチャンスだ! そうなればこのベルトは永遠に俺の代名詞となる!」とベルト獲得に向けて気合いを入れたフィンレー。10・27後楽園大会で行われる2回戦では、アレックス・ゼインを破ったザック・セイバーJr.と激突する。

【フィンレーの話】「カネマル、いいものをぶつけてきてくれたな。ちょっと驚いたくらいだ。でも、それだけじゃ勝てなかったよな、そうだろ!? そうだ、USチャンピオンになれなかったことで、俺はちょっと機嫌が悪かった。だが、初代NJPW WORLD認定TV王者になれるチャンスが降ってきて、ちょっと元気が出たよ。歴史に俺の名前を刻めるチャンスだ! そうなればこのベルトは永遠に俺の代名詞となる! まだ俺の年は終わっていない。この俺が初代NJPW WORLD認定TV王者になる。期待しろ」

※金丸はノーコメント

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