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11/4【新日本】11・5大阪IWGPジュニア前哨戦が「デスペ&ワトvs石森&ヒロム」に前日決定 ヒロム歓喜「おっしゃー! 勝ったぁ!」

 11・5大阪大会で行われるインクレディブルタッグマッチの抽選会が4日、エディオンアリーナ大阪 多目的ホールで行われ、IWGPジュニア前哨戦の組み合わせが「エル・デスペラード&マスター・ワトvs石森太二&高橋ヒロム」に決定。「組みたい人間がいる」と発言していたヒロムは希望通りだったか「おっしゃー! 勝ったぁ!」と歓喜した。

 2023年1・4東京ドーム大会のIWGPジュニアヘビー級王座4WAY戦へ向けた前哨戦となる4人によるタッグマッチが組まれた。組み合わせはこの日の抽選会で決められることになり、王者・石森、デスペラード、ワトが消極姿勢を見せる中、ヒロムは前夜の大阪大会の試合後、「俺は組む人を決めました。明日、発表します。たとえクジの結果がどうなろうと、俺はその人としか組まない! クジ引きなんて関係ない! 俺は組みたい人間と組む!」と発言していた。

 抽選会は「赤コーナー」、「青コーナー」と書かれた紙が入った封筒が2枚ずつ用意され、それを選手たちが引いて組み合わせを決めるもの。紙が透けて見えないよう封筒を二重で使用する念の入れようだったが、ヒロムがこれに疑惑の目を向けた。阿部誠リングアナウンサーが集まった観客たちに透けていないことを確認してもらうと、ヒロムも納得してようやく抽選会が始まった。

 4枚の封筒がテーブルに並べられると、ワト、ヒロム、デスペラード、石森の順で引き、阿部リングアナの合図で一斉に開封した。結果はデスペラードとワトが赤コーナー、石森とヒロムが青コーナー。IWGPジュニア前哨戦の組み合わせが決まった。

 これに喜びを爆発させたのがヒロムだった。石森が意中のパートナーだったのか定かでないが、「おっしゃー! 勝ったぁ! OK、Ok! 勝ったぁ! よし!」と歓喜。「一番大嫌いなヤツと同じコーナーなんて、やってられません」(ワト)、「パートナーとタッチもしたくねぇし、同じコーナーに立ちたくもねぇ」(デスペラード)と険悪ムードの相手チームを横目に、「見て分かる通り、この2人は非常に仲が悪い! ということは! 仲のいいヒロムちゃん&チワワ組は最高のタッグチームになると思います!」と確信。「これはもう新友情タッグの結成と言ってもいいと思います!」とまで言い切った。

 一方、石森は「新友情タッグ? このタッグ、何の意味があんのかわかんねぇ」と不満げに吐き捨てた。構わずヒロムが写真撮影の際に握手を求め、「明日は思いっきり戦いましょうよ。それをみんなも見たいだろ!」と呼びかけたものの、石森は無視して退席してしまった。

 ドームでは当然ながら全員が敵対関係になる。それが前哨戦とはいえタッグを結成しても、すんなり試合が成立するかどうか懸念されるところ。“インクレディブルタッグマッチ"は両チームに険悪ムードが漂ったまま波乱含みで当日を迎える。


【抽選会の模様】
▼阿部リングアナ「インクレディブルタッグマッチへの出場選手は決定済みですが、現時点でタッグチームは決定しておりません。これより、この場でタッグチームを決定いたします。誰と誰が組むのか。4選手は常日頃、戦ってはいますが、タッグを組むことはあり得ません。誰と誰が組んでも明日の大会で初めてのタッグ結成となります。これよりくじ引きに入るんですが、この封筒の中に赤コーナー、青コーナーと書かれた紙が入っております。出たコーナーが明日の試合で立つコーナーになります。なお、透けるのを防止するために封筒の中にはもう一枚の封筒が入っております。選手の皆さんは一人1枚、封筒を引いてください」

