プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

10/14【新日本】ファンタズモが反則偽装も…“ダディ"鷹木がイス殴打でお仕置き

『バトル・オータム '22』東京・後楽園ホール(2022年10月14日)
○エル・ファンタズモ&KENTA&石森太二vsSANADA&高橋ヒロム&鷹木信悟×

 パイプイスを持ち込んだファンタズモが鷹木に渡して反則を偽装。しかし、“ダディ"鷹木はそのままイスの座面でファンタズモを殴打し、強烈な厳しいお仕置きをした。

 鷹木は10・10両国大会でのKOPW戦でファンタズモに勝利。「ダディ」宣言をさせたものの、ファンタズモはトロフィーを破壊して憂さ晴らしし、10・28ニューヨーク大会ではタイトルを懸けた再戦が決定。今宵は鷹木がSANADA&ヒロムと、ファンタズモはKENTA&石森とそれぞれ組んで前哨戦で激突した。

 鷹木は破壊されたトロフィーを持ち、険しい表情で登場。一方、ファンタズモは「SHINGO IS MY DADDY」Tシャツ姿で入場すると、ご機嫌な表情でトロフィーの破片をいじくり回した。先発したファンタズモは「ダディ!」と鷹木を手招き。「ダディ」コールまで叫ぶと、仕方なく鷹木がリングに入る。ファンタズモはハグを要求。鷹木は応じると見せかけてグーパンチで制裁した。

 来年の1・4東京ドーム大会でデスペラード、ワトを含めた4WAYタイトル戦で激突するIWGPジュニア王者・石森とヒロムもスピーディな先読み合戦で火花。ヒロムが串刺しラリアット、顔面低空ドロップキックの連続攻撃で押し勝った。石森は場外戦になるとしつこく鉄柵に投げつけて報復する。

 鷹木は再度ファンタズモと対峙しても怒りをぶつけて猛攻。介入を狙ったKENTA&石森をダブルラリアットで返り討ちにすると、ファンタズモにはDDTを決め、何度も叫び声を上げる。

 策士のファンタズモはレフェリーと鷹木を交錯させて無法地帯を作ると、急所にナックルパンチをぶち込んで逆転。パイプイスを持ち込み、鷹木の顔面殴打を狙った。連続して避けられると、作戦を変更。イスを鷹木に渡して反則偽装を試みた。だが、ブチ切れモードの鷹木は止めるレフェリーを突き飛ばし、イスの座面でファンタズモを何度も痛打。反則負けが宣告されても悪びれることなく、ダディとして厳しいお仕置きをした。

 「ベイビー・ファンタズモ! イスを使ったらいけません。当たり前だろ。ダメなことをしたら徹底的に指導するのが父親の役目だな」と昭和の頑固親父ばりに断言した鷹木。イス痛打でもトロフィーを破壊された怒りは収まらないようで、「マイ・サン! お前の引退でも懸けるか? 進退でも懸けるか、オイ! 負けたら即引退スペシャル、あるいは負けたら即追放スペシャル! 面白いじゃねえか」と進退を懸けることまで要求。明日(15日)の後楽園大会でも前哨戦が組まれているだけに、「明日も強烈なお仕置きしてやるからな。お尻ペンペンだ!」と連夜の鉄拳制裁を予告した。


【ファンタズモの話】「(日本語で)イタイ、ダディ、イタイ! (英語に戻して)一体どういうことなんだ!? 自分の子供をこんなふうに殴れるものなのか? 日本ではこんなことが許されてるのか? そんなわけない! それなのに何で俺のダディは自分のベイビーを殴るんだよ? ふざけんな! どうなんだよ、シンゴ? 俺のダディ……お前は自分の子供をボコボコにしたいのか? それじゃあ明日、俺がダディのケツを蹴ってやろうか? ダディのケツを蹴ってやる! お前は俺を外出禁止なんかにできないからな! 自分の親をボコボコにしたい全ての少年少女のために、俺はやってやる! 明日、シンゴ、ダディのケツをぶっ飛ばしてやる!」

【KENTAの話】「今シリーズ知ってる? もう俺、自伝とか宣伝しないから。もうしつこいだろ、さすがに。しつこいだろ? (特徴のないTVカメラマンがカメラごと頷くと)特徴ねえくせに意思だけはしっかりしてんなあ、本当に。何も宣伝しないけど、今シリーズ知ってる? ニュージャパンワールド公認だか認定だかのあのベルト。参加してんだよ、俺。ニュージャパンワールドも関係してんだったら、初代は俺だろ! こんだけ話してんだから。何分使ってると思ってんだ? 俺だろ、初代。今回のトーナメントで2代目決めろっつうの。初代は俺。分かった? 分かった? (特徴のないTVカメラマンがカメラごと頷いたのを見て)って、お前に権限ねえだろう、そんな! 何言ってんだよ。ふざけんなよ。1回戦、誰か知ってる? ゴトヒロだよ、また。何かにつけてゴトヒロ。で、何、ゴトヒロ、ジャララはないんだろ? 折られちゃってるじゃん、ジャララ。ジャララがないゴトヒロなんて、ただの…ただの…ただのゴトヒロじゃん。何だあれ? ふざけんなよ。1回戦勝って、初代の俺が勝ち抜いて、2代目にもなると。防衛するから。初代はもう俺だから。こんだけしゃべってんだから文句ねえだろう? 文句はないよな? (特徴のないTVカメラマンが無反応だと)何も言わねえのかよ! あんまり長くしゃべってると、本当に終わっちゃうから試合が。短いから(NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメントは15分1本勝負)。引っ張ってカーンカーンカーンってなるまでしゃべっちゃうよ? 座っちゃおうかな、俺(と言って座り込む)。俺が話している途中に終わっちゃうじゃん。15分なんだろ? これ。15分だろ? これ。みんなしゃべって、俺が最後まで話してたら(試合が)終わっちゃうよ? 終わるまで話す? みんな取材したいわけでしょ? 試合の。いやいや行かせないから! 行かせないよ、これ。撮りたいの? 試合も撮りたいの? 撮りたい? チッ、行かせないっつうの! いや、それでさ、この間ね、そのあの自伝とかさ…って言っても話すことないんだけど。いいか。終わろうか? もう話すこともないし。とにかくもうあれだから、何か言おうとしたんだけど忘れちゃったなあ。まあいいや。とにかく俺が勝って防衛するから、このトーナメント。2代目も俺がいただくから。初代は俺。分かった? 結局、俺が何が言いたいかって言うと、いつも言ってるけど、本当にゴトヒロは入場曲だけはカッコいいってこと!」

