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10/14【新日本】ティタンがL・I・J所属初戦で躍動 BUSHIとジュニアタッグ獲り照準

『バトル・オータム '22』東京・後楽園ホール(2022年10月14日)
○ティタン&内藤哲也&BUSHIvsTJP&フランシスコ・アキラ&ギデオン・グレイ×

 ティタンがL・I・J所属初戦で躍動。BUSHIとの合体技でグレイを葬ると、TJP&アキラ組が保持するIWGPジュニアタッグ王座獲りに照準を合わせた。

 10・10両国大会で突如として試合に乱入したティタンは、BUSHIがアキラを下すのをアシスト。その後、L・I・J電撃加入を果たした。試合を潰されたジュニアタッグ王者のTJP&アキラは激怒。さっそく後楽園大会ではL・I・Jの内藤&BUSHI&ティタンとUNITED EMPIREのTJP&アキラ&グレイが対戦した。

 所属初戦からティタンが躍動する。TJPと対峙すると、先読み合戦を華麗な動きで制し、ランニング式ケブラーダの構え。読まれても不時着すると、場外コルバタでTJPを投げ捨て大きな拍手を浴びた。連続低空ドロップキックなどBUSHIとの的確な連係も披露する。

 借りを返したいアキラはBUSHI相手に猛攻。ドロップキックや串刺しラリアットを浴びせ、荒々しくナックルパンチで殴りつけた。だが、BUSHIはキッチリとDDTで挽回。あとを受けたティタンはローリングソバットやトラースキックなどでアキラを攻め立てる。

 意地を見せたいTJP&アキラはジャーマン&トラースキックでティタンに大ダメージ。だが、ティタンはエビ反りで窮地を脱し、ジャンピングトラースキックとスイング式DDTで王者組を黙らせる。試合権を得たグレイのダイブ攻撃を空転させると、BUSHIが加勢。マスクマンコンビは連続串刺し攻撃を浴びせると、合体技アンヘル・インモルタル(コードブレイカー&スワンダイブ式フットスタンプ)をズバリ。グレイから完璧な3カウントを奪った。

 BUSHI&ティタンが好連係で激勝。試合後、TJP&アキラがジュニアタッグのベルトを見せつけると、マスクマンコンビも呼応し、にらみ合いを繰り広げてタイトル挑戦をアピールした。

 「正直ね、まだコミュニケーション不足。これは否めない。仕方ない」と冷静にティタンとのタッグを振り返ったBUSHIだったが、「でも、今日のリング上で見た通り、俺たちが勝ったわけで。まあこれからなんじゃないか? なあ? 最後の技だって決まったろ?」と早くも手応えを感じている様子。所属初戦で勝利を収めたティタンは「俺のキャリアの中でも今は素晴らしい瞬間である。これこそ俺がずっと探していたものだ。そしてそれをやっと見つけた今、絶対に無駄にはしない! 俺の持てる全ての力をニュージャパンに、そしてL・I・Jのために捧げていく」と改めて誓いを立てていた。


【内藤の話】「両国大会でのオスプレイのコメントを読んだけど。オスプレイはインターコンチネンタル王座が好きだったようだね。内藤のせいでなくなった。内藤が統一したからなくなった。おいおい! 勘違いすんなよ! 俺はIWGPヘビー級王座とインターコンチネンタル王座を同時に保持したかっただけ。統一したのは飯伏だし、統一を許可したのは新日本プロレス。つまり! オスプレイはちょっと勘違いしているようだね。飯伏が統一を口にした時、唯一、統一に反対した男が内藤だよ。オスプレイはあの時、何も言わなかっただろ? なのに今になって文句を言ってくるとは、ずいぶん都合のいい男だね。そういえばオスプレイ、今シーズン最終戦・大阪大会でのタイトルマッチまで全部休みなんでしょ? さすが! 新日本プロレスに気に入られてる男は違うね! まあせっかくの休みだ。大阪までゆっくりゆっくり休んでくれよ。俺は全国各地のロスインゴベルナブレス・デ・ハポンを応援して下さるお客様を楽しませながら大阪に向かうぜ。カブロン!」

【BUSHIの話】「正直ね、まだコミュニケーション不足。これは否めない。仕方ない。でも、今日のリング上で見た通り、俺たちが勝ったわけで。まあこれからなんじゃないか。なあ? 最後の技だって決まったろ? アンヘル・インモルタル。まあ深い意味はまたどこかで語ろう。(ティタンに)グラシアス(ありがとう)」

【ティタンの話】「そうだ! 最後の技はアンヘル・インモルタルだ。神、CMLL、家族、妻と息子に感謝する。彼らの存在がなければ、俺は今ここにいないだろうし、LIJのメンバーになることもなかっただろう。俺のキャリアの中でも今は素晴らしい瞬間である。これこそ俺がずっと探していたものだ。そしてそれをやっと見つけた今、絶対に無駄にはしない!俺の持てる全ての力をニュージャパンに、そしてLIJのために捧げていく! “エル・イモータル"、ティタン参上だ!」


【試合後のTJP&アキラ&グレイ】
▼グレイ「俺はあいつらが大嫌いだ」

▼TJP「それは知ってる。だがな、実は俺はあいつらのことは嫌いじゃないんだ。LIJのことは嫌いじゃない。俺はBUSHIとティタンのことも嫌ってはいない。正直、俺はあいつらのことに共感できる。それは単に俺がメキシコでトレーニングしたからじゃない。あいつらが行動を起こすと決めた訳が、このベルトを獲ろうと思った訳が理解できるんだ。ヤツらは皆を騙そうとしているが、俺を騙すことはできない。俺たちを騙すことはできない。俺にはあいつらのマスクの向こう側に真実が見える。ティタン、前にも言ったが……俺の内面では、お前がマスクをつけた姿のように感じているんだ。お前らはそのマスクで恐ろしいイメージを作って俺たちを怖がらせられると思ってるのか? 馬鹿か! 内面では俺は醜く、恐ろしく、何だってやる。お前はまだそのことを知らないだけだ」

▼アキラ「ティタン、ユニットに入れば俺たちを倒せるとでも思ったのか? 俺はこの一週間、お前の醜い顔に手をかける日を待っていたんだ。そして今日、ついにお前を捕まえた瞬間、あと少しでお前を終わらせられたのに!」

▼TJP「あと一歩だった!」

▼アキラ「最後の最後でナイトーに助けられたな。お前(ティタン)はこのクラスのトップユニットと対峙してんだ! お前はリョーゴクで行動を起こしたが、これからは俺たちが主導権を握る! いつだってCROWNS UP! まだ時差ボケに悩まされてるのか、ギデオン」

▼グレイ「あいつらにリベンジしてやる」

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