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11/5【AEW】柴田勝頼がAEWデビュー、10ヶ月ぶりファイトは米国マット キャシディとの熱戦をマイク・タイソンが解説

『AEW Rampage』米ニュージャージー州アトランティックシティ、ボードウォーク・ホール(2022年11月4日※現地時間)

 柴田勝頼が“米AEWデビュー"を果たした。オレンジ・キャシディのオールアトランティック王座に挑戦し、敗れども現地ファンからの大歓声を浴びた。

 負傷欠場で一時は生死の境のさまよいながら、今年1月の東京ドーム大会で愛弟子・成田蓮と通常ルール戦を繰り広げて奇跡の復活を果たした柴田。だが、その後は新日本のカードに名を連ねることはなかった。

 一方で今年6月に行われた新日本&AEWの合同興行では、独特の“無気力ファイト"で大人気のキャシディと急接近。11月に入るとAEW再登場を果たしてキャシディの王座に挑戦を表明し、10ヶ月ぶりのファイトはまさかのAEWが舞台となった。

 最近開設した自身のツイッター・アカウントに「This is the way」(これがそのやり方だ)と記してから、ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールに登場。あのマイク・タイソンがTV解説を務めるなか、まるでスタイルの違うキャシディと熱闘を繰り広げた。

 キャシディもポケットに手を突っ込みながらコーナーへの串刺し低空ドロップキックを放ったり、あぐらをかいて無気力な張り手を連発するなど、柴田の土俵に上がりながら持ち味を発揮。柴田も武者返しや串刺し低空ドロップキック、そして卍固めといった得意技を容赦なく繰り出しつつ、バックドロップの打ち合いや張り手の相打ちも展開して試合は熱を帯びた。

 終盤にはキャシディ必殺のオレンジパンチを浴びても崩れず、逆にスリーパーからのバックドロップで決定機を作り出す。すかさずPKを狙ったものの、そこにカウンターのオレンジパンチを合わせられて3カウントを聞いた。

 敗れども好勝負で“AEWデビュー"。試合後にはノーサイドでガッチリと握手し、キャシディが“代名詞"のサングラスを柴田にかけると、現地ファンも敬意の喝采を送った。“人生をかけてプロレスをする男"柴田が選んだ新たな「道」の行方に注目だ。

プロ格 情報局