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10/26【新日本】大ナリタコール…成田が聖地メインで石井激闘粉砕 「始まってんだよ、世代交代は!」

『バトル・オータム '22』後楽園ホール(2022年10月26日)
「NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント」1回戦 ○成田蓮vs石井智宏×

 成田が聖地メインで石井を激闘粉砕。「NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント」1回戦突破を決めて、大「ナリタ」コールを浴びると、「始まってんだよ、世代交代! 俺が新日本プロレス変えてやる!」と吠えた。

 10・10両国大会で3年ぶりに凱旋帰国し、「俺が新日本プロレスを変える」と宣言した成田。試金石となるトーナメント1回戦で石井と対戦した。ここまで連日前哨戦で火花。成田が「踏み台になってもらう」と通告すれば、石井はアゴへの頭突きで成田をKO。ならばと成田が石井をスリーパーで絞め落とし、両者はヒートアップした状態で一騎打ちを迎えた。

 ゴング直後から2人の気持ちと気持ちが真っ向から衝突。成田は各種エルボーで気を吐く。逆水平でメッタ打ちにされたものの、闘志は消えない成田がエルボーやハーフハッチで反攻。バックドロップにはバックドロップを返し、こん身のミドルキックを唸らせて石井を蹴り倒すと、声援ありの興行となった後楽園ホールに「ナリタ」コールがこだました。

 石井は喉笛に強烈な逆水平をねじ込むと、急角度のジャーマンで引っこ抜くが、成田は真っ向勝負を継続する。ビンタ合戦をカウンターの一撃で制し、スリーパーに捕獲。卍固めに移行してギブアップを迫った。石井が屈しないとみるや、ジャーマンスープレックスホールドに切り換える。

 肩を上げた石井は大反攻へ。真正面からショルダータックルをぶちかますと、強烈なエルボーからパワーボムにつなげて逆に勝機を掴む。必死に立ち上がってくるたびに成田めがけて強烈なラリアットを連発。成田が必死に食らいつくと、再び「ナリタ」コールが発生。試合時間は残り3分に。

 石井は垂直落下式ブレーンバスターで仕留めにかかるが、間一髪で背後に不時着した成田は起死回生の腕ひしぎ逆十字固めに絡め取る。苦もんした石井の足がロープに届いたものの、咆哮した成田は左右のミドルキックを連発した。石井はカチ上げ式頭突きを放つが、スライディングラリアットは空転。成田は延髄斬り、ダブルリストアームサルトでたたみかける。

 勝負を捨てない石井は頭突き、延髄斬りで再び攻勢に。残り1分を切ると、今度こそ垂直落下式ブレーンバスターを狙うも、成田はヒザを利かせて脱出。ハイキック、フロントハイキックをぶち込むと、それでも倒れない石井の突進を読み、カウンターのフロントスープレックスホールドで3カウントをもぎ取った。

 激闘の末に、時間切れ27秒前に成田が石井を粉砕。聖地・後楽園ホールは大「ナリタ」コールに包まれる。マイクを持った成田は「石井に勝って、俺がここに立ってる。その意味、お前らわかるか? 始まるんだよ。始まってんだよ、世代交代! 俺が新日本プロレス変えてやる! よく見とけ、お前ら!」と高らかに宣言。「いいな!」と連呼すると、観客も「オイ!」の声で応える。三度叫んで観客の熱を感じ取った成田が「よし!」と雄叫びを上げて、後楽園大会はフィナーレとなった。

 この結果、成田は10・30幕張大会で行われる2回戦に進出。石井とは真逆のくせ者・矢野通と対戦する。

【成田の話】「リングで言ったことが全てだ。もう始まってんだよ、世代交代。今、ベルト巻いてるヤツら、呑気にしてたら一瞬でコロッと変わるぞ? いいな。もう始まってんだからな!」

※石井はノーコメント

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