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10/15【新日本】YOSHI-HASHIがコブに雪辱で2回戦進出 TV王座獲りへ「一瞬」締め

『バトル・オータム '22』東京・後楽園ホール(2022年10月15日)
「NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント」1回戦 ○YOSHI-HASHIvsジェフ・コブ×

 YOSHI-HASHIがコブに雪辱。大逆転勝利でトーナメント2回戦進出を決めたYOSHI-HASHIはTV王座獲りに向けて「NEWJAPAN WORLD認定TV王座、そのベルトを俺がいただく時は一瞬だ!」と締めくくった。

 YOSHI-HASHIとコブは今年のNEW JAPAN CUP3回戦で対戦。YOSHI-HASHIはヒザを攻めたものの、最後はコブのツアー・オブ・ジ・アイランドに沈んで敗北した。昨年のG1、4・9両国大会でのIWGPタッグ戦、10・10両国大会でのタッグ対決と、大事な場面でコブに何度も敗れてきたYOSHI-HASHIはリベンジの機会を待ち望んでいたが、NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント1回戦でそのチャンスがやってきた。

 YOSHI-HASHIは奇襲を仕掛けたものの、コブは華麗なドロップキックで主導権を奪取。ブレーンバスターホイップを皮切りに腰を攻めた。それでもYOSHI-HASHIはその場飛びムーンサルトプレスを剣山で迎撃して反撃へ。気迫をみなぎらせると、逆水平を効果的に叩き込み、ヒザにもダメージを与えつつ、ヘッドハンターやネックブリーカードロップで首も攻める。

 YOSHI-HASHIは果敢にプランチャまで浴びせるが、コブはそれをキャッチ。強引に鉄柱に叩きつけ、腰に大ダメージを与えた。リングアウト寸前までYOSHI-HASHIを追い込むと、雪崩式俵返しを敢行。その場飛びムーンサルトプレスを落とすと、強打した左ヒザを押さえながらも、ツアー・オブ・ジ・アイランドの体勢に。

 阻んだYOSHI-HASHIは起死回生のヒザ十字固めへ。リング中央で捕まったコブは苦もんする。YOSHI-HASHIはしのがれてもドラゴンスープレックスで追い討ち。カウンターのラリアットに被弾して吹き飛んでも止まらず、低空ドロップキック、トラースキック、カチ上げ式ラリアットと猛攻を浴びせた。

 しかし、コブの巨体にカルマは決まらない。コブは強引にアスレチックプレックスでぶっこ抜いてペースを掴むと、近距離からツアー・オブ・ジ・アイランドを狙う。首固めで切り返したYOSHI-HASHIはラリアットや頭突きで抵抗。倒れないコブは逆にエルボーをねじ込むと、ダウン寸前となったYOSHI-HASHIの手を掴み、またもツアー・オブ・ジ・アイランドの構えに。間一髪で不時着したYOSHI-HASHIはカルマの体勢に入ると、そこから丸め込む奥の手・業で大逆転の3カウントを奪った。

 YOSHI-HASHIがコブに雪辱。1回戦を突破し、2回戦(10・27後楽園)でEVILと対戦することが決定した。試合後、マイクを持ったYOSHI-HASHIは「トーナメント1回戦、ジェフ・コブ。俺は確かにG1でもNEW JAPAN CUPでもタッグリーグでも負け続けた。ただ、言った通り、最後に勝つのはこの俺だ」とアピールし、「このNEW JAPAN WORLD認定TV王座、試合時間は15分、とても短い。だからこそ一瞬一瞬を俺のものにして最後、俺がベルトをいただいてやる」と力強く予告した。そして、「このNEW JAPAN WORLD認定TV王座、最後誰が優勝すると思う? 拍手で答えてくれ」と問いかけて観客の拍手を浴びると、「NEW JAPAN WORLD認定TV王座、そのベルトを俺がいただく時は一瞬だ!」と後楽園大会を締めくくった。

 YOSHI-HASHIが海外武者修行から帰国した直後の2012年11月、新日本マットではNEVER無差別級初代王者を決めるトーナメントが開催された。その頃を「NEVERのベルトができた時に『どうなんだ、このベルト?』って見ている人みんな思ったと思うよ。でも時を経て、NEVERのベルトにみんなもうそれなりの色を感じると思う」と振り返ったYOSHI-HASHIは「新しいTV王座、今はまだわからない。これから先、どんどん色がついて、価値も絶対上がっていくと俺は信じてるから。必ずこのトーナメントを勝ち抜いて、あのベルトの第一歩は必ず俺がいただこうと思います」と新設されるTV王座を自分色に染め上げるつもりだ。

 さらに、YOSHI-HASHIは「(決勝が行われる)1・4で俺はシングルのベルトを獲って、タッグリーグで俺と後藤さんが優勝すれば、自ずと1・5、IWGPタッグが組まれるでしょう。俺はそこを目指してやっていくから」と今回のトーナメント、そして来月から開幕するワールドタッグリーグをどちらも制覇し、2023年新春に二冠王となる青写真を披露。トーナメント制覇の先まで見据えていた。

【YOSHI-HASHIの話】「言った通り、最後に勝つのは俺だから。このベルトは今トーナメントやっているけど、俺がメキシコから帰国した時、NEVERのトーナメントをやった。NEVERのベルトができた時に『どうなんだ、このベルト?』って見ている人みんな思ったと思うよ。でも、時を経て、NEVERのベルトにみんなもうそれなりの色を感じると思う。NEVER無差別のベルト、俺の中では石井さんの色が濃いし。新しいTV王座、今はまだわからない。これから先、どんどん色がついて、価値も絶対上がっていくと俺は信じてるから。必ずこのトーナメントを勝ち抜いて、あのベルトの第一歩は必ず俺がいただこうと思います。そして、決勝戦は1・4東京ドーム。俺は後藤さんとタッグを組んでて、毘沙門。もちろん今年も(タッグリーグを)連覇するし、必ずIWGPのタッグもいただく。1・4で俺はシングルのベルトを獲って、タッグリーグで俺と後藤さんが優勝すれば、自ずと1・5、IWGPタッグが組まれるでしょう。俺はそこを目指してやっていくから」

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