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11/3【新日本】L・I・Jがジュニアタッグ前哨戦連勝 TJP撃破のティタンがダメージ深刻も「俺とBUSHIでやってやる」

『バトル・オータム '22』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第二競技場(2022年11月3日)
○ティタンvsTJP×

 L・I・JがIWGPジュニアタッグ前哨戦となったシングル二番に連勝。ティタンはTJPに狙い撃ちされた左足に大ダメージを負い、深刻な状況を明かしながらも「ティタンは宝を狙っている。L・I・Jのメンバーのサポート、そしてBUSHIと一緒に俺たちがやってやるぞ」と誓ってみせた。

 王者・TJP&アキラにBUSHI&ティタンが挑戦する11・5大阪大会のIWGPジュニアタッグ戦は2日後。この日、所も同じ大阪でシングルによる前哨戦が2試合組まれた。まずはBUSHIがアキラにラ・マヒストラルで勝利。試合後、収まらないアキラがBUSHIを襲撃すると、そこへTJPとティタンもやってきて、そのまま第7試合に突入した。

 TJPがマスクに手をかけて揺さぶりをかけたが、ティタンはフライングヘッドシザース、トペスイシーダの連続攻撃で怒りの反撃。間髪入れずスワンダイブ攻撃を狙ったものの、アキラが足を引っ張って妨害した。すかさずTJPがねちっこい左足への一点集中攻撃を展開。両手を取っての変型サソリ固め、鎌固めでもん絶させた。ティタンがしのいでも顔面ウォッシュで追い討ちをかけた。

 防戦一方に追い込まれたティタンだったが、ラリアットをかいくぐってゼロ戦キックでようやく反撃を開始。スワンダイブ式ボディアタック、トペコンヒーロと空中殺法を連発して逆転を果たした。TJPの反撃をことごとく食い止め、トラースキックをさく裂させたが、TJPも変則的な動きで翻ろうしてからダイビングエルボーを放って譲らない。

 両者は意地のエルボー合戦で火花。ティタンがソバットを連発すれば、TJPはハイキックをぶち込んで徹底抗戦。ティタンが追尾式スイングDDTを仕掛けても阻止し、デトネーションキックをさく裂させた。ダイビングフットスタンプはティタンが不発に終わらせると、逆にコーナー最上段からエプロンへのダイビングフットスタンプで急降下した。

 すかさずティタンが正調・ダイビングフットスタンプで仕上げに入ろうとしたが、TJPは回避。着地の際にティタンが足にダメージを受けたのを見逃さず、低空ドロップキックからの足4の字固めで捕らえた。ティタンが反転してもアキラが介入してマスクを引っぺがした。顔を覆うしかないティタンだったが、TJPのダイビングボディプレスを自爆させた。BUSHIがティタンにマスクをかぶせてピンチを救出すると、ティタンは背中へのスワンダイブ式フットスタンプを落として3カウントを奪った。

 L・I・Jコンビがシングル連勝で2日後のジュニアタッグ王座戦へ向けて追い風を吹かせた。が、試合後、足を引きずっていたように、ティタンの左足のダメージが気がかり。「TJPからきついのをもらったよ。この長いシリーズで俺はもうダメージが蓄積してる。今は動かすのもやっとの痛みだ」と明かしたティタンは中一日でどこまで回復できるかわからないが、「ティタンは宝を狙っている。L・I・Jのメンバーのサポート、そしてBUSHIと一緒に俺たちがやってやるぞ」と誓うばかり。BUSHIも「あさっても俺らが勝って71代目IWGPジュニアタッグ、俺とティタンでもらうぞ」と予告していた。

【ティタンの話】「(足を引きずって引き揚げてくると崩れ落ちるようにフロアに座り込み、何度も左ヒザをさすりながら)イテッ……。TJPからキツいのをもらったよ。この長いシリーズで俺はもうダメージが蓄積してる。TJPは真っ直ぐ俺の足を攻めてきた。ドクターにどんな状態なのか見てもらわないと。今は動かすのもやっとの痛みだ。でも、俺は毎回リングで全力の勝負をぶつける。前にも言ったが、“EL INMORTAL(エル・インモルタル)"ティタンは宝を狙っている。L・I・Jのメンバーのサポート、そしてBUSHIと一緒に俺たちがやってやるぞ!」

【BUSHIの話】「おい、TJP、アキラ。お前らのやり方な、納得いってないからな。今日、俺たちが勝ったよ、確かに。チャンピオンシップじゃない。けどな、これな、あさって(に向けて)の重要なシングルマッチなんだよ。あさっても俺らが勝って、71代目IWGPジュニアタッグ、俺とティタンでもらうぞ」


【TJPの話】「まぁ……誰だってたまには勝てるとは言うが、事実だったようだ。あいつらは1対1なら俺たち相手にも勝てるってことだろうか……。これでもし2対2のタッグでもお前らが勝てるチャンスはあるってことかもしれないと認めるよ。これでタイトルマッチはもっと面白い勝負になりそうだ。だが、3人目の男はいないし、1対1でもない、介入もなしの2対2の勝負だ。ふざけるのも一切なしだ。今日、俺たちは読みを間違えてしまったな。でも次はもっと良い戦略で挑む。どっちにせよ、俺たちチームの方が強い。さぁて、どう転ぶか楽しみだ。次ですべてが決まる」

【アキラの話】「FA●CULO! FA●CULO!(イタリア語の“Fワード")。俺があいつを仕留めたと思ったのに! これで対BUSHIの勝敗は俺の0勝2敗だ。でも今日の試合の負けなんて関係ない。リョーゴクでの負けもそうだ。こんなの大したことない。大事なのは土曜日のタイトルマッチ。俺はこの一戦にすべての望みを託してる。懸けるものがある時ほど俺は強くなれるんだ……」

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