プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

11/3【新日本】SANADA優勢で2日後準決勝へ 成田「今日じゃねぇ。あさって」

『バトル・オータム '22』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第二競技場(2022年11月3日)
○内藤哲也&SANADA&高橋ヒロムvs成田蓮&マスター・ワト&アレックス・ゼイン×

 NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント準決勝へ向けてSANADA相手に劣勢となった成田だが、「今日じゃねぇ。あさって」と誓った。

 2日後の11・5大阪大会でTV王座決定トーナメント準決勝で対決するSANADAと成田が最後の前哨戦を迎えた。両者が準決勝進出を決めた10・30幕張大会の試合後、成田が「世代交代は始まってんだよ。次の準決勝、ただの準決勝と思うなよ」と挑発すれば、SANADAは「世代交代? やれるもんならやってみろ」と応戦していた。

 試合前から成田がSANADAを挑発し、両者が先発で向き合った。レスリングの攻防でしのぎを削り、成田が離れ際にチョップを打ち込んでなおも挑発したが、SANADAは冷静沈着。成田が放った張り手をかいくぐってパラダイスロックを仕掛けた。成田が腕ひしぎ逆十字で切り返しにかかっても逃れ、エルボー合戦から成田がスリーパーを仕掛けると、切り抜けたSANADAはドロップキックで先制打を放った。

 中盤に再びSANADAと成田が対峙。成田がミドルキックやハーフハッチで攻め立て、腕ひしぎ逆十字で捕らえた。なおもミドルキックを連発して左腕を狙い撃ちすれば、SANADAは低空ドロップキックで左ヒザを射抜き、ドロップキック、プランチャの波状攻撃で応戦。成田もドラゴンスリーパーをコブラツイストで切り返したが、SANADAはネックスクリューで流れを渡さなかった。

 最後はL・I・J怒とうの連続攻撃から内藤がデスティーノでゼインを料理。SANADAが前哨戦を制した形となった。試合後、SANADAはエプロンに立った成田とロープを挟んでしばし視殺戦。差を強調するように両手を上下に広げた。確かに劣勢の印象が残った感は否めない成田だが、「あさって、あさって! 今日じゃねぇ。あさって」と2日後の準決勝を見据えていた。


【内藤の話】「(ギデオンのジャケットを着たまま現われて)今シリーズ『バトル・オータム』も残すところあさっての最終戦のみ。ここまで15戦して14勝1敗。圧倒してるけど、肝心のオスプレイがいないんでね。この前哨戦は関係ないかな。いよいよ迎える11月5日、大阪府立体育会館にて行なわれるIWGP USヘビー級選手権試合、いったいどんな結末が待ってるのかねえ? とりあえず明日の調印式にオスプレイが来るんでしょ? 来るんだよね? 大丈夫? 来るんだよね? 久々にオスプレイの顔を見るわけで、楽しみにしてるよ。是非お気をつけて調印式の会場までお越しください。ではでは、このジャケットを着て帰ろうかな。寒いんでね。アディオス!」

【ヒロムの話】「よし! よし! よし! よーし! よーし! よーし! 何がよーし! 分かってる。俺だけね、このシリーズを通してタッグを組みましょうってやってきました。でも、誰も反応しない。誰も組んでくれない。分かってるんだよ。俺だって分かってるんだよ。どうせここで握手が成立したとしても、結局クジ引きで決めるんだろ? 分かってんだよ、俺だって! 俺は組む人を決めました。明日、発表します。たとえクジの結果がどうなろうと、俺はその人としか組まない! クジ引きなんて関係ない! 俺は組みたい人間と組む! もう俺は組む人間を決めている。(ここで引き上げたものの、約1分半後ぐらいに再びコメントスペースにジャケットを脱いで戻ってきて)おい! おい! 1つだけ言うこと忘れてたよ! 明日、俺の中では組む人間、決まってるからな! (ここでも一度引き上げたが、約30秒後にまたも戻ってきてTVカメラマンに向かって)おい! ちゃんと撮れたか? おい! 放送になってんだろうな? 伝わってるか? 俺の言いたいこと! 俺が組む人間は決まってるってことなんだよ! 俺の中で決めてんだよ! だからクジとか関係ねえ! 俺が組みたい人間と組む! それだけなんだよ。分かってる? ちゃんと伝わってるか? 伝わってるかーッ! (TVカメラマンのカメラが頷くと)俺は組みたい人間と組む。それだけだ」

※SANADAはノーコメント


【成田の話】「あさって、あさって! 今日じゃねえ。あさって」

【ワトの話】「ヒロム、デスペラード、そして石森、そして、新日本プロレス! 1月4日は俺が新日ジュニア、そして新日本プロレスの未来のターニングポイントになる。俺がそうしてやる。ついに明日、ここ大阪府立体育会館でパートナーが決まるよな? ヒロム、デスペラード、石森、俺はお前らと組みたくねえ。けどよ、俺は非常に楽しみだぜ。楽しんでデスペラード、あんたにはやられねえ。ヒロム、お前には負けねえ。石森、お前を超えてやる!」

【ゼインの話】「(コメントスペースに現れると座り込み)クソ……。オー・マイ・ゴッド……勝った時もアリガトウ。負けた時もアリガトウ。今日はナイトーのおかげで学びを掴み取ることができた。クソ……ナイトー、俺はずっと前から、なぜお前がこの団体のトップなのか理解してきたつもりだ。2020年の『WRESTLE KINGDOM』は会場で生で試合を見た。お前がIWGPヘビー級のベルトを獲った瞬間も見た。あの時から、いつか俺たちは同じリングに立つと分かっていた。俺の席は後ろのスタンドのほうだったが、俺はお前の試合を見て、あそこにいたみんなと同じように感動した。でも、俺たちは巡り会うことになると知っていた。そして、実際に今そうなった。あの夜(東京ドーム大会)のように、俺は今日またお前の偉大さに気付かされた。今日、俺が学んだことはニュージャパン・プロレスで真の素晴らしいレスラーになるには長い道のりがかかるってことだ。運命は自分で切り拓かないといけない……。俺は自分で自分の道を選んだ……。いや、2020年の『WRESTLE KINGDOM』でお前があのベルトを獲った瞬間から、もう俺の覚悟はできていた……。ザ・ソースの真価を見るその時まで待っていろ! 俺がお前を生きたまま食うその日まで待っていろ! (日本語で)イタダキマス!」

プロ格 情報局