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10/15【新日本】ファンタズモが“BAD DADDY”鷹木に暴走報復 KOPW再戦へストリートファイトルール要求

『バトル・オータム '22』東京・後楽園ホール(2022年10月15日)
○エル・ファンタズモ&石森太二vs高橋ヒロム&鷹木信悟×

 ファンタズモがアルミバケツを投入して鷹木に無法報復。鷹木が修復したKOPWのトロフィーを再び破壊すると、ニューヨークでの再戦に向けてストリートファイトルールを要求した。

 鷹木は10・10両国大会のKOPW戦でファンタズモを撃破した。「ダディ」と呼ばせることにも成功したが、ファンタズモはKOPWの証であるトロフィーを破壊して憂さ晴らし。遺恨継続となり、10・28ニューヨーク大会の再戦が決定した。前夜の前哨戦ではファンタズモがパイプイスを強引に渡して反則偽装を狙ったものの、止まらない鷹木がそのイスでメッタ打ちにして報復。今大会の前哨戦第2ラウンドに向けて、「明日も強烈なお仕置きしてやるからな。お尻ペンペンだ」と予告していた。

 ど派手な電飾コスチュームで現れたファンタズモ。背中のLEDには「SHINGO IS BAD DADDY」の文字が映された。一方、鷹木は自らテーピングで修復したKOPWのトロフィーを持ち込んで、ファンタズモに見せつける。

 来年の1・4東京ドーム大会でジュニア4WAY戦を控えるIWGPジュニア王者・石森とヒロムがのっけから火花。ヒロムがファルコンアローやコーナーめがけてのデスバレーボムをいきなり決める。すかさず鷹木が加勢に入るが、石森に翻ろうされ、パンピングボンバーがヒロムに誤爆。ここぞとばかりにファンタズモが場外で鷹木を暴行した。その後はファンタズモ&石森がヒロムを攻める展開に。ファンタズモは鷹木をおちょくるように、グーパンチと逆水平を交互に連打してヒロムを痛めつけた。

 フラストレーションを溜め込んだ鷹木にようやくタッチが渡ったが、ファンタズモが手玉に取る。グーパンチにはグーパンチを返し、DDTにつなげると、レフェリーとの交錯を誘ってから股間にパンチを一撃。前夜の報復を狙うファンタズモはリング下からアルミ製のバケツを投入した。止めるレフェリーをうるさいとばかりに殴りつけるが、鷹木も負けじと暴走。バケツのフタ部分でファンタズモをメッタ打ちにすると、反則裁定が下った。

 鷹木は構わずフタめがけて掟破りの逆CR IIIを狙うが、こらえたファンタズモがフタへのCR IIIで鷹木をKOした。ファンタズモはトロフィーを再び破壊すると、バケツを被せてなおも鷹木を暴行。さらに、コーナーダイブを狙ったが、これはヒロムが防いだ。自ら破壊したトロフィーの残骸片手にファンタズモは花道を下がっていく。リングに残った鷹木は破壊されたトロフィーに気づき、頭を抱えるしかなかった。

 「どうだ、ダディ? 昨日、お前は我が子をぶっただろ? 息子の俺に暴力を振るっただろ? (ネットで)検索したんだけど、日本では子供へのお尻ペンペンが許されてるようだ。だから自分が悪いことをしている自覚もないようだな」と鷹木を糾弾したファンタズモは、ニューヨークでのKOPW戦に向けて、「今夜チラッと全貌をお見せしてやったよ。なんでもありのニューヨーク・シティ・ストリート・ファイトはどうだ?」と要求した。ハードコアマッチやデスマッチの経験があることを強調したファンタズモは「俺はシンゴ、お前のようなストロング・スタイル流のテクニックこそないが、何だってできるんだ!」と勝ち誇った。

 一方、トロフィーを破壊されて怒り心頭の鷹木は「俺の提案するルールは“ラストマン・スタンディングマッチ"ならぬ“ラストダディ・スタンディングマッチ"だ」とルールを提案。ピンフォールやギブアップはなく、10カウントダウンのみで勝敗を決する形式となる。鷹木は「おい、ELP、この闘いに勝つことができたらダディの称号を与えてやってもいいぞ。せっかくの久々のニューヨーク・シティだ。とことん暴れ回ってやろうじゃねえか。ニューヨークの街が壊れるぐらい」とファンタズモを挑発した。

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