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10/26【新日本】ヒクレオが“Wブッキング"アンダーソンの王座返上に待った 「必ず戻って俺と戦え」

『バトル・オータム '22』後楽園ホール(2022年10月26日)
○ヒクレオ&棚橋弘至vsEVIL&ディック東郷×

 ヒクレオがダブルブッキングで浮上したカール・アンダーソンのNEVER王座返上に待ったをかけ、「NEVER無差別級のベルトを持ってこい。そしてベルトを懸けて俺と戦え!」とアピールした。

 11・5大阪大会でアンダーソンの保持するNEVER王座挑戦が決まっているヒクレオ。しかし、アンダーソンは同日に開催されるWWEサウジアラビア大会の出場が決まり、ダブルブッキング騒動に。アンダーソン自身は来日拒否を示唆。この日、新日本はアンダーソンが来日しない場合、タイトルの返上を要求すると発表していた。

 ヒクレオは10・23青森大会では棚橋&田口と組んで、EVIL&裕二郎&SHOの持つNEVER6人タッグ王座に挑戦したものの、ベルト奪取に失敗したばかり。今宵は再び拷問軍と対戦した。

 声出しでの応援ありの大会だけに、棚橋&ヒクレオに声援が集中。一方、拷問軍にはブーイングがこだまする。東郷のベルト殴打を皮切りに序盤は棚橋が劣勢に。代わる代わるに拷問軍の暴行を受けた棚橋だったが、「ゴー・エース」コールを受けて発奮し、東郷にドラゴンスクリューを決めると、好機にヒクレオが登場した。

 ヒクレオは大暴れを見せる。拷問軍2人の首根っこを掴んで同士討ちさせると、両腕ラリアットをぶち込む。東郷に高速パワースラムを決めると大歓声。棚橋が分断に動くと、ヒクレオは一気にチョークスラムで東郷を粉砕した。

 試合後、ヒクレオはマイクを持つと、「オイ、コウラクエンホール!」と日本語で雄叫びを上げてから、アンダーソンのダブルブッキング問題に言及した。「カール・アンダーソン! お前、自分のしたことの重大さをわかってるのか。ニュージャパンはお前に王座の返上を要求してるが、ノーノーノー。俺はそんなもの望んでいない」と新日本の王座返上要求に待ったをかけると、「新日本プロレス、ニュージャパン、聞いてくれ! 俺はカール・アンダーソンと戦う! だから、ベルトの返上はやめてくれ! アンダーソン、ちゃんとベルトを守れよ。お前が逃げるのをやめて、ニュージャパン・プロレスに戻ってくるまで、俺はここで待ってるぞ! 俺たち全員がお前を待ってるからな! NEVER無差別級のベルトを持ってこい。そしてベルトを懸けて俺と戦え!」と直接勝利でのベルト奪取にこだわった。

 バックステージでも「お前が逃げるのも隠れるのもやめると言うのなら戻ってこい。自分が始めたことを最後までやり通せ」とメッセージを送ったヒクレオ。果たしてアンダーソンにヒクレオの思いは届くのだろうか。

【棚橋の話】「ヒクレオの爆発力、うん。ちょっとこう近年ではヒクレオのようなね、勢いを持つ選手はいなかったからね、ウン。そしてね、彼もリング上で言ってるけど、NEVERのベルト、俺もね、1枚噛んちゃってるから、ウン。ヒクレオ、待ってるって。待っててもいいし、獲り行ってもいいと思うよ」

【ヒクレオの話】「もう俺の言いたいことは言った。あとはお前が決めろ。俺は……俺とニュージャパンはお前を待つ。お前が逃げるのも隠れるのもやめると言うのなら戻ってこい。自分が始めたことを最後までやり通せ」

※EVIL、東郷はノーコメント

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