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10/27【新日本】「余は処刑人」 ムタ迎撃決定のオーカーンが抹殺予告

『バトル・オータム '22』東京・後楽園ホール(2022年10月27日)
○ジェフ・コブ&グレート-O-カーンvs真壁刀義&本間朋晃×

 グレート・ムタ迎撃が決まったオーカーンが「余は処刑人」と抹殺を予告した。

 オーカーンは前夜の後楽園大会におけるTV王座決定トーナメント1回戦で矢野と対決。試合中に突如現れたムタに毒霧を噴射された末、敗戦に終わった。一夜明けたこの日、11・20有明アリーナ大会でのムタ迎撃(コブ&オーカーン&アーロン・ヘナーレvsオカダ・カズチカ&矢野通&ムタ)が決定。コブと組んで真壁&本間と対戦した。

 前夜、毒霧を浴びた顔面を包帯代わりのテーピングで覆って登場したオーカーンは足をふらつかせながらリングイン。毒霧のダメージが残っているものかと思われたが、スピアーで本間に襲いかかり、肩固めで絞め上げてグロッギー状態に追い込んだ。真壁&本間のダブルショルダータックルを浴びても、コブの加勢を得て本間に地獄突きをお見舞い。顔面のテーピングを剥がすと、それを利してのチョーク攻撃に出た。

 その後もオーカーンはコブとともに本間に集中砲火を浴びせて試合を支配。真壁がナックルパンチ連打、ラリアットで攻勢に出ても、モンゴリアンチョップ連打で応戦した。左腕ラリアットを食らうと、コブも真壁&本間にサンドイッチラリアット、ダブルブレーンバスターで攻め込まれたが、コブのトラースキックと、オーカーンの二段式フロントハイキックのサンドイッチ攻撃を本間にさく裂。最後はコブがツアー・オブ・ジ・アイランドで粉砕した。

 UNITED EMPIREがGBHに快勝。試合後、何度もマットを叩いて自らを鼓舞するなど大荒れだったオーカーンはバックステージで「痛い! 痒い! 臭い! 苦しい!」と前夜の毒霧を振り返った。ノア9・3大阪大会でムタとタッグを組んだ際も毒霧の餌食となっており、「でも、もう2回目だぞ。解毒はしっかりできたぞ。ごちそうさま」と豪語。「てめぇの死に場所をよく指定したな。これは魔界と帝国、全面抗争だ。負けた方は滅亡を賭けろよ」と迫った。

 そしてオーカーンは「処刑人」を自称。ムタを「老いぼれ」、「元大人気のレスラー」呼ばわりし、「この反逆の罪を償ってもらう。必ずおめぇら本当の意味で殺してやるよ。余が栄光を手に入れることは必ずできるんだよ。てめぇらを処刑していけにえにしてな」とムタ抹殺を予告していた。

【コブの話】「よーし、お前らが見たとおり、グレート-O-カーン……ニュージャパン、お前らは何やってんだ!? 契約もしてない選手(グレート・ムタ)をリングに上げるとはどういうことだ!? 警備員はどこだ!? あいつはどうやって照明を消してリングに上がることができたんだ!? グレート-O-カーンの『WRESTLE KINGDOM』のタイトルマッチの可能性がグレート・ムタの毒霧攻撃で台無しにされた! おい、2022年の今、ようやくパンデミックが過ぎ去ろうとしてるってときに(毒霧をさせて)いいのか!? だが、『Historic X-over』の試合が決まったのはよかった。グレート-O-カーン、俺、アーロン・ヘナーレ組対ヤノ、オカダ、グレート・ムタ組だ。お前らムタにさっさと引退して欲しいのか!? 俺たち3人が相手じゃ、2月の引退試合まで生き残ることはできないだろう。それからほかにも楽しみにしてるのは……FTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)。いいか、耳をかっぽじって聞くんだ。Wi‐Fiもしっかり繋げておけ。お前らニュージャパンに来るようだな!? (11・5)オーサカでベルトを防衛するのか!? 相手は誰だ!? 難しい質問じゃないだろ。答えはもちろん、グレート-O-カーンとジェフ・コブだ! 俺たちはニュージャパンが試合を組んだ対戦相手をすべて倒してきた。BULLET CLUB、フィッシャーメン(毘沙門)に、存在するすべてのタッグチームだ。全員を潰して列の最後送りにした。今、列の最前列に並んでいるのは!? UNITED EMPIREだ。FTR、お前らは“TOP GUYS OUT"といつも言ってるが、お前ら“TOP GUYS"が現れたら、俺たちがキック“OUT"させてやる! ベルトはUNITED EMPIREが取り返す。オーサカのリングの上でもいいし、バックステージでも駐車場でも、なんならホテルでもいい。俺たちがあのベルトを取り返す……。それまで“CROWNS UP"」

