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10/16【NOAH】NOSAWA論外が来年2月21日引退を電撃表明 ドクターストップで「本当は悔しい」

『ABEMA presents DEMOLITION STAGE 2022 in FUKUOKA』福岡国際センター(2022年10月16日)
○Eita&NOSAWA論外&スペル・クレイジーvs小川良成&藤村加偉&矢野安崇×

 NOSAWA論外が2月21日・東京ドーム大会での引退を電撃表明した。

 この日の福岡国際センター大会で論外はEita、クレイジーとのPERROS DEL MAL DE JAPON(ペロス)トリオで第3試合に出場。今回の九州ツアーでも抗争を繰り広げてきた小川と6人タッグマッチで対決した。

 今ツアーでは小川がEitaに謎の握手を求めてきたが、今宵も試合前のみならず試合中も握手を求め、慌てて論外らが引き剥がす展開。疑心からか論外とEitaも試合が進むにつれて次第にギクシャクし、ついには口論に発展して誤爆…。それでもEitaがImperial Uno一発で矢野を仕留めてみせたものの、試合後に改めて小川が握手を求めると、ついにEitaはガッチリと握り返した。

 …が、Eitaはすかさず小川の急所を蹴り飛ばしてだまし討ち。そのまま小川を袋叩きにするや、「小川! 残念だったな! 俺がお前と組むワケねえだろ! 俺はペロスだ! 小川、(10・30)有明でもまたあるよな? そこでお前をとことんぶっ潰してやる。楽しみだなあ!」と高笑いを決め込んだ。

 股間をおさえる小川の姿に爆笑していた論外だったが、続いておもむろにマイクを持つと「俺がマイクを持つと適当なことしか言わない。でも今日はリアルに話があるぜ。来年、2月21日、東京ドーム、プロレスラー・NOSAWA論外……引退します!」と衝撃表明。らしくもなくリング四方に礼すると、花道奥でも深々と頭を下げて姿を消した。

 あまりにも突然の引退表明。バックステージで論外は満身創痍によるドクターストップが原因だったと明かした。武藤敬司引退と同時の引き際を決断した形だが「武藤さんはプロレスはゴールのないマラソンだと言ったけど、俺はゴールできずに棄権する感じ。本当は悔しい」と時折唇を震わせながら語った。引退に向けたプランもすでに頭にあるといい、後日発表するという。

【試合後の論外】

▼論外「リングの俺は今、24時間プロレスラー・NOSAWA論外、これを演じてるのがさ、本音の本音を言うと凄いきつくなっちゃって。今日は言える範囲でしか言えないんだけど、実際、ドクターストップかかっちゃって。自分が思ったよりも…何つったらいいのかな。こんな全然、明るく笑ってNOSAWA論外でいようと思ったけど、ちょっとセンチな感じで。今年46、キャリアが28年目になるんだけど、本音の本音を言ったらすげえ悔しくて。こればっかりは俺だけじゃなくてみんな来るわけだし。ここ数年、ホントに体きつかったからプロレス終活入ってるってずっと言ってて。でもまだできるなんて思ってたんだけど、どうやらもうポンコツじゃなくガラクタになっちまってさ。ポンコツは直せば動くけど、ガラクタって直しても動かないのと一緒で。その中でこの何年か死に場所を選んだってわけじゃないけど、プロレスリング・ノアっていう死に場所を選んで。正直、今もすげえ充実してる。今日なんかも。2月まで時間あるからいろいろ個人的にやっていくこともあるんだけど、ただ体の都合もあって、試合数も減ってそんなに出れないんだけど、出てる間は最後の最後までNOSAWA論外でいくから。今日言えんのそれぐらいだな。なんかある? 別に俺みたいなのが辞めても話題になんないだろ。武藤さんはプロレスはゴールのないマラソンみたいなもんだって言ってて、ゴールしますって言ったけど、俺の場合はゴールにまでたどり着かなくてさ、棄権するような感じだから。でも2月21日、東京ドームで引退試合。プロレスラーとしては最高なんじゃないの。こんな俺みたいな二流レスラー…いや二流でもないな。1.5流かな。ドームで引退なんだから。なんかある? 今日ぐらいは答えるよ、ちゃんと」

――コンディションが悪いというのは?

▼論外「俺なんかさ、コンディションがいいときなんか一度もないんだけど、その中でもホント将来的に日常生活にまでいってしまうような感じで。今日俺が引退するって、どうせまたふざけて言ってんだろみたいに思ってんだろうけど、言ったとおりにリアルだから。本当は続けたい。気持ちとしては。でもやっぱプロレスって一人じゃできないからさ。いろんな人に迷惑かけたり、ちょっと守らなきゃいけないものもあったりして。プロレスラーとしての人生は俺は最高な方なんじゃないの? 幸せだったよね。こうやって最後もインディーから始めた人間が巡り巡ってノアっていう場所で、東京ドームで引退なんて、それこそ夢ない? まあ、そんなところかな」

――具体的な箇所は言えない?

▼論外「いや、言えるけど、症状まで言っちゃうと首、腰、ヒザ、肩、あと手首。もうそんな感じ。ただドームで引退するって言ったら、武藤さん、多少嫌だと思うんだけど、勝手に一蓮托生だよね、俺と武藤敬司は。そんなところかな、今日言えるのは。怒られるかもしれないね。勝手に決めんなよって。まあ出る間はノアジュニアのあんなしょっぱいの相手してもしょうがないから、小川先輩をとことん、こんな体でもボコボコにしてやりますよ。それが今、楽しくてしょうがない。それがモチベーションだよ。また改めてちゃんとプランニングもしてるから、そのときちゃんと話しますよ。そんな感じで。ただリアルに引退。悔しいね」

【Eitaの話】「試合見てたか? 俺がよ、小川良成と組むか? 俺はよ、初めてノアに来て一番最初に負けた、その相手が小川なんだよ。今でも忘れねえぞ。俺はな、絶対に小川となんか組まねえからな」

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