10/16【新日本】BUSHI&ティタンが王者に直接勝利でジュニアタッグ挑戦決定的に

『バトル・オータム '22』新潟・アオーレ長岡(2022年10月16日)
○ティタン&内藤哲也&BUSHIvsアーロン・ヘナーレ&フランシスコ・アキラ&TJP×

　BUSHI&ティタンが王者・TJPに直接勝利を収め、IWGPジュニアタッグ王座挑戦を決定的とした。

　今シリーズからL・I・J入りし、BUSHIとジュニアタッグ王座を狙うティタン。後楽園大会2連戦ではいずれも王者組の眼前で勝利してみせた。この日も6人タッグでTJP&アキラと激突。ここでベルト挑戦を決定的としたいところだった。

　集中砲火を浴びたティタンだったが、ラリアットでアキラ、コルバタでTJPを吹き飛ばして突破口を開いた。その後、TJPのハイキックを食らってもラリアットを回避し、レッグラリアットで逆襲。王者組もアキラがトラースキック、TJPがファイナルカット、ランニングニーの連続攻撃に出たが、BUSHIのカットが間に合った。

　応えるようにティタンがロープを踏み台にしてのスイングDDTでTJPを突き刺すと、クロスアーム式旋回ショルダーバスターを敢行した。そしてBUSHIがコードブレイカー、ティタンがスワンダイブ式フットスタンプを立て続けに決めるアンヘル・インモルタルをさく裂させてTJPから3カウントを奪った。

　BUSHI&ティタンが王者組から直接勝利。試合後、ティタンがスペイン語で「カンペオナート(タイトルマッチ)」を要求。アキラがイタリア語で呼応すると、BUSHIは「言ったな。たぶん言ったよな今? これで決まりだな。タイトルマッチ決定だな」と念押し。「俺たちがIWGPジュニアタッグチャンピオンベルト奪ってやるよ。エンセリオ、マ・ジ・で」と宣言してみせた。

　これでBUSHI&ティタンのジュニアタッグ王座挑戦が決定的となった。「言っただろ。俺には任務があると! 俺の狙いはフランシスコ・アキラとTJPに巻かれている、あのIWGPジュニアタッグのベルトだ。ただ試合をするために来たわけじゃない。チャンピオンになるために来たんだ!」と繰り返したティタンは「このNJPWのリングで俺の全ての力をぶつける! そして“EL INMORTAL”ティタンはメキシコにあのタッグのベルトを持って帰る!」と怪気炎。BUSHIも「俺とティタンでIWGPジュニアタッグ、必ず獲ってやるよ。どこでやるかは会社に任せた」とベルト獲りを見据えていた。


【内藤の話】「今日は日曜日。オスプレイはイギリスでいったい何をしながら過ごしてるんだろうね? 昨日のコメント、勘違いしないでくれよ。俺はオスプレイを批判しているわけではない。新日本プロレスに質問しているだけ。オスプレイは新日本プロレスからもらった久々の長いオフをぜひ満喫してくれよ。それにしても歓声ありのプロレスは楽しいな。先日、ロンドン大会で経験したけど、めちゃめちゃ気持ちいいよ。早く会場のお客様と一緒に、『デ! ハ! ポン!』の大合唱したいぜ。カブロン!」

【BUSHIの話】「よし決まったな。チャンピオンチームは言ったよな? たぶん。詳しくは分かんないよ。でも、やるっつってたよ、きっとな。俺とティタンでIWGPジュニアタッグ、必ず獲ってやるよ。どこでやるかは会社に任せた」

【ティタンの話】「言っただろ。俺には任務があると! 俺の狙いはフランシスコ・アキラとTJPに巻かれているあのIWGPジュニアタッグのベルトだ。ただ試合をするために来たわけではない、チャンピオンになるために来たんだ! このNJPWのリングで俺の全ての力をぶつける! そして“EL INMORTAL"ティタンはメキシコにあのタッグのベルトを持って帰る!」


【ヘナーレの話】「ナイトー、アリーナ(11・5エディオンアリーナ大阪大会)でウィルのケツを蹴りまくった後…EVILがやったように俺とシングルで闘ってくれないか? G1で負けた借りを返したい。TJPはイラついていると言っていた。昨日はEVILに俺の初タイトルへの道を阻まれた。試合後、お前(EVIL)はヘトヘトだったな。だが、俺を見てみろ。昨日の試合の跡も痣もないだろ! もう少しでお前を倒せるところだったのに、お前は電気を消した。お前はコーナーパッドを外した。お前はイスも使ったが、それで俺に何のダメージも与えられなかった! 少し調べれば分かると思うが、マオリの人間は他の人種よりも頭蓋骨が3mmも厚いんだぜ! 次回、お前が俺に対してイスを使う時には、チタン製の物を使うんだな。EVIL、お前がNJPW WORLD認定TV王者になることを願っている。そうしたら、お前に挑戦したい。ファンはみんな俺がお前のケツを蹴とばすところを見たがっている。みんな、俺がお前の腹にパンチを見舞うところを見たがってんだ! アルティメット・ウェポンは、いつだって闘う準備万端だ!」

【試合後のTJP&アキラ】
▼TJP「俺がこうやって侮辱されてイラつかせられるなんて珍しい! 俺は時々、落ち着いて闘い過ぎてミスを犯してしまうんだ。今日はイラついてる。なぜならジュニアは俺たちが支配する階級だからな。でも、まあいい。俺は負けを受け入れる。だが、大事な時には俺たちが勝つ。俺たちはその場に順応して、解決策を見出すんだ。俺たちはナンバーワン選手の集まりで、それを見せつける。俺たちはオールスターユニットなんだ。その時(タイトルマッチ)が来たら…。前回のコメントで言っただろ。ティタン、BUSHI。欲しい物があるならハッキリ言ってこい。だが、お前たちがこのベルトを欲しがっていることはずっと分かってた。お前らはそれをやっと公言したんだ。お前らが行動を起こしたから、俺たちはそれに対抗する。俺たちのメッセージが最後になる、いつも通りな」

▼アキラ「昨日、俺は(両国で)BUSHIはフェアな勝ち方をしなかったと言った。だけど今日はフェアだったよ。そして、お前たちはこれ(ティタンのオーバーマスク)を何かしらのメッセージとして俺たちにくれたんだろ? これをどうしろって言うんだ? ネットオークションで売れば良いのか? だけど、これに大した価値はないだろう。せいぜいオニギリ1個分くらいしか稼げない! お前たちの挑戦も価値がない。俺たちがお前らを倒すなんて、簡単なことだからだ。防衛した暁には、このマスクを返してやる。家族のもとに持って帰って、恥じれば良い!」

▼TJP「このマスクがメッセージかもしれないって? 違うだろう。単なるくだらない小物だ! 今までに他のレスラーからもマスクを奪ったことはある。今に分かるさ、すぐにな」

▼アキラ「お前らのバカみたいなマスクを剥いでやる!」