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10/30【全日本】ヨシタツ&TAJIRIがアジアタッグ初戴冠、イザナギ&めんそーれ迎撃へ

『2022旗揚げ記念シリーズ〜#ajpw Halloween MANIAx〜』東京・新木場1stRING(2022年10月30日)
アジアタッグ選手権試合 ○ヨシタツ&TAJIRIvs佐藤光留&田村男児×

 ヨシタツ&TAJIRIの元WWEタッグがアジアタッグ王座を奪取。両者とも最古のベルト初戴冠を果たした。

 10・23大阪大会で光留&田村が児玉&立花(現・花畑正男)を退け、アジアタッグ初防衛に成功。試合後、挑戦を表明したのが元WWEタッグだった。ヨシタツが「俺たちは世界しか知らない。そろそろアジアを知りたくなってきた」、TAJIRIが「日本で一番歴史があるベルト。巻いたことないから一回ちょっと巻いてみたい」と名乗りを上げた。

 意外にも両者ともアジア未戴冠。ベテラン二人が歴史ある最古のベルト獲りに乗り出した。ヨシタツ&TAJIRIはキャリアの浅い田村に的を絞ってねちっこい腕攻めで主導権を掌握。ヨシタツは足関節合戦、TAJIRIは腕関節合戦を光留相手に展開し、ベテランのテクニックを見せつけた。

 終盤にはヨシタツが光留のジャンピングハイキックと田村のフライングショルダーのサンドイッチ攻撃を食らって劣勢に。ラリアット、ダイビングショルダーと田村の猛攻を浴びたが、デスバレーボムの餌食となりかけたところでTAJIRIがグリーンミストを噴射する好フォロー。すかさずヨシタツがヨシタツ幻想(ファンタジー)で捕らえて田村をギブアップさせた。

 光留&田村が2度目の防衛戦で陥落。ヨシタツ&TAJIRIが第115代王者となった。試合後、イザナギ&めんそーれのマスクマンタッグが挑戦を表明。ヨシタツも「やるんだったら別にやってもいいんじゃないですか」と受諾し、V1戦が浮上した。

 「連係もなく、ああいうホントにやばいとこだけパッと来てもらうという。大人のタッグチームだね。全部呼吸のみ。何にも言葉いらない」とヨシタツが言うようにベテランの妙を発揮しての最古のベルト初戴冠。TAJIRIが「三冠よりも世界タッグよりもアジアタッグが僕の中で日本のベルト。それが巻けた。力道山、ジャイアント馬場さん、吉村道明、豊登、アントニオ猪木、そういう歴代の中に名を連ねて。だからある意味、もう終わっちゃった」と達成感を口にすれば、ヨシタツも「猪木会長の通夜も葬儀も参列できなかったんだけど、これを巻くことによって弔意を表すというか。そういう意味合いもあったんで、今日どうしても勝ちたくて」との思いを結実。しかも個人として10本目のベルト戴冠となり、「凄いベルト。日本で一番歴史のある。これからできるだけ長く防衛していきましょう」と誓っていた。

【試合後のヨシタツ&TAJIRI】
▼ヨシタツ「何というか、いろいろ試合前からお互いSNSとかで言い合ったんだけど、お互いのいいところを何も言わずというか、阿吽の呼吸で出し合って、ホント最後の最後のやばいとこだけああいうアシストというね。試合中、連係もなく、ああいうホントにやばいとこだけパッと来てもらうという。大人のタッグチームだね。全部呼吸のみ。何にも言葉いらない」

▼TAJIRI「僕、実は全日本にフリーで上がり始めて5年ぐらい経つんですけど、自分で考えたことあんまり言いたくないタイプなんですけど、実はアジアタッグだけは一回巻いてみたかったんですよ。一回だけジェイク&岩本組に挑戦したことあるんですけど、その時取れなくて。やっぱり三冠よりも世界タッグよりもアジアタッグが僕の中で日本のベルト。それが巻けた。力道山、ジャイアント馬場さん、吉村道明、豊登、アントニオ猪木、そういう歴代の中に名を連ねて。だからある意味、もう終わっちゃった、取ったことで(笑) だから相手はめんそーれでも何でも俺はOKですよ。かまいません」

▼ヨシタツ「俺もSNSで言ってたんだけど、力道山先生、馬場御大、猪木会長が巻いてたベルト。俺は猪木会長の通夜も葬儀も参列できなかったんだけど、これを巻くことによって弔意を表すというか。そういう意味合いもあったんで、今日どうしても勝ちたくてね。俺の記念すべき10個目のベルトなんですよ。数えたんですよ。いい記念になった。TAJIRIさんがそうやっていうから、巻いた価値があるんじゃないかな、アジアタッグ凄いベルト。日本で一番歴史のある。これからできるだけ長く防衛していきましょう。ありがとうございました」

【イザナギ&めんそーれの話】
▼めんそーれ「シャーッ! リング上で言った通りだ。なあ、イザナギ?」

▼イザナギ「全日本プロレスが言ってんだ。挑戦するぞ!」

▼めんそーれ&イザナギ「シャーッ!」

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