【オーカーンの話】「(うめき声をあげながら床を這ってコメントスペースへ登場。そこから片膝立ちになって両手で顔を覆い)ウワァァ〜〜…ッ!! 痛い! 痒い! 臭い! アァァ〜〜ァァ、苦しい〜っ!! (立ち上がり)でも、もう2回目だぞ!? 解毒はしっかりできたぞ。ごちそうさま(と平手で腹を2回叩く)。それより面白いもの見たぞ! “グレート・ムタ新日本プロレスラストマッチ"!?(11・20有明アリーナ) てめぇの死に場所をよく指定したな、おい! そのとおりだ! これは魔界と帝国、全面抗争だ、おい。(両手でビデオカメラを掴んで顔を近づけ)負けたほうは滅亡を賭けろよ、この野郎、おい。それでもだ。本当にいい判断ができたよ。なあ、そうだろ、おい!? よく知らねぇけどよ、あの老いぼれはよ、“元"大人気のレスラーなんだろ!? それがよ、おい! 8月は『同盟を結びたい』と来て! 9月にわざわざ裏切り、10月に痛い膝を抱えて余の“処刑"(試合)に乱入してくれたんだ。そして11月にラストマッチの(手を1回叩いて首をかっ切るポーズ)余は“処刑人"(となった)! 昔で言うと“遠山の金さん"(遠山金四郎)か!? そういうふうに余を選んだわけだ。たった2年しかないこのキャリアの、そう。“令和のミスタープロレス"を選んだ、その目は正しいけどよ。矢野、NOSAWA論外ともども! この反逆の罪を償ってもらう。必ずだ、必ず! おめぇら本当の意味で殺してやるよ! だがな、生きている余はな、ヤングライオン杯獲れなくたってな、初代の(NJPW WORLD認定)TVチャンピオンなれなくたってな、余が栄光を手に入れることは必ずできるんだよ! てめぇらを処刑して生贄にしてな。自らの栄光は自ら掴み取りにいく。おい、FTR。11月5日、余が相手してやる。喜べ! 余は忙しいんだよ、おい! わざわざ相手してやるんだ。生半可な態度と気持ちとコンディションで来るんじゃねぇ。二度と! 言い訳はするなよ」

【真壁の話】「もう勘弁なんねぇ。俺、何度でも同じこと言ってやるからな、おい。この野郎、オーカーン! ただじゃ済まさねぇ、この野郎。ただじゃ済まさねぇぞ、この野郎! 何べんも同じこと言ってやる。てめぇ、地の果てまで追いかけて行ってやる。地獄落としてやる、この野郎!」

【本間の話】「(コメントスペースへ座り込み)負けてる場合じゃねぇんだよ、クソーッ! 俺が(NJPW WORLD認定)TV王座、NEVER(無差別級王座)、WORLD TAG(LEAGUE)、口にしちゃいけねぇっつうのか!? 夢見ちゃいけねぇっつうのか!? 確かに、確かに顔じゃねぇかもしんねぇよ。でもよ、負けても負けても、あきらめず立ち上がんのがプロレスラーだ。誰がなんと言おうと俺はあきらめねぇ。何べんでも言ってやる。あきらめねぇ。負けても負けても立ち上がる。NEVER、TV王座、みんながみんな強いヤツじゃないんだよ。俺みたいな弱いヤツが夢語ったっていいじゃねぇかよ。みんな順風満帆にいくことなんかねぇんだ。俺はちょっとだけ、ちょっとだけ遅咲きなのかもしんねぇ。でも、絶対、咲かせてみせるぞ。絶対咲かせてみせる!」

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