10/27【新日本】YOSHI-HASHI勝機連発もEVILが逆転無法料理でTV王座決定T準決勝へ

『バトル・オータム '22』東京・後楽園ホール(2022年10月27日)
「NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント」2回戦 ○EVILvsYOSHI-HASHI×

　YOSHI-HASHIが何度も勝機を作ったものの、最後はEVILが無法勝利。11・5大阪大会での準決勝に勝ち上がった。

　10・15後楽園大会における1回戦でコブを破ったYOSHI-HASHIと、ヘナーレを無法料理したEVILがこの日、2回戦で対決。NEVER無差別級6人タッグ王座を巡って抗争を繰り広げてきた両者が準決勝の切符を争った。

　YOSHI-HASHIがショルダータックルを連発し、逆水平を連打するなど先制すれば、ディック東郷の加勢で追撃を止めたEVILは場外戦で逆転。イス攻撃やチョーク攻撃に出ると、レフェリーの注意を引きつけておいて東郷の介入を呼び込んだ。

　守勢に回ったYOSHI-HASHIだったが、低空ドロップキックでヒザを射抜いて反撃ののろし。ヘッドハンター、東郷へのスライディングキック、串刺しラリアット、ネックブリーカードロップの猛攻に出たが、トラースキックはEVILがレフェリーを盾にして阻止。すかさずパイプ椅子でYOSHI-HASHIをフルスイング殴打し、ダークネスフォールズで追い討ちをかけた。

　YOSHI-HASHIも意地のキックアウト。EVILが仕上げとばかりに狙ったEVILを食い止め、コーナー金具に投げつけると、ドラゴンスープレックスで主導権を奪い返した。EVILがラリアットを叩き込んでも、YOSHI-HASHIは意地で倒れず。エルボー、逆水平、トラースキックを立て続けに決め、エプロンに上がった東郷にEVILを投げつけて排除すると、ラリアット、クマゴロシで一気にたたみかけた。

　だが、EVILは3カウントを許さない。カルマもレフェリーにしがみついて阻止した。急所蹴りはYOSHI-HASHIが回避すると、我慢の限界とばかりに浅見レフェリーがEVILに張り手をお見舞い。すかさずYOSHI-HASHIがコブを破った業で丸め込んだ。EVILがギリギリで返しても東郷と同士討ちさせると、イスを手にしたEVILにトラースキックを叩き込んだ。すかさずスクールボーイで丸め込んでニアフォールに追い込むと、スリーパーで絞め上げてから変型バックブリーカーを敢行した。

　だが、EVILもカルマは再び決めさせない。レフェリーとの交錯、ローブローがいずれも不発に終わっても、YOSHI-HASHIをコーナー金具に激突させると、EVILをさく裂。YOSHI-HASHIは返せず3カウントが入った。

　YOSHI-HASHIが何度も勝機を作ったものの、最後はEVILが無法勝利。11・5大阪大会での準決勝にコマを進めた。「あの野郎、イスで蹴り込んできやがって。卑怯もんが」と自分を棚に上げて吐き捨てたEVILはメインの「フィンレーvsザック」の勝者と対決。「次も結果は一緒だぞ、おい。俺がいってやるぞ。よく覚えとけ」と予告してみせた。

【EVILの話】「(東郷を引き連れ、床を這ってコメントスペースへ現れ)折れたぁ〜。あの野郎! あの野郎、イスで蹴り込んできやがって。卑怯もんが、この野郎。まあよ、こんなもの痛くも痒くもねぇんだよ。次も結果は一緒だぞ、おい。俺がいってやるぞ。よく覚えとけ、この野郎!!」

※YOSHI-HASHIはノーコメント