【石森の話】「今日がIWGPジュニア4WAYの前哨戦の始まり。まあヒロムは挑戦表明してねえけどよ、あの場に来たということは挑戦表明しに来たんだろ? なあ? それともあれか? ヒロムトラベルとして、“マスター・ワト、青に抱かれて"の宮古島ツアーの告知をしに来たのか? どっちなんだよ? ハッキリしろよ! とか、そんなありきたりのこと言わないよ(笑)。じゃあ俺が何が聞きたいのか? 何だろうなあ? それはよ、また今度。俺の話はここまでだ」


【鷹木の話】「(壊れたKOPWの破片を持って現われて)ベイビー・ファンタズモ! イスは使ったらいけません。当たり前だろ。ダメなことをしたら徹底的に指導するのが父親の役目だな。それからやっと取り返したKOPWのトロフィー。見ろよ。全部揃ったと思ったら、もう腕やら頭やら……。おい、これもう修復不可能じゃねえかよ。どうすんだよ? 10・28ニューヨークでKOPWのタイトルマッチ、争奪戦が組まれているが、トロフィーがこの状態で俺は何を懸けたらいいんだ、新日本? こんなんでKOPWできんのかよ? おかしいだろう。ファンタズモ! いやベイビー・ファンタズモ! マイ・サン! お前の引退でも懸けるか? 進退でも懸けるか? おい! 負けたら即引退スペシャル、あるいは負けたら即追放スペシャル! 面白いじゃねえか。とにかくこれ以上、お前と遊ぶ気はねえ! 最終戦争だ。ファイナル・ウォーだ! 10・28ニューヨーク、ファンタズモ、たっぷり遊んでやるからな。その前に明日だ、明日! 明日も当たるからな。明日も強烈なお仕置きをしてやるからな。お尻ペンペンだ!」

【ヒロムの話】「おい、おい、おい! ドームの4WAYまでまだまだまだ時間があるだろう! ドームの4WAYまでなんだ? 大阪、インクディブルタッグマッチ? あれだろ? その4人の中でくじ引きしてタッグチームを決めるんだろう? おい、おい、おい、やりたくねえな! やりたくねえって思ってたけどさ、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけだけど、俺は興味が湧いてきたな。いや、これは面白いカードが生まれるかもしれない。あんなカードやこんなカード、そんなことを考えたら非常に楽しみになってきた。いいじゃないの。俺はてっきりさ、大阪で4WAYが組まれるかと思ったよ。でもさ、なんと東京ドームで組まれるというスーパーラッキー。これはラッキーと言っていいでしょう。俺は何かのタイトルに絡まなければ東京ドームで試合できないかな、今のうちにベルトを獲っておかないと東京ドームで組まれないかなって、そう思ってた。俺は大阪でタイトルマッチをやる気満々だったんだよ。でも、どうやら東京ドーム大会で組まれるみたいで、俺としては本当にラッキーだな。俺の計算ではさ、大阪でベルトを獲って、そして挑戦者を迎えて東京ドームで試合って思ってたけど、まさか東京ドームで組まれるとは。いや、その前に大阪でのその誰と誰が組むか分からない2対2、凄く俺は楽しみですよ。おい、チワワ様、俺と組むか? 俺とデスペラードが組むのか? それとも俺とマスター・ワトかな? いや、どれになっても楽しそうなんじゃないかな? いいよ。でも、みんなはやっぱやりたくないよな。あの時、会見で話した時と気持ちは何も変わらないのかな? でも、俺はちょっと変わってきたな。俺はちょっと楽しみになってきたぞ、この試合。昔さ、メキシコでさ、同じ試合形式でドラゴン・リーと組んだことがあったんだよ。そういや、あの時はタッグマッチがめちゃくちゃになっちゃったな。それも思い出すけどさ、でもあの時のその快感? 新しい刺激的な出会い? それも半端じゃなかったね。だからこの大阪もそういうものが生まれるんじゃないかと思うと、俺はちょっとワクワクしたんだけど、みんなはどうなのかな? ああ、俺は前向きですよ、非常に。それともなんですか? 大阪でもう4WAYやってしまいますかぁ? どうしましょうか?」

※SANADAはノーコメント

プロ格 情報局