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11/1【NOAH】“無敗"サッチャー「清宮はプリティボーイ」 王者・清宮は「トップの自覚」あらわ GHCヘビー調印式

 11・10後楽園大会のGHCヘビー級選手権試合「(王者)清宮海斗vsティモシー・サッチャー(挑戦者)」に向けた調印式が1日、都内で開かれた。

 大一番となった10・30有明アリーナ大会ではメインで藤田和之を破ってGHCヘビー級王座初防衛。辛勝であり、「ムタvs中邑」発表の報が話題を呼んだ大会でもあっただけに「いろいろ考えた大会でした」と語った清宮だが、「後ろを見てたら前には進めない。次の挑戦者、ティモシー・サッチャーはまだノアで誰にも負けたことがない選手。この選手をどうやって攻略して倒していくかにあと10日間、必死になってやっていきます。ノアは俺が引っ張っていきます。俺を観に来てください」と前を向いた。

 今年6月に鈴木秀樹の導きによって、ノア参戦をスタートさせたサッチャーは、レスリングへのストイックな姿勢と多彩な技術で存在感を発揮。鈴木とGHCタッグ王座戴冠を果たしたほか、杉浦貴や小島聡をシングルマッチでことごとく破ってきた。

 このご時世で“SNSをやらない"一面も持つサッチャーは「私はあまりしゃべる方ではない。自分はあくまでもリングの中の試合で見せる。ノアに来てからまだ負けたことがない。だから、このベルトに挑戦したいと思うのはごく自然な流れだ」と静かにコメント。「清宮には才能があるが、まだまだプリティボーイだ」と清宮の“雰囲気不足"を指摘しつつ、「ノアは素晴らしい選手がそろう闘いがいのあるリングだが、そこで私は負けていないんだ」と改めて強調した。

 同大会は“5大GHC戦"のみ全5試合で構成される大会。そのメインで野獣・藤田とはまた違った種類の試練に臨む形となった清宮は、「ノアとして攻めの姿勢の中でどういう試合を見せるか。それぞれチャンピオンがいろいろ思ってこの大会に臨むところだと思うんですけど。ただ僕はシングルの、この会社のトップ、一番上の選手なんで、この大会、必ず成功させて次につなげたい」と“トップの自覚"とともに、難敵サッチャーと堂々対峙してみせた。

【会見の模様】
▼サッチャー「私はあまりしゃべる方ではありません。よくいろんなことを話す選手もいらっしゃいますが、自分はあくまでもリングの中の試合で見せます。ですからあまりしゃべることはないんですけど、まずハッキリさせておきたいのは、ノアに来てからまだ負けたことがありません。ですから自分にとってこのベルトに挑戦したいと思うのはごく自然な流れだと思っています」

▼清宮「まず有明アリーナありがとうございました。いろいろ考えた大会でしたが、本当に後ろを見てたら前には進めない。次の挑戦者、ティモシー・サッチャーはまだノアで誰にも負けたことがない選手。この選手をどうやって攻略して倒していくかにあと10日間、必死になってやっていきます。本当に相手は強豪ですが、それでもノアは俺が引っ張っていきます。俺を観に来てください」

――王者・清宮選手の印象は?

▼サッチャー「清宮選手、本当に才能がある素晴らしいGHCチャンピオンだと思います。ただ、ちょっとかわいいところがあるんじゃないかなと思います。やはり真のプロレスラーというのは先日挑戦した藤田選手であったり、自分のような見た目、雰囲気というのがよりプロレスラーらしいのではないかなと思っています」

――サッチャー選手はどんな選手だと思っている?

▼清宮「海外の前評判とかも知っていて、ノアに来る前から凄い選手が来るんだなというのは思ってたし。本当に海外の選手特有というか、手足の長いところから出る関節技は凄い脅威だと思うし。物凄く強い選手だと思っています」

――どんな試合をしてどんな勝ち方をしたい?

▼清宮「今の自分は先日の有明アリーナもありましたし、『本当に清宮観に来てよかった』と思える試合にします」

――5大GHC戦となるが、そのメインに立つ意味をどう捉えている?

▼清宮「まずこの5大チャンピオンの試合だけで大会が行われるってことは初だと思いますし、ノアとして攻めの姿勢の中でどういう試合を見せるかっていうのは1試合ずつ、それぞれチャンピオンがいろいろ思ってこの大会に臨むところだと思うんですけど。ただ僕はシングルの、この会社のトップ、一番上の選手なんで、この大会、必ず成功させて次につなげたいと思います」

――ノアでの自分の戦いにどんな感想を持っている? リングに上がるうえでどんな信念を持っている?

▼サッチャー「試合に臨む、その信念なんですけど、負けると思ってリングに上がることは絶対ありませんから。まず負けると思ってリングに上がらない。ノアのリングというのは素晴らしい技術を持った選手がたくさんいます。強い選手が揃っていますが、その中でパートナーが負けてしまうことはあっても、自分はまだ負けたことがありません。この状況はまだまだ続くだろう。そういう思いがありますし、そう信じているからこのベルトに挑戦しようと思った次第です」

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