▼ヒロム「阿部さん、(ファンは)みんな怪しんでるんじゃないの? 見えるんでしょ? どうせみたいな」

▼阿部リングアナ「いや、これは見えないように…」

▼ヒロム「見えないようにっていうのは阿部さんがやったあれだろ?」

▼阿部リングアナ「二重で封筒入っております」

▼ヒロム「それをお客さんに渡す自信はあるのか? 見てもらう自信はあるんですか?」

▼阿部リングアナ「はい、透けないように見てもらいますか」

▼ヒロム「はぁ、怪しいな、その手に持ってるヤツ! それだけ透けないヤツなんじゃねぇの?」

▼阿部リングアナ「いや、そんなことはありません」

▼ヒロム「そういうの、ホントお客さんは厳しいよ。見てもらった方がいいんじゃないか? (他の封筒を選んで)これいくか」

▼阿部リングアナ「(手にした)この封筒ではなく?」

▼ヒロム「それじゃなく。それは絶対透けないようにできてるやつ。これをランダムで。前の方の人とかだともしかしたら仕込みの可能性がある。後ろとか、そういうのにちゃんとみてもらわないと。その結果、ここに並ぶんだったら引いてやる。どうだ? それでいいだろ? お客さん」

※阿部リングアナが複数のファンに封筒を確認してもらうと

▼ヒロム「大丈夫ですか?」

※場内から拍手。4枚の封筒がテーブルの上に並べられ、ワト、ヒロム、デスペラード、石森の順で封筒を引くと、阿部リングアナの合図で一斉に開封。「石森&ヒロムvsワト&デスペラード」に決定

▼ヒロム「おっしゃー! 勝ったぁ! OK、Ok! 勝ったぁ! よし!」

▼ワト「今年一クジ運が悪いなと思いました。一番大嫌いなヤツと同じコーナーなんて、やってられません」

▼デスペラード「最悪ですね。でも唯一、今回やりたかったこと、石森太二選手、チャンピオンから勝つというのが、まず必要なことだったので、石森チャンピオン様と対角のコーナーに立てたことはラッキーだったなと。実際1・4のタイトルマッチのための前哨戦ということで、これはまだ途中にしか過ぎないので、これで勝とうが負けようがっていうのはあるんだけど、やっぱり狙うべきはベルトが欲しいので。で、実際、俺はリマッチ権というものが存在するかどうかは分からんとしても、俺が負けて獲られて、(10・10両国で)ワトがどうせ負けるだろうからそのあと行こうと思ってたら、まさか勝っちゃったんで、こういう形になってしまったんですが、そもそもあそこでチャンピオン様が4WAYとか言い出さなかったら、こんな訳の分からんタッグもやらなくて良かったんですよ。(石森に向かって)ね? ね? これアンタのせいだ。ホントだよ。そもそもなんだよ、このルール組みだしたヤツよ。メキシコのあれか? レレーボス・インクレイーブレスを発案っていうか、アイデアの元にしたんだろうけど、こんなに気持ちがついてこない試合もなかなか珍しいよ。パートナーとタッチもしたくねぇし、同じコーナーに立ちたくもねぇ。(ヒロムが話しかけてくると)しゃべるな、お前な。俺がしゃべってんだよ今。まぁ、いいや。そういうわけで明日は俺1人でこの2人に勝つつもりでやるので、ワト君の頑張るチャンスがあるかどうかは分かりません。だから『やってられませんね』とか言うんだったら、別に来なくたっていいよ」

▼ワト「しっかり俺は俺を貫きます」

▼デスペラード「そ、そういう話だった? 今。まぁ、いいや」

▼ヒロム「どうも皆さん、はじめまして。クジ引きの神様・高橋ヒロムです。いやぁ、勝ちました! 皆さん、見て分かる通り、この2人(ワトとデスペラード)は非常に仲が悪い! ということは! 仲のいいヒロムちゃん&チワワ組は最高のタッグチームになると思います! これはもう新友情タッグの結成と言ってもいいと思います! 俺は凄く楽しみにしております! 石森さん、よろしくお願いいたします!」

▼石森「新友情タッグ? このタッグ、何の意味があんのかわかんねぇけど、それよりも明日の試合後バックステージで、まぁワトには質問ないんだけど、俺からデスペ、ヒロムに対してのシン・大質問に対してどんな答えが返ってくるのか? それが楽しみで仕方ないよ。俺はそれしか興味がない! ってなわけで、今日はここまでだ」

※写真撮影の際、ヒロムと石森が衝突。ヒロムが右手を差し出して

▼ヒロム「明日は思いっきり戦いましょうよ。それをみんなも見たいだろ!」

※石森は無視して退席。デスペラードも退席し、ワトとヒロムの二人で撮影

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